正解主義とは?そして、どうしたら手放せるのか?

このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字起こししているものです。

この話の元記事はこちら!
「「正解は必ずあり、それは一つである」という正解主義から脱出する方法~何事も否定しない自己肯定感的アプローチ~」

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どうもこんにちは。

カウンセラーの根本でございます。

いつもお聞きくださいましてありがとうございます。

ということで、今日も東京・神楽坂のセミナールームの方にやって参りました。

外はすごく風が強いんですけど、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

ということで、今日は「正解主義」っていうお話と、「そこからの抜け出し方」っていうところで、まとめてお話したいと思います。

よかったら最後までお聞きください。

そして、チャンネル登録・フォローの方もよろしくお願いします。

ということで、「正解主義」という言葉があります。

理想主義とか完璧主義とか、その中にそういった類のなんとか主義の1つで、正解主義っていうのがあって。

よくそういうお話をさせてもらってるんですけど。

この正解主義っていうのは、いわば「物事には答えが必ずある。そしてそれは1つである」という価値観・考え方のことを、正解主義って言います。

だから、たとえばパートナーシップのご相談で、仮に「こういう時はどういうのが正しいんでしょうか?」っていうふうに質問してくださったりとか、「職場でこういうトラブルが起きてるんですけども、どういう解決方法が正しいんでしょうか?」っていうこともそうですし、「婚活してるんですけど、どのアプリが一番正解なんですか?」みたいな質問もそうですね。

で、そういったすぐに正しい答えを探し求めてしまうとか、それから正しさにこだわってしまうとかっていう部分を、正解主義っていうふうに呼んでいます。

で、皆さんもご存知だと思いますけど、「これぞ決定的!」っていう方法があるならば、その問題はとっくに人類が解決しておりますので、それは問題じゃないということになるんですよね。

ということは、答えが出ない問題っていうことは、まだ解決方法が見つかってないというよりも、「解決方法が無限にある」っていうことを示します。

だからたとえば、婚活が成功しましたとか、ビジネスが成功しましたとか、ライフワークで飯を食えるようになりましたとか、病気が治りましたとかっていう人に、「え、どういう方法でそれをうまくやったんですか?」って聞くと、「いや、いろいろやったんですよね。あれこれやってみて、そしたらまぁなんとなくうまくいったんですよね」っていう答えをもらうことが圧倒的に多いんですけど。

なんでかっていうと、1つのことをパッとやっていって成功したっていうよりも、いろんなことを試行錯誤・工夫しながらやっていくうちに、ゴールにたどり着いた、目標が達成できたっていうことで。

これがたった1つの答えでゴールに行けるっていうふうに考えちゃうと、僕たちはめちゃくちゃ苦労するというか、しんどい思いをするっていうことになっちゃうわけですね。

でも僕らは自信がなくて、不安だったりとか、あと本当にどうしていいかわかんないときに、この「正解」っていうのを探す癖っていうのがあると思うんですね。

やっぱりお仕事でも、恋愛でも、夫婦問題でも、体のことでもなんでもいいんですけど、こういう問題が起きましたと。

たとえば、旦那に離婚切り出されましたと。

で、すごく不安になって怖くなった時に、離婚を避けるためにはどうしたらいいかを考えるわけですね。

で、どうしたらいいかを考えるときに、絶対に失敗したくないし、絶対に成功させなきゃいけない分だけ、正しい答えを探そうとしてしまうわけです。

なにが正しいのか?って。

逆に言えば、なにが間違ってるのかを知るっていうことでもありますね。

そうすると正しいたった1つの答えを探し続けるので、その間って行動が変わらないっていうか、行動ができなかったりしますし、その1つの答えっていうものを探すために、あれでもない、これでもないってやっていくうちに、どんどんどんどん窮屈になっていきますし、仮にこの方法がいいみたいなのを見つけたら、その答えに今度は執着するようになってしまいます。

と、さまざまな問題点っていうのがそこから波及して出てきちゃうわけですね。

なので、正解主義に嵌ると、すごく正しさにこだわって、あるいは正解っていう答えにこだわってしまって、すごく窮屈になったりとか、息苦しくなってしまったりとかっていうこともあるし、それからどんどんどんどん視野が狭まっていくので、融通が効かなくなったりとか、頑固になったりとかっていうふうになって、人から扱いづらい人みたいに思われたりっていうことにもなっちゃうわけですね。

なので、正解主義っていうのは、「手放せていくといいよね」なんていうお話になるんですけども。

それはどうやるの?っていう話なんですけど、もともとこの正解主義っていうのはどこから出てきたか?っていうと、1つはさっきの失敗とか不安を怖れて、「間違いたくない」という心理ですね。

