完璧主義者や理想主義者は人から愛されにくい!?

このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字お越ししているものです。

「完璧主義者や理想主義者はなぜ人から愛されにくいのか?」

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どうもこんばんは。

カウンセラーの根本でございます。

いつも聞いていただきましてありがとうございます。

ということで、最近すっかり蒸し暑い日が続いている大阪でございます。

今日はちょっとマシだったんですけどね。

だんだん夏っぽくなってきましたねということで、梅雨はどこへ行ってしまったんでしょうか、というとこでございますが。

皆さんいかがお過ごしでしょうか。

今日はですね、ちょっと痛い人には痛いお話で、「理想主義者・成果主義者と言われる人は人からちょっと愛されにくいよね。ハッキリ言うと嫌われやすいかもよ」っていうお話をさせていただきたいなと思っております。

理想主義者とか完璧主義者っていうのは僕の本でもね、色々と出てきて。

ここに並んでるものでいくと、こういった「いつも無理してるなと思った時に読む本」っていうところで完璧主義者・理想主義者、その他のパターンであったりとか。

「7日間で決められる自分になる」という本でも少しそういった話に触れてたりもしますので、詳しく知りたい方はぜひご一読いただければなと思ってるところでございますけども。

完璧主義者っていうのは何事も完璧にやろうとする人で、キチっとカチッとみたいな感じでちゃんとするっていうような意識が強い人ですね。

「ちゃんとしなきゃ」っていう意識っていうか、そういうふうにいつも思って、なにに対しても思ってしまうタイプの人。

理想主義者っていうのは理想を掲げてそこに向かって頑張る人なんですけども、それだけ聞くとすごく良いことに聞こえるんですけども。

この理想っていうのがいわゆる高すぎるハードルであったりとか、他者と比べた上でこうあるべきみたいな姿とかであって、理想をかけてるがゆえに常に自己否定につながっているっていうところで。

「こうすべきなのに自分はできてない」とか、「本来ならこれくらいできなきゃおかしいのに私はダメだ」っていう、理想の自分と今の自分を比較してですね、自分にダメ出しをし続けてしまうパターンの人を理想主義者っていうふうに言います。

もちろんね、完璧主義者にしても理想主義者にしても自分らしいというか、自分が本当にやりたいこととか好きなことっていうのに向かって生き生きと楽しそうにやってて、結果的に完璧主義になってるのであれば別に僕は問題ないと思うんですけども。

その一方でですね、理想主義者のところでお話ししたように常々自分を責める・攻撃する・否定する、そういった癖が出てきてしまってるというケースが非常に多いんですね。

これがちょっとポイントとなる部分でして。

僕たちの中でやっぱり自分自身が目指すものであったりとか、もちろん正しくあるとか、それから完璧に物事をやり遂げる、きちんとやり遂げるってことが悪いわけではないんです、もちろんね。

そこを目指すことが悪いわけではなくて、でもその反動で自分のことをめちゃくちゃ責めてますよね、自分のことめっちゃ否定してますよねっていう状態だと、苦しいよねっていう話なんですね。

こういった理想主義者・完璧主義者の方々っていうのはけっこう自立的な人の中には多いというか、自立的な人の中には全員やっぱりあって。

僕の中にもやっぱり正直言うとあります。だからどう付き合っていくかって話になるんですけども。

やっぱりちゃんとしなきゃと思う時もありますし、こうすべきなのにできてないなぁなんていうこともあるんですけども。

昔に比べるとだいぶマシになってきたなぁという気はするんですけどね。自画自賛みたいな感じですけども(笑)

その中でね、自分の中で完璧を目指したりとか、キチっとちゃんとこうあるべきっていう理想を目指したりとかっていうところで、これが人間関係におきかえると非常にネガティブな結果を招きやすいっていうことなんですね。

いろんなお話ができて、ブログの方で詳しく今日は書いてるのでよかったらご一読いただけたらと思うんですけども。

たとえばですけども、自分が理想を求めて「こうあるべき」だと思ってると。

これは他者からの比較とか、世間一般的に見た時のこうあるべき論みたいなのを持ってくるんですけど。

これをですね、「他人に投影しやすい」っていうところがあるんですね。

他人に投影するっていうことは、たとえばパートナーに対しても、同僚・上司・部下に対しても、それから自分の子供に対しても、親に対しても、その理想の姿っていうのを求めてしまうというところが出てくるんですね。

