その態度って親密感への恐れ?それとも嫌われてるから?

このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字起こししているものです。

この話の元記事はこちら!
「相手があたしのことを嫌いになってする行動と親密感の怖れから取る行動の違いとは?」

***

どうもこんにちは。

カウンセラーの根本でございます。

いつもお聞きくださいましてありがとうございます。

ということで、2本続けて撮っているんでございますけども。

今回は、「けっこうこれあるあるよね」っていうケースをご紹介していきたいなと思います。

「それって嫌われてるのかな?それとも親密感への怖れからなの?どっちなの?」っていうことをお話したいと思いますので、よかったら最後までお聞きください。

そして、フォローとかチャンネル登録もぜひよろしくお願いします。

で、パートナーシップの中で、ロックマンでも野良猫でもを追いかけてる女性が、カウンセリングにいらして、「この態度って私のこと嫌いなんかな?」とか、「それとも単に親密感への怖れからこういう態度を取ってるのかな?」っていうようなテーマが上がることってちょこちょこあります。

今回ブログで紹介した方のネタもそんなお話だったんですけども。

皆さんはどうでしょうか?

彼の態度、または彼女の態度が親密感への怖れからこういう態度をとってるのか?

それとももう純粋に自分のことが嫌いというか、嫌だからそういう態度をとってるのか?

この区別ってつくでしょうか?っていうところでございます。

難しいんです。

はっきり言って難しいです(笑)

なので、明らかに「それって親密感への怖れだよね」っていう場合もあるし、「嫌われるよね」っていう場合もあるんですけど。

この曖昧な領域っていうのがあって、「うわ~・・・どっちもあり得るなぁ」なんていうことも正直あるので、もう本当に個別ケースっていうことになってしまうんですが。

今日はその明らかな部分から、ちょっと曖昧なところまで踏み込めるかわからないんですけども、お話をしていきたいなと思います。

親密感への怖れっていうのは、2人の距離が縮まると、これ以上親密になることが怖くて距離を置きたくなったりとか、離れたくなったりする。

これを「シャッターを下ろす」とか「逃げる」とかっていうふうにお話をします。

で、たとえばそれが純粋に、逃げるっていうのがどう出るかっていうと、音信不通になったりとか、連絡が来るんだけどそっけなくなったりとか、冷たくなったりとかっていう部分もあるし。

中には暴言を吐いたり、すごく攻撃的な態度を取ってくるなんていう場合もあったりします。

なので、「嫌われたんかな・・・?」っていうふうに思っちゃうこともあるし、それから「なんか私悪いことしたのかな」っていうふうに自分が思う場合もあります。

ただ親密感への怖れって、じゃあ相手だけ一方的にあるのかっていうと案外そうでもなくて、自分の中にもしっかりあるんですね。

それが向こう側が明らかになってるだけで、だからすごく親密になっていることに対してお互いが怖れて、なにか問題が起きるっていうことが多かったりします。

で、もちろん嫌われてる時も暴言を吐かれたりとか、拒否されたりっていうことをするので、態度だけを見ると親密感への怖れから来てるのか、それとも嫌われてるのかって区別がつきづらいと思うんですけども。

実際は親密感への怖れを感じるためには、親密感を感じるぐらいまでの距離が縮まらないとダメなんですよね。

だからたとえば、なんだかんだ言いながら会うことができたりとか、それから連絡がなんだかんだ言って途切れずにあったりとかっていうようなケースで、そういった突然音信不通になったりとか、拒否されたっていうことであれば、嫌われたっていうよりも、親密になることが怖いのかなっていうふうに見ることができるんですね。

とくに、この親密感への怖れっていうのが出るのは、距離感がなんかのタイミングですごく一気にパッと縮まった時なんですね。

パッと縮まって、「うわ!怖っ!」っていってパッと逃げるっていうのが親密感への怖れなんですよ。

だから会ってない状態で、親密感への怖れからこういう攻撃が来るっていうのは、実はあまり考えられなくて。

なにかしら親密になったあとに起こること、まぁ起こるというか、それが出てくるっていうことなんですね。

だから非常によくあるのは、彼とデートして、すごく1日楽しくて、ラブラブですごくお互い愛し合って、すごくいい雰囲気で、このまま付き合えるんじゃないかなみたいに思ったと。

翌日から彼の態度が急変して、すごく冷たくなって、そっけなくなっちゃったと。

で、この場合は明らかに親密感への怖れだなっていうふうに感じます。

それから2人で会う約束をして話をしているんだけども、会う約束がもうある時点でポイントなんですけども、会う約束をしてるんだけど、なかなかタイミングが合わなくて・・・みたいな。

で、なんだかんだ言いながら「もうやっぱりいいよ」みたいな感じで、会えなくなってしまうとか、あとドタキャンされてしまうっていうことも、親密感への怖れかなみたいなふうに出てきたり。

もちろんお互いに結婚とか、親に会うとか、一緒に住み始めるなんていうような話が出た途端にそっけなくなるなんていうのも、親密感への怖れとしてすごくわかりやすいなと思います。

