心理学って諸刃の剣!?
このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字お越ししているものです。
「心理学は諸刃の剣。自分を愛するためにも自分を傷つけるためにも使える切れ味鋭いナイフのようなもの。」
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どうもこんばんは。
カウンセラーの根本でございます。
いつも聞きくださいましてありがとうございます。
ということで、今日は東京のホテルの方に来ておりましてこの収録をしております。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
東京はなんかずいぶん寒いですね。
もう半袖ではちょっと外を歩くのが厳しいぐらいになってきておりますけども。
今日はそんな中で個人セッションをしたりとか、取材を受けたりとかっていう一日でございました。
今日のテーマは昨日のブログの内容をお話ししようかなと思っておりまして。
「心理学って諸刃の剣なんですよ」と。
使い方によっては危険なんだけど、注意が必要なんですよなんていうところをお話させていただければと思います。
よかったら最後までお聞きください。
ということで心理学って、コンビニなんかにも「人の心を操るブラック心理学」みたいな、そういう本が出てたりとか、マインドコントロールだとか、それから人の心を読むだとか、そういうなんか使い方があって、テクニカルなものとして紹介されることもまぁまぁありますよね。
僕はちょっとそういうものは学んでないので、正直よくわからないんですけども。
たしかに人の心を読んでいったりとか、それからある意味では自分の狙いというか、思いというものを相手に思い込ませるようなテクニックっていうのは多分あるんだろうなっていうことは想像に難くないんですね。
これはちょっとテクニカルの話はちょっと話と逸れるんですけど。
たとえば僕がお話してる、普段からお話している心理学についても、使い方によっては自分を傷つけるように使っちゃいますよねっていうところは皆さんもお感じかなっていうふうに思います。
とくに心理学を学び始めたころっていうのは、新しい知識とか見方っていうものが手に入るので、すごく新鮮で面白くなったりとか、それからもっと知りたい、もっと学びたいっていう気持ちというふうになるっていうことはよくあると思うんですけども。
一方で、自分に厳しい人とか完璧主義な人とか、あと総じて真面目な人とかの場合は、「あれができてない」とか、「けっこう頑張ってきたつもりなんだけどまだまだ自己肯定感が低いんだ」とか、あるいは「自分の価値がわかんないっていうのはどうかと思う」とか、「なんか自分が本当にやりたいことを今やってるのかどうか」みたいなことが疑問に思ったりとかして。
けっこう心理学っていう、ものの見方っていうのを手に入れたことによって、それを自分を責める材料に使ってしまうっていうことがけっこうあるのかなっていう気が僕はしています。
そういったご相談もご報告もありますし、言ってみればいろんな方が多かれ少なかれ、そういった点をもしかしたら体験してるのかなっていうふうに思います。
たしかに「分析ツール」の一つみたいなものがありますし。
たとえば「自分が今幸せじゃない」っていう状況っていうところを見ると、やっぱりなんか問題があのかなっていった問題探しをするようになったりとか、あと自分の欠点を探すようになってしまったりとか。
実はその方がもともと持っていたパターンっていうのが、やっぱり心理学っていうのは一つのツールみたいなものですから、それを使って今度は自分を責めると。
やってることは変わらないっていうふうなことになるので、とくに最初のころっていうのは新たに得た知識を使って、逆に自分を責めてしまうなんていうこともあり得るのかなっていうふうに思います。
本来は心理学っていうのは分析ツールの部分と、もう一つの側面がやっぱり「癒しのツール」っていうところがあって。
たとえばいろんな問題の中にも、価値があり、才能を見出すことっていうのが可能だとか、それから自己肯定感の考え方ってからすれば、そんな自分というのを丸ごと認めてあげようよって。
「それが今の自分なんだからしょうがないやん」みたいなね。
そういったものの捉え方・見方・自分自身の解釈の仕方っていうことをすることによって、自責の念を止めることができたりとか。
やっぱり「愛」っていうところが土台にあるのかなと思ってるので、よくお話するテーマ・ネタとしては罪悪感の量と愛の量は比例するんですよと。
「罪悪感が強いってことはそれだけ愛が強いってことなんですよ」っていうことにもなりますし。
