失恋や離婚の後遺症について。
このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字お越ししているものです。
「今の彼が過去彼たちとは全然違うタイプになるのはなぜ?~失恋を機に自分も変わり、恋も変わることもある~」
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どうもこんにちは。
カウンセラーの根本でございます。
いつも聞きくださいましてありがとうございます。
今日は失恋ネタといいますか、離婚後でも同じことが起こるんですけども。
なんか失恋した後なかなかキツくて立ち直れなかったりとか、それからけっこう引きずってしまったりっていうことはあるかと思いますけども、それによって恋愛パターンが変わってしまうとか、好きな人になるタイプが変わっちゃうっていうお話をさせていただきたいと思います。
「失恋の後遺症」というふうに思っていただければいいかなと思います。
よかったら最後までお聞きください。
ということで、失恋とか離婚とか、そういう大きなハートブレイクがあった時にすぐに立ち直れる場合はいいんですけども、大好きだったとかすごく将来を夢見てたとか、それから突然すぎてとか、付き合ってる期間が長くてねとかっていう場合には、なかなかの痛みっていうのが残ったりするんですよね。
回復するのに本当に数ヶ月どころか、年単位の時間がかかってしまったりとか。
それがきっかけで、なかなか好きな人ができなくなっちゃうなんていうこともあろうかと思います。
失恋とか離婚のカウンセリングをしてると、けっこう心の話だし、失恋ということに対してずっと引きずってしまうっていうことをネガティブに捉えるっていう人もけっこう多いし、周りから見ると「もう立ち直ってるんでしょ」みたいな感じで言われてしまうこともあって。
そうするとちょっと温度差ができて、寂しくなったりすることもあると思うんですね。
だからカウンセリングとかでは、「もしさ、そんなにひどいっていうことはさ、やっぱりけっこう大きな病気をしたのと同じなんよ」とか、「めちゃくちゃ後遺症が残るような事故にあったみたいなもんなんよ」っていうことで、軽く扱わないようにお願いすることもあるくらいなんですよね。
「失恋ってさ、もし病気だったらさ、どれくらいの重さだと思う?」みたいなね。
「もし怪我だったらどのくらいひどい怪我だと思う?」っていうことを想像してみると、「あぁ、じゃあ無理ないかな」っていうふうに受け入れられること。
つまり引きずってることを否定するっていうことはあんまりよくなくて。
早く立ち直らなきゃとか思えば思うほど、自分の傷にグサグサとナイフを刺すようなことになっちゃいますよね。
そこはちょっと注意したいなというところでございます。
それで今日は、その後の話をネタとしていただきましたのでブログの方でも書かせていただいたんですが。
「好きな人になる人のタイプが変わっちゃって、今までと全然違う人を好きになっちゃった」っていう話なんですけど。
それ自体は別に僕は問題じゃないかなっていうふうに思うんですね。
ただそこで、恋愛してる時の自分っていうのが全然自分らしくないとか、自分を出せなくなっちゃったとか、あるいは幸せになれないようなタイプの人を好きになっちゃってるなんていう場合に、カウンセリングのネタとしてあがってくるんですね。
その時にどういうふうに問題見ていくのかっていうふうにいうと、「失恋の後遺症への捉え方」っていうことを改めてお話しさせていただくことが多いわけですね。
たとえば今回のケースだと7年前の大失恋というのがあって、4年苦しんで立ち直ってきたみたいな感じで、そのまま3年間なかなか好きになる人現れなかったっていう、大事故にあったわけですよね。
で、そうなった場合に、たとえばその彼のことを手放して次の恋に進もうっていって、今好きな人ができてお付き合いできてるっていうのは、とてもハッピーな話ではあるんですけども。
そこでなにが自分にとって問題なのかっていうふうにいうと、その失恋によって、いわゆるその恋愛観みたいなものがガラって変わってしまったりとか。
それから、その失恋によって立ち直る間にさまざまな葛藤や取り組みをしていくうちに、自分自身のキャラが変わってしまうっていうことがあり得るんですね。
「自分が変わった」っていうのはすごく大きいかと思うんですけど。
その時に自分自身が変わっていくっていう部分について、どういうふうに捉えるのかっていうと、これがもしかするとしんどい方向に変わっていくっていう場合がけっこう多いわけですね。
