奪われる恐れ、侵略される恐れのルーツと対処法
このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字お越ししているものです。
「他人に「奪われる怖れ」「侵略される怖れ」とは何か?そして、その対策について。」
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どうもこんにちは。
カウンセラーの根本でございます。
いつもお聞きくださいましてありがとうございます。
ということで、今日は神楽坂のセミナールームにて先ほどまでオンラインで講座をやっておりまして、その後に機材をそのまま残してこちらの撮影をしております。
今日はですね、これもしかしてけっこうちょっと薄々持ってる人が多いんじゃないかなっていうテーマなんですけど。
「他人に奪われる怖れ」とか「侵略される怖れ」っていうことについてお話をしていきたいと思いますので、よかったら最後までお付き合いください。
これはですね、様々な感覚・感じ方があると思います。
「奪われる怖れ」っていうのも、たとえば恋人を他の人に取られる怖れっていうふうにも言えますし、自分のものっていうのを誰かに取られるっていうことも怖れとしてあるかもしれないですけども。
他にも誰かにエネルギーを奪われるっていうね、すごく労力を奪われてすっごい疲れるんだよね~とかっていう場合もあれば、あと時間を奪われるっていうね。
ビジネスマンにとってはですね、けっこう重要なテーマかもしれないですし、あとは自分の成果とかね、実績っていうものを誰かに奪われちゃうっていうような、そういうケースっていうのも考えられます。
要は物理的なものもあれば、なんか感覚的なものっていうのもこの怖れっていうものはけっこうあったりするんですよね。
それから「侵略される怖れ」、これは侵略っていうと、なんとなく国家間の戦争みたいなイメージがあるんですけども、要はなんか自分の心の中に土足で入られるような嫌悪感であったりとか、
自分のプライベートな空間、部屋とかもそうですけど、プライベートなところに誰かがドカドカと入り込んでくるような怖れってふうに言い換えてもいいのかなって思いますけど、皆さんはいかがでしょうか。
そういう感覚をお持ちでしょうか。
今日はいつも通り、ブログに挙げたネタをもとにこのお話をさせていただいてるんですけども。
この侵略される怖れとか奪われる怖れっていうのってどこからくるの?って言うとですね、だいたいオカンとかね、たまにオトンとか、この辺りがやっぱり出てくるのかなと。親ですよね。
で、よくあるケースをちょっと取り上げてご紹介したいなと思うんですけども。
とても過干渉なお母さんだったりとか、非常にコントロールしてくる親だったりとか、あるいはですね、すごく心配性で、そして色々と結果的に過干渉・過保護になっちゃってるような場合っていうのもありますし。
それからなんでも管理したい、まぁこれもコントロールの一種か。
これもね、管理したいとか把握しておきたいっていう欲求からですね、子供を支配するような、そういう親っていうのが珍しくはないのかなっていう感じがしますね。
で、そういう親の元で育つと、要は自分の自我を持ち始めた3、4歳ぐらいの頃から、「自分の世界」っていうものを僕たちは創り出すんですね。
それはおままごとをやったりとか、おもちゃで遊んだりとか、空想だったりとか、なにかそういう世界で遊ぶことを覚えるんですけども、それって自分だけの世界にたとえばお母さんがズカズカと入り込んできて、ノックとかしてくれたらいいんだけど、もう本当にドアをバーンと開けて入ってきて、そこにお母さんの気に入らないものがあったら破壊したりとかですね、それからぐちゃぐちゃにしたり否定したり怒ったりっていうことが起きちゃったりしますし。
あるいはですね、その世界にあるものを「こんなもんダメでしょう!」っていって奪っていく。
これが物の場合もあるんですけども、よくあるのがそういったエネルギー的なものですよね。
たとえば自分だけの世界に他人が入り込んでくるっていうのは、パーソナルスペースっていう意味でもすごく緊張感が出ますし嫌悪感も出ますよね。
それがたまにだったらいいんだけども、そういった過干渉気味なお母さんっていうのは、もうのべつ幕無し入ってくるみたいなね。
常に中に入ってきてしまって、もう本当にぐちゃぐちゃになっちゃうんだよっていうような感じになります。
それでプライバシーというか、自分の世界っていうのを本当に荒らされてしまって、ハートブレイクする、心がとっても傷ついちゃうっていう経験をするんですが。
