「もしかしたら姉がラスボスかもよ?~遠い上司には可愛がられるけど、近い上司には嫌われるのはなぜ?~」
このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字お越ししているものです。
「もしかしたら姉がラスボスかもよ?~遠い上司には可愛がられるけど、近い上司には嫌われるのはなぜ?~」
***
どうもこんにちは。カウンセラーの根本でございます。
いつもお聞きくださいましてありがとうございます。
今日はですね、「心の距離感」というお話はですね、こちらでもよくさせてもらってるんですけど、今特にですね、最近いろんなテーマに出てくる「ラスボス姉説」というね、話についてさせて頂こうかなということで。
世の中のお姉ちゃん達は「なにを!」みたいな感じになるかもしれませんけども(笑)
ちょっとね、「心の距離感」っていうところの話と、人間関係についてのね、トラブル・問題みたいなところに絡めながらちょっとお話をしていきたいと思いますのでよかったら最後までお聞きください。
昨日かな?ご紹介したネタ元さんの話によるとですね、ちょっと距離のあるね、人事課であったりとか、それから上司には可愛がられるんだけど、もっと近い距離の人ね、まぁ学校の先生だったりとか所属長だったりとかっていう人にはなぜか嫌われる運命になると。
皆さんもそういうことないですかね。
たとえば離れたとこの人との関係はうまくいかないんだけども、身近な人とはうまくいくとか。
いつも上司と喧嘩してトラブルを起こしてしまうんだけど、下の者とはけっこう仲良くなれるとか。
僕もですね、けっこう上からは可愛がられることが多かったんですけど、横のつながりっていうのはけっこう苦手だったなっていうことは昔ありましたね。
そういうのってどこから来るんだろうなーっていうところで、人間関係のバランスっていうところを見るので、家族関係の話によくなるんですね。
で、そこでたとえばお父ちゃんどうだったの?お母ちゃんとどうだったの?兄弟は何人?兄弟いるの?みたいな所からその人の関係性っていうところを見ていくんですけど。
一般的に目上の立ち場の人、上司であったりとか経営者・社長であったりとかっていうのは自分から見るとお父さん、あるいはお母さんっていうポジションの人になってきます。
で、もう少し近くなってきて、例えば職場の先輩であったりとかリーダーであったりとかマネージャーであったりとかっていうポジションの人っていうのは、兄・姉みたいな関係になってきてね。
後輩であったり部下であったりというところについては、弟・妹あるいは子供がいる場合は子供になってくることもあるんですけども。
そういうですね、自分を軸にしたその距離感・関係性と、生まれ育った家庭での距離感・関係っていうのはけっこう一致してくるんですね。
これはですね、たとえば男の人・男の上司とうまくいかないから、じゃあお父ちゃんと問題があったの?っていうことも多いんですけども、お母ちゃんとの問題があった人が上司との問題を持つということもあるので、ちょっと性別は必ずしもこだわらなくてもいいかなっていう感じがします。
大事なのは“距離感とその関係性がどうだったか”っていうところなんですね。
それで、けっこうよく僕の扱う事例と言うかね、カウンセリングとかで扱う話の中で出てくるのが、今日の話の流れでいくとですね、お父ちゃんとすごく仲が良かったので、そういう遠いところにいる目上の存在の人にはかわいがられるんだけども、お母ちゃんとお姉ちゃんとこの関係はちょっと問題があったので、もう少し近いところの人にはけっこう嫌われるんですよねっていうような、そういうケースがけっこうよくあるんですね。
で、「兄弟の心理」ってことになってくると、一人っ子の方であったりとか、姉がいる・妹がいる・弟がいる・兄がいる、色々なパターンがあって、何人兄弟っていうこととかでちょっと複雑化するんですけども。
けっこう僕はね、いろんなもう20年ぐらいカウンセリングさせてもらってきて、親子関係っていうのはいろんな本とかブログとか動画でも出てきますし、まぁまぁ自分としても意識が向きやすい領域なので、もちろん問題というも色々あって、なかなかクリアにならないこともありますけども。
ただ自覚としては向き合いやすい、向き合わなアカンのやろなーっていうことは分かりやすいんですけど、兄弟っていうのはちょっとね、ちょっとややこしいんちゃうかなっていうふうな印象っていうのを正直言うと持っております。
例えば僕がよく出会うクライアントさんていうのは20代から最近だと50代くらいが多いんですかね。
30、40代中心にして、その前後って感じなんですけど、みなさん大人になって来られてるわけですよね。
そうすると、それにともなって親も年老いていくわけですよ。
