アレ?なんでできないの?と思ったらやり方を考えるより感情に注目すべし!

このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字起こししているものです。

この話の元記事はこちら!
「出産してからいざとなると性欲が消失してしまう問題~その前後の感情や感覚を繊細に観察してみると見えてくるものがあるのでは?~」

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どうもこんにちは。

カウンセラーの根本でございます。

いつもお聞きくださいましてありがとうございます。

ということで、今日は雨の大阪でございますけども、皆さんいかがお過ごしょうか。

最近、寒暖の差が激しいですね。

なんか春だけど寒くなったり、暖かかったりとか、体調を崩しやすいので皆さんもお気をつけください。

僕も気を付けたいと思います。

今日はちょっと専門的な内容になるかなと思いますけども、「あれ?なんで?と思った時には、頭で考えるよりも感情・感覚の変化、動きを見た方がいいんじゃない?」っていうお話をさせていただきたいと思います。

抽象的な話なんですけども、よかったら最後までお聞きください。

で、今日は例によってブログを元にお話させていただくんですけども、出産を機にちょっと自分の感覚の変化があって、旦那さんとの夜の営みの時に性欲がスンと消えてしまうっていうネタをご紹介したんですけども。

これは出産前後っていうところの違いだったりとか、なにかしらの影響っていうものがあるのかなと思う一方で、僕からの提案としては、「その性欲がスンと消える前後の自分の感覚・感情っていうのを見つめてみるといいよ」っていう提案をさせてもらったんですね。

で、こういうケースって、「いや、今までは普通にできてたんだけど、今までは好きだったんだけど、なんか最近つまんねぇな」って思ってることだったりとか、「前はなんか気軽にできたことが、最近ちょっとできないな」なんていう時に使えたりとか。

今までだったら普通にできたこと、たとえばメールの返信というか、LINEの返信ができたのに、なんかできなくなっちゃったみたいな時に、頭で考えてどういうふうにしたらできるようになるのかっていうことを考えると思うんですよ。普通はね。

「前はできたんだから、今もできるでしょ」っていうところなんですね。

ところが、それで解決する分には全然いいと思うんですけども、なんかそれではなかなかうまくいかないと。

で、同じ現象が何度も続きますということになると、心の方の変化がなにか起きてるんじゃないかな?っていうふうに見ていくわけですね。

だから、カウンセリングとかでもそういったテーマはそれぞれ仕事に関してとか、夫婦関係、パートナーシップに関してだとか、お仕事の具体的な内容とかも含めて、よくこのビフォーアフターみたいなね。

なにかがきっかけっていうわけじゃないんだけども、なんか前は全然できてたのに、今はちょっとできなくなっちゃったとか、すごくなんか気が重たくなっちゃったみたいな時に、なんらかのやっぱり「感情の変化」っていうのが起きてるっていうふうに見ていくんですね。

で、その感情の変化っていうのが起きてる時に、それをどう解釈するのか?っていうところでよくあるのは、たとえば性欲がスッと消えちゃうとか、やる気がフッとなくなっちゃうみたいな時っていうのは、なんらかの「抵抗」が心の中で起こってるっていうことを、僕らとしては想定するわけですね。

感情的に言えば、怖れだったりとか、怒りだったりとか、それから不信感、嫌悪感とか、場合によっては罪悪感とかが出てきてる場合もあって。

そういう感情が出てきたから、やる気をスンとなくしてしまうっていうことになってると。

で、「あ、そうなんだ。なんか怖いみたいだな。なんか嫌みたいだな」っていうことまで気づくと、そこから感情をたどっていくっていうことをカウンセリングではよくやるんですね。

そういったたとえば夫婦関係の夜の営みに関して、なんか怖れとか嫌悪感が出てくるとするならば、なんか心当たりありますか?みたいなふうにお聞きしたりとか。

過去にも同じようなことありますか?みたいなふうにお聞きしていくと。

で、そこでたとえば今回のケースだと、お父さんのことだったり、小学校の頃の性的いたずらっていうところのトラウマだったりっていうところが、もしかしたら影響してるんじゃない?っていうふうに見ることもできますし、それ以外にも、今回のケースは出産っていうところが1つのトリガーになってるので、出産前後で自分の意識の変化っていうのがどうなってんだろうねっていうところも見ていったりもします。

たとえば母になるということで、新たな業務・新たな立場ですので、とくに慣れない子育てなんかをしてると、膨大なエネルギーをやっぱりそっちにぶち込むわけですよね。

ってなってくると、やっぱり夫婦関係っていうところは相対的にエネルギーが落ちてしまうので、たとえば母である時間が長いと、そこから妻、あるいは女っていうところに意識を切り替えた時に、その母作業を頑張ってた時のストレスや疲れが女になった時にドッと出てくるみたいな、そういったような感覚になってる可能性もあるわけです。