また自分が今抱えてる問題とか慢性的な問題から逆算すると、そこにあなたの才能を見ることができますよっていうふうに、いわばポジティブな使い方、それを人を愛するために、自分を愛するために使うものであって、傷つけるための道具ではないんですよね。
ただ僕はもう20年以上この世界にいて、やっぱり心理学って面白いなって未だに思っているんですけども、それだけやっぱり強力なツールであるということは「諸刃の剣」ってよく言うんですよね。
よく切れる包丁は肌もよく切れますよみたいな感じでね。
リスクは当然伴うんですけども、その裏側にあるのはやっぱり心理学っていうのも使い方を変えれば、間違えれば自分を傷つけ、人を傷つけ、関係性を壊すっていうことにもなっちゃうわけですよね。
だからやっぱりその使い方っていうことはすごく大事だし、基本は「自分自身を愛するために。自分を幸せにするために。自分を喜ばせるために使う物」っていうところで、僕はやっぱりそこはお伝えしておきたいなっていうふうに思います。
もちろん心理学って、時々僕も言ってますけど、「ああ言えばこう言う学」みたいなところがあって、その時の状況とか都合によっていかようにも言い方を変えられてしまうっていうのがあって。
そうすると、いかようにも自分を責めるように持っていくこともできる一方で、いかようにも自分を救う・自分を愛する方法として使うことっていうのも可能なんですよね。
だから自分を責めないように自己肯定感で自分を受け入れていくとか、たくさん問題があって、その問題の影にどんな才能があるのかっていうことを見つけていったり、それから自分が今まで生きてきたプロセスの中に、どれくらい素晴らしい価値を与えてきたのかっていうことを見直したりとか。
感謝っていうツールを使って、愛と繋がったりとかっていうような、そういうかたちで癒しをつくるっていうことも心理学は可能にしてくれるんですよね。
なので、皆さんがまず心理学を学んだり興味を持ってたら、自分を知るために、自分を肯定するために、自分の中にある才能とか魅力に気づくために、まずは使っていただいて。
それを今度応用して人生に使っていく。
自分の人生に対して、より良い道、自分にとって幸せな方向にこの知識とか見方っていうのを使っていただければなっていうのがカウンセラーの立場としてもそうですし、やっぱり自分は20年以上この世界に関わってきて言えることかなと。
それを僕らはカウンセラーというかたちで、その見方を今度はお客さん・クライアントさんに提供させていただいたり、ブログであれば読者に、Voicy・YouTubeであれば視聴者さんたちにお伝えしていくっていうことで、やはりその基本としては「そんなに責めなくていいですよ」と。
「あなたにも素晴らしい価値っていうのがあって、魅力があってね、愛されるべき存在なんですよ」と。
さらに、「あなたの人生の中では様々な問題が起きてきたかもしれないんだけども、その裏側にはものすごく才能があったりとか、価値や魅力っていうのがたくさんあって、そして愛っていうものがあってね。あなたってこんなに素晴らしい人間なんですよ」っていうことをお伝えできるような、そうお伝えしていきたいなっていうことで、そういう情報発信のようなことを僕はさせてもらってるつもりなんですよね。
だからとっつきにくいところがあったり、理解に苦しむものがあったりとか、あるいはやっぱりちょっと完璧主義・理想主義の方とか真面目な方ほど、心理学を使って自分を責める道具として使っちゃうっていうことがあると思うんですけど、それってやっぱり正しい使い方ではないのかなと。
責めるようにも使えるっていうことは、逆に言えば愛するようにも使えるっていうふうに思うんですよ。
なので、そこで得た知識から自分の魅力や価値を知る。
それから人間関係で言えばそれを人に与えていく。人の価値や感謝を送るとか。
それからビジョンを描く、ライフワークというか将来の幸せなビジョンというのを描いていくと。
こういうところを一つ視野に入れていただくと、どんどんどんどん自分自身が改善って言うとあれですけども、自分自身がより良くなっていくっていうことが実感できると、「あぁ、これってやっぱり使えるじゃん」と。
だから僕は本当にクライアントさんとか読者の皆さん、視聴者の皆さんに、「成功体験」っていうのをしていただきたいなと思って。
「こういうふうに心理学を使ってみたらすごく楽になりました。気分が良くなりました。なんかうまくいきました。なんかすごく幸せを感じる時間が増えました」みたいなね。
そういう体験していただくと、さらに上手く使えるように、まずはそこの「成功体験」を目指していきたいなと思っております。
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