その結果ね、かつてはですね、色々と問題があった親も丸くなって落ち着いていくとかね、おじいちゃんおばあちゃんになってだいぶ弱ってきましたねっていう印象もあるので、まあまあまあもう許してやってもいいかみたいな。
まぁ言うてもな、お父ちゃんにそれ以上求めてもな・・・みたいな感じになってくるんですね。
そうすると、親子関係がこれよく話しますけど、親子関係っていうのが大人同士の関係性っていうのに昇華しやすいと。
ところがですね、兄弟っていうのは年が近いので、そのまんま当然ですけど年を取っていくわけですよね。
たとえば自分が30代だとして向こうも30代だったとして、その姉と妹の関係性、兄・弟とかでも他の組み合わせでも同じなんですけども、その関係性はけっこう子供の頃からキープされたまんま大人なっていることが多いんじゃないかなと。
しかも親を許すみたいのはね、あちこちから話を聞くし、まぁそこがベースなんだろうなっていうことも分かるので、そこと向き合うというところにエネルギーを割くわけですけど。
兄妹っていうのは、やっぱり元々、「親の愛情を奪い合う最大のライバル」なわけですよね。
で、しかも子供同士の付き合いって言うかね、子供同士なので、そこでは色んな葛藤とかもあって、「お姉ちゃんに支配されました」とかですね、「お兄ちゃんとよく喧嘩してましたがボコボコにされてました」みたいな話っていうのはあっちこっちで出てくるわけです。
もちろん仲の良い兄弟もいて全然オッケーなんですけどね。
で、そのわだかまりとか、嫌な気持ちとかってのはそのまま平行していくと、結局子供の頃に比べれば関係はましになったけど、別に今も仲いいかって言うと仲良くないんだよねみたいな、好きかと言ったらちょっと微妙だよねみたいな、そういう声もよく聞くぐらいなんですね。
ってなってくると、じゃあたとえばお姉ちゃんとの関係性を見つめなおそうとか、お姉ちゃんと向き合おうっていうことに対して、「いやー・・・」みたいなね。「いやぁ・・・ちょっとそこ抵抗あるんですよ」っていう場合がけっこうよくあるんですね。
要はすごく恨みつらみであったりとか、すごく我慢した・合わせた・犠牲したみたいなことがあるし。
もちろんこれ、姉の立場からすると妹は天敵っていう場合も当然あります。
今日はね、たまたまネタ元さんが妹の立場の方なのでそういう話をしてるんですけども、その逆っていうことも当然出てきますよね。
っていうふうに見ると、たとえばそこでお姉ちゃんとの関係も、親子関係と同じように“大人同士の関係性”に昇華していく必要があるんですね。
姉と妹なんだけども、だけど大人同士の関係性っていうのに昇華させていくっていうことが本当は必要なんですよ。
それが「成熟性」って言われるものなんだけど、でも、お互いがね、お互いの子供の時期からの、思い込みであったりとか葛藤であったりっていうのはそのまま持ち越されて大人になっていくので、しかもですね、まぁまぁまぁ言うても向こうもまだ元気いっぱいですからね。
父ちゃん・母ちゃんのように年とってないですからね。
ってなってくると、そこで許しがたい、やっぱりわだかまりが残る、ということで、けっこう「ラスボス姉貴説」っていうのは僕はけっこう支持をしてるところです。
もちろんこれはね、全てのケースに当てはまるわけじゃなくって、そういう話もありますよという体で聞いていただきたいなと思うんですけども。
それくらいですね、やっぱり兄弟の葛藤っていうのは、けっこう癒やしずらいっていうか、癒やしずらいっていうと変ですけど、ちょっと色んなわだかまりっていうのを残しやすいなって気はするんですよね。
なので、けっこうそこで問題がどんどん膨らんでしまうっていうことになるので、そのあたりはですね、ちょっと腰を据えて、そしてやっぱり感情的なわだかまりってけっこう出てくるので、そこを見つめることがすごく必要だなっていうふうに思っています。
このあたりはですね、「お恨み帳」が大事だったりとか、もちろん感謝であったりとか、あとね、年が近い分だけ恥ずかしさっていうのもけっこう出やすいんですね。
特にお姉ちゃん側の方に出やすかったりします。
妹側の方はお姉ちゃんに対して色々持ってる気持ちっていうものを、なかなか出す機会がなかったので溜まってるっていうこともあるんですよね。
なのでそうやって気持ちの整理をしていくと、その兄弟の関係を投影している人間関係・職場の人間関係なども改善されていきやすいなっていうふうに思ってるところでございます。
ていうことで今日はですね、姉を中心して「兄弟の心理」とですね、「人間関係」についてお話をさせていただきました。
参考になりました幸いです。
ということで最後まで聞いていただきましてありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?