失敗したくないっていう、失敗することへの怖れっていうところがまず1つの理由になりますし。

2つ目の理由としては、やっぱり失敗だけじゃなくて、なんか「間違えることは恥ずかしい」とか、あと「正解を出さないと意味がない」みたいな、そういった価値観っていうところも強くなってきます。

だから思春期からこの辺は強くなっていきます。

そしてなによりも、やっぱり学校の勉強というか、テストというか、試験というか、だいたい選択式の問題ってたくさんありますよね。

ある問いや設問があって、それに対して答えが4つ並んでいて、そのうちの1つは正解で、あとの3つっていうのは間違ってる。

じゃあその正解はどれだ?ということで、学力を図るためにそういった問いを作るっていうのはいいかもしれないんですけども、これがずっと、とくに受験勉強を頑張ってきた人の中には、「必ず正解がある」と、「問題には必ず正解がある」っていうふうな意識っていうのがついちゃったりするわけですね。

そうすると、結果的に大人になってもいろんなところで答えを探したり、正解を探したりとか、間違えるのが怖くなったりとか、失敗するのを怖れたりっていうことになっていくっていう流れなんですね。

なので、失敗することへの怖れとか、それから間違えることへの不安みたいなものと、あとやっぱり答えが1つって思いこみたい。

もちろんそうなんですよ、安心したいから1つと思いこみたいんだけど、「本当は答えって1つではないんだよね」っていうところを受け入れていく。

これがまず1つ、やっぱりおすすめしたいっていうか、基本的なことですね。

「答えって無限にあるんですよ」っていうふうなところですね。

無限っていうのは、自分にとっての答えっていうのがTPOによって変わってくるっていうことにも意味します。

たとえば、10代の時は試験前に徹夜して、なんとか一夜漬けで試験で間に合いましたけど、30を超えて一夜漬けで試験を受けようと思ったら、多分とんでもないことになると思うんですよね。

まぁできる人はできると思いますけど(笑)

これはなんでかっていうと、10代の時には正解だった方法が、30代になったら成功しなくなるということになるんですよ。

つまり不正解になるということなんですね。

また、体調のいい時と悪い時って当然正解が変わるわけですし、この辺りで正解が1つだと思ってそれに固執してしまったら、けっこう多分しんどい人生になるんじゃないかなっていうふうに思います。

で、これを自覚された方、正解主義を自覚したよっていう方に、よくどうしたらいいの?って、手放すにはどうしたらいいの?っていうと、これが今日のテーマっていうか、「1歩引く」っていうね。

1歩引く。

意識的に1歩引いてましょう。

答えが1つっていうか、正解主義に嵌ってしまってると、実はちょっと前のめりっていうか、ちょっと意識が前に出すぎちゃうっていうことがけっこうありまして。

それによって距離が近づいてしまうっていうのかな、だから結局距離感が近くなってしまう。

その対象に対してですけどね。

たとえば、自分は「これが正しい」って言ってて、夫婦で話し合ってる時に、奥さんが正しいって言ってることと、僕が正しいって言ってることが違ってると。

それはトラブルになる。

「正しさの争い」っていうトラブルになりますよね。

で、その時になにが正解か?っていうところで議論しても、平行線になってしまうわけですね。

なので、この自分が正しさにこだわってるなとか、正解を追い求めてるなっていう時って、どんどんどんどん近づいて視野が狭くなっていってしまうので、そこを1歩引くっていうイメージです。

で、1歩引くっていうイメージがどこにつながるかっていうと、「自分軸」っていうことなんですね。

自分軸っていうのはどういうことなのかっていうと、「自分は自分。相手は相手」っていうことで、それぞれ価値観違うよね、考え方違うよね、状況違うよねっていうことを認めるっていうことなんですね。

だから「私は私、あんたはあんた」っていうふうに、線引きをしましょうっていうことをよくお話してて、自分軸っていうことを伝えてるんですけど。

自分軸っていうのを確立するっていうことによって、結果的に1歩引く、こういう意識っていうことにつながっていくんですよ。

なので、皆さんがなにか正解にこだわってしまってるな、正しさにこだわってしまってるなとか、なにが正しい答えかを探すことに必死になってるなっていう時に、1歩引いて、「ちゃうちゃうちゃうちゃうちゃう」みたいなね。

答えって、1個じゃないわと。

たくさんあるんだから、正解を探すのって意味ないよねとか。

「あぁ、正しさにこだわってたなぁ。自分は正しさを主張してしまったなぁ」と。

だから1歩引くことによって、客観的にこの状況を見つめ直すということができたりするわけですね。

で、これは自分軸を確立するということにもなるっていうことなので、これは素晴らしいやり方じゃないかなというふうに思っているわけでございます。

ということで、「正解主義とその手放し方」を今日はお話させていただきました。

最後まで聞いていただきまして、ありがとうございました。

根本でした。

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