お酒を飲むと人格が変わる理由とその本質的な問題について~隠れた自分はなぜ生まれたのか?~

このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字起こししているものです。

この話の元記事はこちら!
「お酒を呑むと人が変わったようになってふだんとは違う自分になっちゃう心理~隠してる自分もほんとの自分。その自分を嫌うのではなく許していくこと。~」

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どうもこんにちは。

カウンセラーの根本でございます。

いつもお聞きくださいましてありがとうございます。

ということで、今日も快晴の大阪からお届けしております。

近くの公園はだいぶ人が集まってるというか、ピクニックといいますか、遊びに来てる方もいらっしゃるので、ゴールデンウィークを満喫されてる方も多いんじゃないかなと思っております。

ということで、今日はそんな流れでお話できるかもしれませんけども、「お酒を飲んだら人が変わっちゃう」という話についてさせていただきたいと思います。

よかったら最後までお聞きください。

そして、チャンネル登録とフォローもぜひよろしくお願いします。

皆さんは、お酒を飲む人でしょうか?飲まない人でしょうか?

私の周りにもけっこう飲む人もいれば、飲んでたんだけどやめた人もいれば、下戸な人もいるっていうところでございます。

僕もお酒はけっこう好きな方なんですけども、基本家ではもう飲まないことが多いですね。

ほとんど飲まないですね。

外に出た時に飲むかなっていうところだったりとか、もともとバーホッパーって言いますけども、あちこちのバーに行くのが好きで、そこで会話したりするのが癒しの時間になってるところもあって、出張中とかはけっこう行くことが多いかなっていう感じでございます。

あちこちで飲み会やったりとか、「根本は酒好きだ」っていうことをご存じの方も多いかもしれませんけども、実際はそういう感じで家では飲まないので、よく送り物でお酒をいただくんですけども、ほとんど家では消費せずに、なんか集まりの時に持って行ったりとか。

ワインセラーもそこにあるんですけども、ほとんど保管用になってますね。

全然飲んでないですね。

ということで、皆さんいかがお酒とお付き合いしてるんでしょうか?

昔はけっこう家でも飲んでたんですけどね。

で、「お酒を飲むと人格が変わっちゃう」っていう話は、あちこちでよくありますし、皆さんも体験したことあると思います。

僕もそういう経験はよくありますけども。

よくはあるのかな?まぁでもキャラが変わるっていうふうに言われることもありますね。

で、どっちが本当なの?みたいなことっていうのが、けっこう噂というか、話題にのぼることもあって。

一般的にはお酒を飲んでる時に出てくる自分というのが本当の自分で、「そっちが真実なんだよ」みたいなことっていうのを言われるんですけども。

僕の見解は少し違ってて、それもたしかにあるんですけども、「両方自分じゃない?」みたいな、「自分なんだもん」みたいなね。

だから、普段真面目にきちっとした人っていうところもあって、それも本当の自分だし、お酒飲んでくだ巻いてるような、そういう自分というのも本当の自分だしっていうところで。

どっちが本当の自分なの?みたいなふうに捉えない方がいいのかなっていうふうに思うわけでございます。

ただ、お酒を飲んで出てくる人格っていうのは、どっちかっていうと「普段押し込められてる人格」っていうのはやっぱり違いがないと思っていて。

たとえば僕もよくやるんですけど、よくっていうか僕もたまにやっちゃうんですけども、普段我慢してることがあって、我慢してるって自覚して我慢してるっていうのよりも、なんかいろいろストレスが溜まっていった時に、お酒を飲んで愚痴っぽくなったりとか、すごく嫌なことを言っちゃったりっていうようなこともあったりしますし。

一般的にも、普段表に出しちゃいけないと思ってる自分を隠してるので、お酒を飲んで理性が働かなくなるんですよね。

頭が回らなくなるというか、思考がうまく制御できなくなってくるので、そうするとそれまで理性で抑えてた部分があると、この理性が外れて、タカが外れてって言いますけど、外れてそれまで抑え込んでた自分というのが出ちゃうっていうことになったりします。

似たようなお話で、ハンドルを握ると人格が変わるとか、マイクを持つと別人になっちゃうみたいな、そういう人もいたりとかするんですけども。

これは1つのスイッチなんだろうなっていうふうに思います。

お酒を飲むということによって、理性が吹っ飛ぶっていうと、だいぶ飲まないといけないかもしれませんけど、緩くなって、抑えがきかなくなるっていうことが、心理的に言うとポイントかなって思ってまして。

そうすると、普段僕たちは多かれ少なかれストレスを溜め込んでますよね。

で、「こういう自分は出しちゃいけない」とか、「こういうことは言っちゃいけない」とか、「これは我慢しなきゃいけない」とかっていうふうに思って、抑えてるものっていうのが、お酒を飲むことによって理性が緩んで出てくるということなんですよ。

だから、普段強く抑え込んでる人ほど、その反動で出るんですよね。

だからたとえば普段きちっとした真面目な人が、酒癖が悪くて絡み酒になったり、くだ巻いてたり、ぐちぐち言ってるっていうと、「こっちが本当のあいつなんだよ」っていうふうに見るっていうよりも、「普段自分が抑えつけてる量が多分すごく多すぎるんだよね」と。

多すぎるから、お酒を飲んでタガが外れた時に、そういったものが一気に出ちゃうんだよね。

だから、こっちもじゃあ本当かっていう、ちょっとオーバーになってる場合もあると。

で、お酒を飲んで出てくる自分はだいぶオーバーな自分だとするならば、普段やってる自分をだいぶオーバーに抑え込んでるんじゃないの?っていうふう見解ができたりするんだろうと思います。