たとえば理想の彼氏・彼女になってほしい。

理想の夫・妻であるべきだっていうふうに相手をコントロールしようとしたりとか。

そうでない部分を否定する。

「普通なぁ、嫁はこれぐらいはできるだろう。なんでお前はできねぇんだよ」みたいな感じで攻撃をしたりとか。

「上司って本当はこうあるべきなのに、うちの上司は全然そんなできてないんですよ。だからダメだと思います」っていうふうに言ってみたりとかね。

これがね、いわゆる正論であるので周りの人はなにも言えないんですけど、ただ嫌だなって気分がするだけでございます。

もちろん完璧主義っていうのは周りの人に対して完璧さをやっぱり求めるところがあって、ちゃんとしてない・できてないっていうことに対してイラってしやすかったりとか。

すごく完璧さを求めるので、こんな人が上司につくと部下の仕事を一つずつ細かくチェックするようなね、そんな人になったりすることもあります。

自分自身が理想主義・完璧主義であるからこそ、相手にもそれを求めてしまって煙たがられるっていうようなパターンで、愛されなにくいっていうところですね。

この辺はわかりやすいかなと思うんですけども、実は完璧主義・理想主義にはハマっている人の近くにいる人ってね、「安心感を得られない」っていう特徴があります。

安心できないんですね。

どっちかっていうとピシッと緊張してしまうっていう感じなんです。

ピシっと緊張してしまってる状態。

これがなぜかと言うと、理想を追いかけて自分に鞭を打って自分を否定して頑張ってるわけですよ。

完璧であるようにちゃんとしようとしてるんですよ。

緊張するんですよ、その姿って。

で、本人はずっとやってることだから慣れっ子かもしれないんですけども、他人からすると「おぉぉぉ・・・」みたいな感じで常に緊張感が走って安心ができない。

しかもですね、さっきも申しましたようにこれらの人達っていうのは、自分に対して厳しいんですよ、非常に。

本人は自覚ないですけど自分に厳しいんですよ。

常に自分にダメ出ししてるんですよ。自己否定してるわけですね。

となってくると、一緒にいると自分が否定されるような感覚というのが伝わってきてしまうんですね。

もちろん相手はいい人だし、他人に対しては厳しくすべきでないという、そういう理想を持って振舞ってたりとかしますから、本人は意識的にそんなものは出さないんですけども。

本人がそこに自分自身に対して厳しくしてる部分っていうのが伝わってきて、「なんか居心地悪いよね、安心感がないよね」っていうことになって、離れたくなるわけですね。

だから理想主義と完璧主義が強くなると、友達とかパートナーってできないわけではないんですけど、親密になるとすごく緊張感が高まってしまうので、少し距離の置いた、いわゆるドーナツ化現象みたいなことっていうのが起こりやすくなってきたりしますし。

それゆえにですね、これらの主義にハマってしまうと、いわゆる孤独感とか寂しさっていうところがずっと強く出てきたりするっていう傾向もまたあったりしますね。

理想主義と完璧主義っていうところっていうのは、もちろんポジティブに作用したら素晴らしいわけですけど、常々自分に鞭を入れて、理想にならなきゃって頑張るし、誰かと比較して自分を否定するし、それからちゃんとしなきゃっていうふうに思って自分を追い込んでますから、精神的に非常に疲れてる状態、いっぱいいっぱいの状態で余裕がなくなっていく。

で、この余裕がない状態ですから、当然ですけど隣にいる人っていうのも緊張感が出てくるわけですし、こういった主義にハマってる人っていうのは、口で言う台詞っていうのがけっこうキツイこと・厳しいことっていうのを自分自身が言ってたりするんですけども、いわゆる優等生とか良い人であるように演じたりとか、自分はできてますっていうふうに出張したりとか、自分はこんな夢を持って頑張ってますみたいなことをおっしゃるのですごいなぁとは思うんですけども、自己否定がベースになっているので素直に応援できなかったりするんですね。

そしてこの部分がちょっとこれはなかなか切ないんですけども、可愛い気のなさみたいな感じで出てきちゃったりするわけですね。

だからなんかとっつきにくい印象を与えたりとか、なんかツッコミどころがないような印象を与えてですね、それで人間関係っていうのがちょっと苦しくなってしまうわけですね。

僕のクライアントさんにもそういう方いっぱいいらっしゃるんですけども、多分そこまで理想主義とか完璧主義にハマる人ってどっちかというと逆のキャラを持ってる人が多いんですね。

つまり愛されるべき、たとえば天然だとか可愛らしさだとかツッコミどころを持っているにも関わらず、多分それを否定してちゃんとしようとするから逆効果になってんじゃないかなって。

そういうケースがよく見られるということで、今日は「完璧主義とか理想主義の人は人から愛されにくいよ」っていうお話をさせていただきました。

最後まで聞いていただきありがとうございました。

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