寂しさはどう癒したらいいのか?

このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字起こししているものです。

この話の元記事はこちら!
「寂しさを外からのもので埋めようとしてはならない。~まずは自分を愛すること。そして、自己充足。~」

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どうもこんにちは。

カウンセラーの根本でございます。

いつもお聞きくださいましてありがとうございます。

ということで、また今日はだいぶあったかい穏やかな一日でしたけども、大阪はね。

皆さんいかがお過ごしでしょうか。

ということで秋が深まってくると、冬が近づいてくると、ひたひたと寂しいっていう感情が出てきちゃう方ももしかしたらいらっしゃるのかもしれないですね。

そういう季節ですよね。

「寂しさの本」っていうのも、ちょっと今年の夏ですけど出させてもらいまして、けっこう好評をいただいてるんですけども。

この間もちょっとブログのネタにさせてもらったんですけども、その寂しさについてカウンセリングさせてもらって、その話をネタにさせてもらったので、よかったらブログの方もお読みいただきたいんですけども。

「寂しさってどうやって癒やしたらいいんだろうか」っていうお話を、今日は10分と短い時間ですけどもお届けして参りたいと思います。

寂しいっていう感情は、誰もが感じたこともあるし、なんなら今も感じてるよっていう場合もあれば、普段気にしないんだけどある瞬間にふと寂しくなったりとか。

あるいは最近とくにずっと寂しいんですみたいな話もあるでしょうと。

で、ほとんどの場合、その寂しさっていうものをなにかでごまかすとか、なにかで埋めるっていうことを僕たちはけっこうやりがちなんですね。

まぁ悪いわけじゃないんです、決して悪いわけじゃないんですけども。

たとえばスケジュールをいっぱい詰め込んで寂しさを感じる暇をなくしたりとか、それから刺激の強いもの、お酒だったりとか、恋愛とか、ギャンブルとか、セックスとか、そういったもので寂しさっていうものをごまかすっていう気はないんですけど、なんとか寂しさを感じないようにするっていうことはよくやりがちなんですよね。

だからハードワーカーになってしまう人も、常々異性を追いかけるとか、友達と会うとか、なにか刺激物を与えることによって麻痺させる場合もあれば、でもそういった刺激の強いものっていうのは一個大きなリスクがあって、お察しの通りですけども依存症みたいな感じになりやすいっていう傾向もあるわけですね。

ある瞬間に寂しさをなにかで埋める。

お酒でごまかす。

でもお酒も酔いが覚めるとまた寂しさが襲ってくる。

じゃあそこでお酒を飲んで寂しさが紛れたからっていうある種の成功体験をするので、またお酒を飲んでしまう。

そして酔いが覚めると寂しくなるということを学習するので、なんなら酔いが覚めないようになるために、常にお酒を体に入れるようになるみたいなね。

そんなシンプルな、単純なことではないんですけども、そうやって僕たちはいろんなもので寂しさをごまかしてしまうわけですね。

ところが、その寂しさ本体っていうのは一向に消えないんですよ。

つまりお酒にしても、仕事にしても、セックスもしても、外側から与えられる刺激っていうものは一時しのぎになる、痛み止めの薬にはなるかもしれないんですけども、もともとのその本体の寂しさっていうのは残念ながら消えないという特徴があるわけですね。

だからどうしたらいいのかっていうと、やっぱりちょっとそことガッツリ向き合っていきましょうよっていうことになるんですね。

で、寂しさっていうのを癒す基本っていうのは、「つながり」っていう言葉・表現になります。

つながりっていうのは、大きい言い方をすれば「愛を感じてる状態」っていうふうに言いますかね。

だから一般的には人とのつながりっていうふうにイメージされやすくて。

それも間違いではないんですけども、本質的に見ると「自分自身とのつながりをどう取り戻すか」っていうことが鍵になります。

つまり、その寂しさっていうものを感じてるのは自分の心、自分のマインドなわけですよね。

それを外側のものからなんとかしようとしても、一時しのぎにしかならないので、自分の内側から、自分の内面からその寂しさと向き合うっていう勇気が必要なんですけども。

これが寂しさという感情は本当に胸を掻きむしりたくなったりとか、場合によっては非常に自己攻撃に変わってしまったりとか、感じるのがすごく嫌で惨めで虚しいものですから、あんまりここと向き合うっていうのは実はすごく勇気がいることだったりするんですよね。

