仕事の都合で少しだけ東北へ行っていました。 ずっと部屋にこもって仕事をしていた反動でか、空の広さとか山の大きさとかすべてが美しくて嬉しくてちょっと泣きました。情緒は環境に左右されるのだ。 その帰りにずっと行きたかった青森県立美術館に寄りました。 いまやっている展示は「この世界と私のあいだ」というもので、個々の作品自体はとてもよかったけど、個人的には常設展的な枠組み以上の感動はなかった。 （作家が集められているのは贅沢をあじわえるけど集められた意味を考えてしまうっていうのを常
・ニューヨークに住んでいる友人と近況報告をし合った。 時差は11時間、私が夜を過ごしているのに友人は朝の生活音と光の中にいた。 「おやすみ」と、電話が切れたとき、電話を切るのにいちばん適したことばは「おやすみ」かもしれないなとこれから1日を迎える友人のことを考えながら眠った。私が終えてしまった1日をこれから過ごす人がくれるおやすみ。 在宅で電話やzoomが増えて、終わるのが苦手なのを思い出した。 プツンと切れるのは便利ですこし寂しい。 ・１周どころか５周くらいして超朝
一人暮らしを始めてから繰り返し見る夢のひとつに「起きられない夢」がある。 この夢は（記憶にある限り）自室で目覚めるところから始まって、 そこからいろんなパターンの酷い事がおこる。 例えばチャイムが鳴ったので出ると謎の殺し屋風の男たち（文字にするとチープですね）が押し入ってきて拷問されたり、自室から火があがったり、信じている人に酷い暴言を吐かれたり、かと思ったらその人がどろどろに溶けていったりと、バリエーション豊かな絶望シチュエーションに襲われる。 私は途中で夢だと気づく事
こんにちは。 ●映像日記 https://youtu.be/FcVKvJYkhNQ 「RIVERSIDE HEIGHTS」というショートフィルムを作りました。 自分で見るたびにこんな偏屈で好き放題している作品のエンドロールに人の名前がたくさん載っていることに嬉しくなってしまいます。 タイのパタヤで上映されて、ありがたい意見を頂きながら、「理解されようと努力すること」と「理解されなくてもいいと思えること」という２つをバランスよく持つことと今後も向き合っていかなければ
こんにちは。 ●散歩日記 越してから銀座が近くなったので時々散歩している。 銀座には昔から好きなギャラリーがたくさんあるので、時間がある時には寄りながら歩く。 ポーラミュージアム、ggg、エルメスギャラリー、資生堂ギャラリー、ガーディアン・ガーデン、G8。 小さいのもあげればキリがない、気になるけど入ったら出られなくなりそうだな…と入っていないところもたくさんある、曲がり角が多くて、何度歩いても道が覚えられないのでそういうところに二度と行けなくて後悔したりする。 上京す
こんにちは。 ●ふるえる日記 先日新宿シネマカリテで観た大九監督の「勝手にふるえてろ」がとてもよかったです。 夢と現実の狭間のような恋の咳き込むくらいのリアリティのバランスが気持ち悪く気持ちよくて、あと渡辺大知（黒猫チェルシー）がかわいかった。ヨシカの松岡茉優も三つ編みコンビニ店員の柳俊太郎もオカリナの片桐はいりもみんな人間だった…。エンディングのベイビーアイラビューの爽快感もぜんぶよくて、よすぎて、泣きながらとぼとぼ帰った。もう一回観たい。 ●お題箱お返事 全部は