ある意味で、これは表の自分と裏の自分、つまり「アンダーグラウンド」みたいなふうな言い方っていうのができまして。

それが故にアルコール依存症になっていく。

そこまで行かなくても、毎日飲まないとやっていけないような、そういう生活スタイルになっちゃう場合っていうのもありますよね。

お酒を飲むことによって理性が緩んで、昼間抑えてたものが夜こうやって解放されるっていうこと。

つまり、それだけ昼間抑えて抑えて、抑えなきゃいけないんだよねっていうことなんですよ。

なので、たとえばそんなようなお話、今日の元ネタさんもそうなんですけども、実はけっこう深い意味があって。

「お酒癖が悪いんですよね」とか、「お酒を飲んだら違う自分が出ちゃって混乱するんですよね」とか、「次の日すごく恥ずかしい思いをするんですよね」っていうのは、たしかにそうなんですけども、ただそれだけでは済まないというか、それ以上の実は重要な意味・鍵が隠されていることがやっぱりあって。

その隠してる自分と、表の自分っていうののギャップが大きければ大きいほど、やっぱり普段理性的に思考を動かして生きてるっていうことが言えますし、同時に我慢してるものがたくさんあるというふうに言えるわけです。

だからそういう意味では、普段の生活の中でのメンタルバランスみたいなものっていうのは、やっぱりだいぶ偏ってるというか、キツい状態、ストレスを感じやすい状態になってるんじゃないかなっていうふうに思うんですね。

だから、お酒を飲むことによって違う自分っていうのが出てきて、その2つが自分の中でバランスを取ってる感じなんですよ。

で、この内側の自分っていうのを抑え込んでるだけで苦しいので、やっぱりなんかのかたちで出さなきゃいけないと。

で、それが1つ「アンダーグラウンド」っていうかたちで出るっていうところになるんですけども、お酒もその1つっていうふうに捉えてもいいのかなっていうふうに思う次第でございます。

つまり、「お酒を飲んでこんなふうになっちゃうんです」とか、愚痴っぽくなっちゃう、泣き上戸になっちゃうとか、怒りっぽくなるとか、人に説教しちゃうとか、明るくなってケラケラケラケラ笑ってるとか、めちゃくちゃおしゃべりになって楽しい場ができる。

こういうのも普段隠してる自分だったりするわけですよ。

「良いところだから出したらいいじゃん」と思うかもしれませんけど、たとえばあるケースなんかを取り上げますと、ちっちゃい頃からすごく明るくて元気で笑っておしゃべりだったと。

ところが、家がめっちゃ厳しかったんですよね。

めっちゃ厳しくて、そんな自分を抑圧されてきたと。

つまり、「明るくて元気でおしゃべりな自分」じゃ親から怒られたわけですね。

ってことで、そんな自分を抑圧して、きちっとした真面目な、優等生な自分になってるみたいなことっていうのも、けっこうあったりします。

それから、今日のネタ元さんもそうですけど、性に奔放って言うとなんかすごくオープンな感じがしますけども、すごく性的興味があったりとか、そういったセクシャリティが強いとかっていうのも、「これは出しちゃいけません」と。

「こんなん出したらみんなに誤解されるし、変に勘違いされるから、そういった部分を抑えなきゃいけません」って思ってる方がお酒を飲むと、そういった部分、抑圧が外れて、その性に奔放な部分っていうのが出やすくなっちゃう。

で、「これでお酒でよく失敗するんですよね。ワンナイトしちゃうんですよね」みたいなところにつながったりするんですね。

つまり、そうやってなんで隠さなきゃいけないと思ったの?

なんでその自分というのを抑圧しなきゃいけないの?

なんで普段そんな我慢してるの?

っていうところが、実はこの問題の本質っていうところにありまして。

で、これが今お話したように子供の頃だったとか、親子関係とか、思春期の友達との関係の中から発生してることが多いので、結局その辺の本質的なテーマっていうところに向き合っていくっていうことがすごく大事かなと。

だからお酒を飲んで乱れないようにするっていうことが目的っていうよりも、さらにもう一歩問題は進んで、普段の自分がより自分らしく生きられるようになるために、そういった制限というか、抑圧してるものっていうのを解放していきませんか?っていうのが、実は今日のテーマの本質になるんですよね。

だから、けっこう表面的にはお酒を飲んでウダウダみたいなところだけじゃなくて、自分の中で抑圧してたりとか、隠したりとか、「この自分はダメだ」と思ってる自分というのがいないの?って。

それが酔うと出てきちゃうんだから、それは表面の世界でもやっぱり生きにくくない?っていうところで、その「統合」っていうのがテーマということになっていくんですよ。

要するに、そんな自分は出しちゃいけないっていうふうに抑圧してるとするならば、そんな自分を自分が嫌ってるんですね。

明るくて元気な自分というのも嫌ってるんですよ。

愚痴を言ったりとか、すごく不満を言う自分も嫌ってるんですよ。

だから隠すんですね。

っていう部分を、表に出してあげられるようにするっていうことが、大きなテーマっていうことになっていくんですけど、出してあげるために出そうとするっていうよりも、ただ「それを許していこう」っていうふうに思った方がうまくいくんじゃないかなと思っております。

ということで、今日はお酒についてのお話をさせていただきました。

最後までありがとうございました。

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