この辺って本当に聞いてみないとわからないので、あくまで可能性なんですけども、たとえば仕事モードで頑張ってるときは元気に向けたんだけど、仕事が終わってプライベートモードになったらドッと疲れが出てきちゃうってこと、皆さんも経験があるかと思うんですが。

そんなふうにモードが切り替わったりとか、母から女へとか、仕事モードからプライベートモードみたいな感じで、モードが切り替わった時に、楽になって安心した、ホッとしたっていう時に、その前のモードの疲れとかストレスっていうのがドッと出てくるみたいなことっていうのもよくあるんですね。

なので、そういう可能性もあるかもしれないなっていう点に今日は突っ込めないんですけども、そのあたりも感情の変化、気持ちの変化っていうところを見ていくと、たとえば仕事のモードの時はすごく緊張してるし、やらねば、頑張らねばみたいな感じで、「ちゃんとしなければ」っていう意識でやってましたと。

でもそれがプライベートになった時に、「あぁ、ホッとできる。安心できる。くつろげる」みたいなふうになった時に、それまで感じていた感情が出てくるっていうことは想定されるわけですよね。

で、そういうふうに「どうやったらできるようになるか?」っていうふうに考えることが多いかと思うんですけども、「なんでそうなったんだろうな?」っていうことを知る上でも、自分の感情の変化、感覚の変化、意識の変化っていうところを、注意深くっていう表現をするんですけども、そこはどうなってるのかな?っていうふうに感情を見ていくと、「あぁ、なんか疲れてるみたいね」とか、「古傷がうずいてきてるみたいね」っていうことがわかってきたりします。

ちょっと今日のネタをもう少し詳しく解説をすると、今まで夫婦で子供がいない夫婦の場合は、「夫と妻」っていう関係なんですけども、どっちかっていうと恋人関係の延長みたいなふうに捉えられるかと思うんですね。

で、そこに子供が生まれると、突然2人が「母と父」になるわけですね。

パパ・ママになるわけですよ。

ってなってくると、家族っていうものが自分の中で意識として芽生えますし、母親業、父親業っていうのが新たに出てきますよね。

これはもう人生初の役割でございます。

そうすると、自分とパートナーと子供っていう関係が家族っていうふうになるので、その時に自分の子供時代の家族と感情的にリンクしていくんですね。

なので、子供時代にたとえば父親のことを嫌悪してるっていうことになると、自分たちの家族に対しても、父親である夫に対して嫌悪が出てくるっていうことが出てきたりとか。

「もう大丈夫、処理された」と思ってた古傷が、子供に投影してすごく過保護、過干渉になってしまうとか。

そういった環境の変化とか、役割の変化っていうものが、過去の類似した関係性を呼び起こすっていうことがけっこうよくあるんですね。

なので、けっこうこれって「パターン」っていうふうに呼ぶわけですけど、そうすると旦那が悪いわけじゃないんだけども、なんかすごく嫌悪感を感じてるなと思ったら、「あぁ、これはお父さんを投影してんだな」と。

「旦那にお父さんを見てるんだな」っていうふうに気づくと、本質的な問題はお父さんとの関係っていうことになりますし、「子供時代の自分が感じていたことをこの家族に対して見ているな」と思えば、インナーチャルドワークとかもありますけども、心の中にいる自分の幼い部分、子供の部分っていうのと向き合っていくっていうことが解決の方法なんですね。

だから、どうしたらその場合旦那とうまくいけるのか、どうしたら旦那とちゃんと今までみたいな仲良くできるのかって考えた時に、普通に生きてると、それが実家の関係性を投影してるっていうのはなかなか思いつきにくいんですよね。

これはお父さんと旦那が性格が似てるとかだったら、まだ思いやすいですけども、全然キャラが違うのにこういう投影って起こりますから、そうするとちょっと途方に暮れてしまうってこともあると思うんですね。

でも、可能性の1つとして、「あ、もしかして子供時代にお父さんに対して感じてた感情を旦那に投影してるのかな?」なんていうふうに見ると、「あぁ、なるほど。かもしれないな」っていうふうに見えるので、そうすると投影を外す、取り戻すっていうことも可能になっていったりします。

ま、そんなふうになにか問題が起きたりとか、なんか前とちょっと違うな、あれ?なんかちゃうなと思った時には、以前と今の感情の比較をしてみたりとか、じゃあ実際今なにを感じてるのかっていうところをちょっと見ていくことによって、過去に話が広がったりとかして、「あぁ、なるほど」っていうことが理解できるよっていうのが、今日のお話でございました。

「どうしたらいいかを考えるよりも、まず感じた方がいいよ」っていうのが今日の提案でございます。

最後まで聞いていいただきまして、ありがとうございました。

根本でした。

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