自分がしんどい方に変わるってどういうことかっていうと、たとえば「好き好き好き好き!」みたいな感じで「幸せ~!」みたいに自分を表現していて、すごく楽しくて幸せだったけど、その恋がバーンと終わってしまったとすると、今度そこでなにが出てくるかっていうと、「幸せになれないような自分」っていうのをそこで描いていったりするわけですね。
たとえばバーンって感情を出してたとするならば、その感情を出さないようにしていくとか、つまり自分を表現しないようにしていくとか、傷つくことっていうのがすごく怖くなるので距離を縮めないようにするとか。
それから自分自身が前の恋で「これがダメだったんじゃないか」「これがうまくいってないんじゃないか」「これが原因じゃないか」と思って、その部分を抑圧しちゃったりっていうことによって、魅力を発揮できなくなっちゃったよとか、要は後遺症っていうふうに呼んでるんですけども。
そうすると、自分本来の魅力であったりとか、自分がしたいことであったりとか、好きなことであったりとか、恋愛を楽しむっていうことができなくなっちゃったなんていう話もあるんですね。
今日の元ネタさんが、今の恋を楽しくないのかどうかっていう話はちょっとそこまではわからなかったんですけども、カウンセリングの中で出てくる例としては、けっこうよくあるのがこのパターンだったりするんですね。
だからそのある失恋を機に、それ以降本当に人のことが好きになれなくなっちゃったみたいな感じだったりとか、けっこう距離のある恋ばっかりするようになっちゃったとか、好きな人のタイプが変わっちゃって自分にとってあまりハッピーでないような、そういうような恋愛というものをするようになっちゃったなんていう話があるんですね。
たとえばカウンセリングの中で「恋の棚卸し」みたいな話をよくするんですけど。
今まで自分が付き合ってきたり好きな人だったりっていうのを、列挙していく、並べていくわけですよ。
そうすると、これは皆が皆そうじゃないですよ。
ある人達の中には、ある人をきっかけに、それまでと付き合い方であったり、好きになるタイプだったりとか、恋愛の仕方っていうものがガラッと変わっちゃったシーンっていうのがあったりするんですね。
ターニングポイントになってる恋愛っていうのがそこにあったりするわけです。
たとえばそれまでは「ずっと一緒にいたいな」っていう恋をしてたのに、ある人以降は「まぁ月に1回会えばいいや」みたいな感じに距離が空いてるとか。
それまでは「ちゃんと結婚を考えられる人とお付き合いする」っていうふうにしてたんだけど、それ以降は「ちょっと結婚できないんじゃないかな」みたいな感じの人に変わっちゃってるとか。
相手のキャラが、今回のネタ元さんのように「なんかいきなりちょっと難しいタイプに変わっちゃった」みたいな、そういうふうなケースっていうのもあるわけですね。
それで幸せならいいんですよ。
それで幸せならいいんですけども、なんか自分らしくないな、恋愛してても面白くないな、楽しくないなみたいな感じで恋愛が進んでいくと、そこに大きな「?」マークをつけながら恋愛を進めていくことになるので、これはちょっとしんどいんじゃないの?っていう話になるわけですね
なので、いわゆるそこに恋愛の後遺症っていうのがあって、それがちょっと引いてるんじゃないのと。
だから元彼とよりを戻したいとかっていうわけではないんですよね。
元彼とよりを戻したいのではなくて、その後のいわゆる痛みであったり、辛さだったりする時に、それを二度と体験しなくて済むようにそういった恋愛を回避していくような、そんな変化があるとして、そして今自分が幸せでないなって感じるんだったら、ちょっともう1回そこと向き合ってみるのもありかな、なんていう話をすることが多いわけですね。
つまり自分がターニングポイントになった恋愛っていうのを、もうちょっと振り返ってみませんか?と。
とくに「後遺症」っていう面について、たとえばそこですごく自分を傷つけるようなことをしてしまった、自己否定してしまったりとかね。
すごく我慢するようになったとか、早く立ち直らなきゃと思って恋愛よりも仕事の方に意識を向けたとか、あまりにも苦しいからめちゃくちゃそこで自立しちゃったとか。
なにかそこにあった「変化」っていうものが、その後の恋愛に影響を及ぼしてる可能性が高いわけですね。
なのでそこをちょっと見つめていきませんか?そこを処理していきませんか?っていうような提案をしていくことが多いですね。
だから思い当たる方は、ぜひその恋愛・失恋後の自分の変化、自分の気持ちとの向き合い方なんかに着目してみると、いろんな気づきが得られるんじゃないかなと思っております。
ということで、今日はそんなお話をさせていただきました。
最後まで聞いていただきましてありがとうございました。
根本でした。
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