自分語りをする

夜だから。

Twitterで「20歳の自分へ」みたいなタグを見かけて思い出した。昔から私の思い描く「未来の姿」は変わっていなかった。

中学生の頃からだったと思うが、詳しくは覚えがない。なにせ、あまり子どもの時の記憶が無い。記憶喪失とかではなく、たんに覚えていない。昨日食べたものも曖昧な毎日をおくっている。


「未来の自分」はこうだ。

まず、すこし暖色かかった真っ白な空間で向こうを向いている。髪は肩にかかるくらい。華やかな感じでもなく、その辺にいそうな感じ。清潔感はある。よかった。

あと小さな子どもと手を繋いでいる。性別はわからないが、この子も向こうを向いている。まだ小学校低学年くらいだろうか。子どもの歳はよくわからないので、もっと小さいのかもしれない。この子も清潔感がある。

不思議とこの子とは血の繋がりは感じていない。

だけど子どもは「未来の自分」を嫌っていたり、知らない人レベルには見ていなさそうだ。


「やっぱり、あの子と血は繋がってないんだ」とふと思ったのは卵巣に病気が見つかって、その手術をした日だった。

全身麻酔から目が覚めた時にそう思った。

ずっと、子どもがいるなら旦那もいるハズなのにと不思議だった。(あまり頼ってないのかなとこの時は思っていた。)

この病気は不妊症の原因のひとつとされているらしく、まあ確実に不妊症になるわけでもないし結婚の予定もないし、と気にしてなかったのだけれどこの時はそう思った。

今でも結婚の予定はないので、あまり気にとめていないことだが、あの「未来の自分」は三十代だと思っている。

その代に入っているが、まだこたえはない。

あの子は誰なのか。どうして私は一人であの子と手を繋いでいるのか。なにを考え、どんな感情で二人並んでいるのか。なにを見ているのか。

なにもわからないし、正直、思い込みなんだろうなとは思っている。

何度も定期的に繰り返す夢のように同じ場面を繰り返し思い出しているだけなのだ。

ハウツー本とか意識高い系みたいな話で、「なりたい自分を思い描くとそちらへ向かっていく」と聞いたことがある。

それならば、これは私自身が思い描いてしまっているもので、結婚願望がないのもこのイメージに引っ張られているだけなのかもしれない。

少しでも良い方向へかえたいが、とりあえずあの子が笑顔ならいいのだろうか。


日常です。 愚痴などは有料にします。あまり公開するようなものでもないけど、吐き出したいだけなのです。