だから本当に一人でそれをやった方がいいのか、あるいはカウンセラーなどのサポートを受けながらやった方がいいのかっていうのは、けっこう難しいところなんですけども。

目的とするところは「自分とのつながりを取り戻すこと」。

じゃあ自分とのつながりを取り戻すってことは、なんか切れちゃってる部分っていうのがあるわけですね。

それは大きく言えば、「愛を感じられなくなってしまってる自分」っていうのがいるわけです。

もちろん100%感じられないわけではなくて、ある部分がブツッと切れてしまってるような状態なわけですね。

だから本当にシンプルに言えば、自分がいかに周りの人から、今まで出会った人たちから愛されてるのかっていうことを感じるとつながりっていうものは取り戻せるわけですけども。

でもなかなかそれも感じにくくなっていくので、ここは本質的な部分とどう向き合うのか。

一つは、よく「自分との対話」っていう表現を僕はするんですけども。

自分の心の声を聞くっていうことなんですね。

自分の心が今なにを言ってるのか。

どう思ってるか。

なにを感じてるのか。

そこをと向き合う・対話するっていうことです。

それは自分の意識っていうものを、少し自分から離して自分を客観的に見るような、俯瞰してみるようなイメージとして捉えることができるかなと思います。

自分と自分の対話をするわけです。

自分と友達が会話をするように、自分自身と話をしてみるんですね。

その時にポイントなのが自己肯定感なんですけど、「否定せずに聞く」っていうことなんですね。

自分の心の声がたとえば寂しいとか、あるいはなにも言わないとか、怒ってるとか、すごく悲しんでるとか、そういった自分としては受け入れたくない状態にあったりする。

そういう声が聞こえることもあります。

そもそも聞こえないなんていう場合もあると思います。

で、そうした時に、一つ一つ対話を重ねるようなイメージで心の声を聞いていく。

それを「あぁ、そうなんだね。そう思っちゃうよね、そう思ってんだ、なるほど」みたいな感じで、友達の話を聞くように自分の心の声を聞いていくと。

シンプルなんですけども、どストレートなやり方です。

ただこれは寂しさがすごくキツイ時なんかっていうのは、なかなかその対話っていうところができないわけです。

だからそういう時は、なにかでごまかすっていうか、なにか違うものでなんとかするっていうのも、僕はアリだとは思ってます。対処療法としてはね。

歯が痛い時に、歯医者さんに行きたいんだけど、もう夜で歯医者さんが閉まってるよっていう時に痛み止めの薬を飲むって別に悪いことじゃないじゃないですか。

だから歯医者さんが開くまでの間、その痛み止めで止めてあげるっていうことも悪いことではないんですよね。

で、その自分の心とか、自分の体も含めてですけども、その声をただただ受け入れてあげる、受容してあげるっていうことが、自己肯定感にもつながるんですけども、寂しさを癒す方法だったりします。

それから本質体にっていう部分でいくと、第二弾としておすすめしたいのが、よく「自己充足」っていう表現を使います。

「自分で自分を満たしてあげる」っていう試みです。

自分との対話っていうのも、その一つとして数えられるわけですけど。

どうしたら自分が笑顔になれるんだろう。

どうしたら自分が喜ぶんだろう。

どうしたら自分はワクワクできるんだろう。

どうしたら自分はもっと愛を感じられるんだろう。

ということで、セルフカウンセリングというかセルフコンサルみたいなイメージなんですけども。

自分自身をどうやったら喜ばせてあげられるかっていうことですね。

そこをちょっと研究というか、追求というか、こだわってみるんですね。

で、すぐに答えが出なくてもいいし、すぐに行動できなくてもいいんです。

これは考えるだけで全然いけます。

で、そうやって「こうしてみたらいいかな」と、たとえば映画を観るということだったりとか、料理を作るということだったりとか、ちょっと体を動かしてみるっていうこととか、どんなことでも構いません。

長期的に見るとなにかものを育てていったりとか、誰かをサポートするっていう与える姿勢ってことが非常に重要になってくるんですけども。

これも「自分自身に与える」って意味では非常に有効なやり方になるんですね。

自己充足、自分が自分を満たす、自分が自分に与えるっていう意識です。

これは問題があるのは、その寂しさをなんとかしたいと、もう自分をその寂しさから解放してあげたいとか、自分で自分を喜ばせるっていうことに対する許可っていうのが必要なんですよ。

そうすると罪悪感とかがまた絡んでくる場合もありますし、自己嫌悪とか自己否定が強い時なんていうのは、とても自分を喜ばせようなんていう気になれないので、だから勇気がいるっていう表現をしたりとか、覚悟がいるっていう表現をしたりするわけですね。

でももう本当になんとかしてあげようと思って腹をくくれたならば、自分で自分を喜ばせる、自分自身に与えるっていうことにチャレンジしていくと、その寂しさっていつの間にか緩和されていきます。

なくなるものではないです。

緩和されていきます。

ただこの試みをしていくことによって、人間関係も驚くほどに軽くなったりとか、変化が訪れるので、腹をくくれれたらぜひチャレンジしてみていただけたらなと思います。

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