その後にどうするかっていうと、僕たちはそのお母さんの侵入を防ぐために“壁”を作るわけですね。
壁っていうのを作っていきます。
そしてお母さんが入れないようにするんですけど、向こうはこっちを生んだ親ですからね、そのぐらいの壁なんて簡単にブチ抜いてきたりするわけですよ。
じゃあダメか・・・と。
で、また分厚くて高い壁っていうのを作っていく。
でもそれでもお母さんに侵略される。あるいはお母さんにその中に入ってきてなんかを奪われていくって経験をする。
より強くて堅固で、そして高い壁を作っていくってことを繰り返していくわけですね。
だからこのお母さんに侵略されたりとか奪われたっていう経験がある方っていうのは、必然的に高い壁を心の中に作り上げて、人が入り込まないようにするっていうことを癖づけるようになります。
なんかね、進撃の巨人みたいな話になってきてるんですけど(笑)
ところがお母さん専用の壁なんですけども、人間関係においてもその壁が出てきてしまって要は人に心を開けないとか、それこそそのままですよね、人に対して壁を作ってしまうとか。
それから人と仲良くなるのにすごく時間がかかるとか、他人に対する不信感っていうものがなかなかぬぐえないっていって親しくなることができない等々のですね、問題というのがそこに勃発してくるわけですね。
で、何度も何度も侵略されて、それを否定するっていうかカバーしていくんですけど。
なかなかやっぱりそこで癖になってしまうと、当然ですけども実際そんな人が周りにいなかったとしても、その奪われる怖れとか侵略されてしまう怖れっていうのがつきまとうようになっちまうわけですね。
それで人間関係であったりとか、とくにパートナーシップのような距離の近いところにおいて、様々な問題というのを抱えるようになったりします。
パートナーはできるんだけども、より親密になるということに対して非常に抵抗があったりとか。
それから心を許すとか心を開くっていうことがなかなかできないので、お互いの関係がギクシャクしたままになったりとか、向こうがガッと来られると怖くて逃げちゃったみたいな、そういった問題につながっていくことも多々あると思います。
そうしてですね、自分自身の心の中にあるそういったパターンっていうのがですね、いわゆる現象化っていうことをしていくんですけども。
それでどうしたらいいのかっていう話になるんですけど。
「じゃあそんな壁もいらないし必要ないからさ、捨てなよ」とか言って捨てられるんだったら、とっくにできてるわけですよね。
要は子供時代にぐちゃぐちゃにハートの中をされてしまったと。
自由がなく、そしてすごくコントロールされるっていう、すごく窮屈な、そういった束縛感のある中で育ってきたっていうような背景があるのであれば、やっぱりその感覚っていうものが大人になっても残ってしまうんですよね。
なのでやっぱりそういったちょっと歴史をさかのぼるというか、親との関係をもう1回振り返りつつ、いわゆる手放しとか許しとかっていうようなアプローチを取っていくっていうのがまずは一つ目の重要なポイントになるかなぁと。
で、そこでたとえば人によってはコントロールされるが故にですね、反抗期がなくて、そして常に自分を抑圧的に生きてしまうパターンっていうのを持ってる人もやっぱりいるわけですね。
そして抑圧的なパターンっていうのを持ってる人ほどですね、やっぱり先ほど申しました人間関係の問題も出てくるし、かつ自分らしく生きるっていうことが非常に困難になってしまうわけです。
なので、ライフワークを目指してもちょっと難しくなっちゃうよっていうことで、やっぱり「当時の自分自身を助けにいきましょうか」と。
こういうセラピーとかアプローチって僕はけっこうやります。
子供時代の自分っていうのを救いに行こうよって。
子供時代の自分を自由の世界に解放してあげようよっていうことで、内なる子どもとの対話、「インナーチャイルドワーク」とかっていうふうに一般的には言われるんですけども。
そういったワークとかね、セラピーとかっていう形でなくても、昔の自分っていうものと大人の自分っていうので向き合っていくっていうことを、ここでやってみたりする。
そして自由な子供のインスピレーションであったりとか、そういった元気だったりとかパワフルさであったりとか、それからな人懐っこさもあるかな、様々なそこにね、才能を呼び戻していくと、この怖れっていうものからは脱却できるんじゃないかなっていうふうに思っています。
ということで、最後まで聞いていただきましてありがとうございました。
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