つまり親密感への怖れを感じるためには、それだけ「距離が縮まる瞬間」っていうのがないと感じられないわけですね。

だからそれで怖くて暴言を吐いてるっていうふうな見方もできるわけです。

まぁその暴言を許すかどうかっていうのはちょっとまた別問題なので、今日はちょっとそこは深く掘り下げませんけども。

これは親密感への怖れだなっていうふうにわかります。

で、嫌われてる場合っていうのは、もう純粋に会いたがらないとか、拒否される、既読スルー、未読スルーになる。

すごくたとえば感情的に言ってるんじゃなく、冷静に「ちょっとこれ以上近づかれては困ります」みたいなことを言われるとか。

そういった状況であれば、嫌われてるっていうよりは、自分に興味がないというふうに解釈した方がいいのかなと思います。

この辺はどう違うかっていうことを、自分ではなかなか考えにくいところがありまして。

というのも、とくに思い込みが激しいとか、とても情熱的っていう方は、やっぱり思いが先行してしまうので、相手の態度っていうのを自分が意識しないうちに、都合のいいように解釈したいんですよ。

で、まさに傷つきたくもないですし、嫌な思いもしたくないですし、好きな気持ちはあるので、そうすると相手の態度を「これって、こういうことだよね。本当に照れちゃって」みたいな感じで、曲解するっていうことがよくあるんですね。

で、どんどん嫌われるっていうことなんですけど。

やっぱりこれは、とくにその思い込みが激しいとかっていう自覚がある方っていうのは、「自己判断には注意しようね」っていうのがポイントで。

だから本当に嫌われるっていうか、本当に相手が嫌がってるのに、「えぇ?それって親密感への怖れでしょ」って言ってズイズイ相手に近づいていって、本当に嫌われてしまうと、もう本当に拒絶されてしまうと。

もしかするとチャンスはあったかもしれないんだけども、そこでもうそのチャンスすら逃してしまうなんていうもったいないことが起こるんですよね。

なので、自分が相手の態度とか表現っていうものをどう捉えているのか?っていうこと。

これをある程度やっぱり客観的に見る目があった方が、僕はいいなと思うんですよ。

だから友達に相談される人ってたくさんいると思いますけど、友達だったりカウンセラーに相談して、「これってどうなんですかね?」みたいに、「親密感の怖れだと思うんですけど、本当なんですかね?」とか。

「彼は私のこと本当は好きだと思うんですけど、どうなんですかね?」みたいな感じで、ちょっと相談してみるっていうこと。

で、客観的な目を入れると。

1人の人の意見はどうかと思うんですけども、もしいろんな友達が、「いや、それはちょっとやりすぎだよ」とか、「それはちょっと違うんじゃない?」みたいなことを言ったら、友達の意見もちゃんと受け入れるっていうことが大事ですよ。

「いやいやそんなことな~い!」っていって突っ込んでいって玉砕しても、誰も幸せにならないっていう問題になりますからね。

だから自己判断、とくに思い込みが強い方っていうのは自己判断というのはすごく危険だし、その上で自分自身が冷静に判断できるようになっていくっていうことがすごく大事なんです。

それと、もう1つあるのは、今度は親密感への怖れ側なんですけども、仮に親密感への怖れっていうのを相手側が示していて、拒絶するなり、既読するなり、暴言を吐くなりっていうことがあった時に、好きだから頑張る、もっと乗り越えて親密になりたいっていう目標を持つことはすごく大事です。

で、僕も応援してます、それはね。

だけど、「それがやっぱり今の彼の態度なんだ」っていうことをちゃんと受け止めることも大事だっていうことなんですね。

たとえそれが親密感への怖れが出たとしても、「人としてどうなのよ?」とか、「それって信用失うじゃないの」とか、「それはあまりにもひどくない?」みたいな態度ってやっぱり出るわけですね。

で、そういうケースってやっぱりあちこちでよく聞くんですけども、僕としては「よう頑張ってるよね」って思うと同時に、「でも、それって自分キツくないですか?しんどくないですか?」っていうふうに思うことって多いんです。

だからそういう時はちょっと距離を引いたりとか、自分磨きの方にエネルギーを向けて、もっと関係性を親密感を得られるように自分自身のケアって忘れちゃいけないんですよ。

そしてそういう態度をとる彼のことを本当に好きなのか?愛せるのか?愛したいのか?っていうことについても、やっぱりすごく見ておかなきゃいけなくて。

そこで無理やりやったところでお互いボロボロになってしまう。

で、そのあとの恋愛も上手くいかないってなったら、これなんだ?と。

やっぱり誰も幸せになってないんですよね。

だからその親密感の怖れだろうが、目の前にそういう態度を取ってる彼っていうのは、ちゃんとどっかで「大人の目で見てあげる」っていうことが大事なんじゃないかなというふうに思います。

ということで、今日は親密感への怖れからの態度なのか、それとも嫌われてるからの態度なのかっていうところをお話をさせていただきました。

参考にしていただければ幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?