相手に自由を与えたければまず自分が自由になること。
このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字起こししているものです。
この話の元記事はこちら!
「彼に自由を与えたければ、まず自分に自由を与え続けること~自分の価値・魅力にちゃんと自信持ててる?~」
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どうもこんにちは。
カウンセラーの根本でございます。
いつもお聞きくださいましてありがとうございます。
ということで、ちょっと西日が差し込んでおりまして、顔に光が被ってちょっとまぶしいんでございますけども。
なんか東京はすごい大雪みたいですね。
大阪は今すごく綺麗に晴れてるんですけど。
皆さん無事にお過ごしでしょうか。
ということで、今日はパートナーシップのネタをいただいてたんですけども、これは人間関係全般といいますか、お仕事でも、それから子育てとかにもすごく関連のあるお話ではないのかなと思って、お話させていただきます。
「自由を与えたければ、まず自分が自由になりましょう」というお話でございます。
よかったら最後までお聞きください。
そしてよかったらチャンネル登録、フォローの方もよろしくお願いします。
ということで、今日の元ネタは彼を束縛したくないというか、外国人の彼で帰国を考えて転職活動してると。
でもついてきてくれとは、よう言ってくれないと。
でも私はついて行きたいんだっていう、そういうくだりから、「彼に自由に好きなことをやってほしい、好きに働いてほしいからあんまり縛りたくないんだよね」っていうニュアンスのご相談でございます。
で、子育てだったら自分の子供に「もっと自由に育ってほしい」とか、「好きなこと・やりたいことをやって大きくなってほしい」っていう願望を持つ親御さんも多いでしょうし。
上司とか経営者が「従業員とか部下には、もっと自由に自分を発揮して活躍してもらいたい」っていうふうに思うっていうこともあると思います。
その「自由」っていうのは、それぞれ実は定義があると思うんですよ。
だからAさんBさんCさんがいて、それぞれが捉える自由っていうか、自由の基準っていうか、尺度っていうのって僕は違ってるんじゃないかと思ってまして。
だからそこもちょっと個別論っていうのがあるんですけども。
一般的に心の世界に、心理学の世界でいう自由っていうのは、「選択肢があること」っていう表現を僕はよくしてるんですね。
Aっていう選択肢だけはなくて、ABCとあって、「好きなものを選んでいいよ」っていう状態ね。
これが「自由」っていうことです。
右に行くこともできるし、左に行くこともできるし、まっすぐ進むこともできる。
それを右に行きなさいって強制されるんじゃなくて、「好きなところに行っていいよ」っていうふうな状態。
これが自由と言えるんじゃないかなと思うんですね。
で、そういう自由っていうことを考えた時に、実はさまざまな自由を与えたいと思う側、今日のお話だと相談者さん自身ですし、子供にっていう方は親御さん自身ですし、それから部下に従業員にっていう方は経営者とか上司の方っていうところに当てはまるんですけども。
やっぱり一方で、パートナーにしても離れたくないっていう思いがあったりとか、どっかで自分の思い通りにやってほしいっていう部分が、「本当に自由に好きなことをやっていいよ」みたいなことを言って、「いやちょっとそれ違うんやけど・・・」みたいな、「それはちょっと自分的にはどうかと思う」みたいなことを相手が選択した場合に、そこも応援できるか?みたいなところっていうのがあって。
たとえば今日の元ネタさんの話だったら、彼が本国はどこかわからないですけども、帰国して自分の国で仕事を探すっていうことに対して、応援してあげたいなっていう気持ちって当然出てくると思うんですけども。
でもそこで「いや君は来なくていいよ」みたいな感じで拒否されたりとか、実際これは僕のクライアントさんでもいらっしゃったんですけども、彼がついてこいとは言わずに、ついてこいとは言えないしって。
「来るんだったら好きにしていいよ」みたいな。
外国人の方ってけっこう自立してるので、そういう話をすることの方が多いんですけど。
それで彼女がアメリカの方に渡って、そしたら彼は本当になにも面倒見てくれないというか、とりあえず案内はしてくれるんだけども、なんか彼は実家に帰って、実家で就職っていうか、そこから通えるところに就職して「君はどっか好きなところに住みなよ」みたいな。
「好きに仕事を探したらいいんじゃない」みたいな。
アメリカなんて全然右も左もわからないのに、けっこう不親切で最初は大変苦労しましたっていう方に昔お会いしたことがあるんですが。
結局それって、お互いにお互いを縛らないっていう意味では自由なんですけども。
「いや、それってもうちょっと面倒見てもよくないですか?」とか、「いやそんな自分勝手に勝手に就職とか決められても、私たちの今後ってどうなるの?」みたいな疑問っていうのが彼女側からは出てきたわけですね。
で、これって、じゃあ彼女は彼を自由にしてあげたいと思ったんだけど、彼が思ってる自由と、私が考える自由っていうのが多分ズレてたんだろうなっていうふうに思います。
だからどっちが正しいとかではなくて、自由っていう基準っていうのが、やっぱりこれも言葉としては一言なんですけど、それぞれさっきも言いましたように基準が違うので、「自由にしてあげたい」という気持ちと、「いやいや!でもそれは、私にとって自由じゃない」みたいな感じのところとかね。
そもそもやっぱり自分の中に「ニーズ」っていうのがあって、「こうなってほしい・こうしてほしい」っていうのがやっぱりあったりするので、この辺で齟齬が起きてくるっていうのはよくカウンセリングの中でも出てくる問題なんですね。
あと親子関係、僕はお母さん向けの講演会とかカウンセリングとかでもよくお話するんですけども、子供に好きなことをやってほしいとか、自由に育ってほしいっていう時に、お母さん自身が自由じゃなかったら子供って多分自由になれないんですよね。
これはパートナーシップも同じで、パートナーが好きに生きてほしいと。
で、自由に生きてほしいっていうふうに思って、あなたの選択を応援するからみたいな感じで思ったとしても、自分自身が束縛されて不自由を感じていたとすると、やっぱりその自由にしていいよっていう言葉の裏に、なんか違うものが含まれちゃうっていうところがあるんですね。
だから本当に今冒頭にも言いましたように、パートナーとか相手を自由にしてあげたいなと思ったら、「まず自分が自由になること」っていうのがすごく大事なんですよ。
つまり自由になるっていうことは、選択肢を持つっていうことになりますから、「自分で選択していく」っていうことになるんですね。
で、ここに相手に対する依存とか期待とかがあったりすると、相手がこうしたら自分はこうしようみたいな感じで、将棋とかで言う、先手で相手が5六歩をついてきたら「いや自分は銀を上げて備えようか」みたいなね。
たとえばですけど、そんなふうな感じに捉えようかみたいなところが出てくるわけですね。
で、これはあんまり意識してない人が多いんですよ。
これが隠れたニーズ、隠れた依存心っていうところの問題なんですが、これが出てくるとやっぱり自分が相手の態度によって自分の行動を決めようとしてるので、後手に回ると同時に、やっぱり受け身になりやすい。
ますます依存になりやすいので、「彼がどういう選択をとろうとも、私はこうする」っていうことを自分が決めるっていうことが大事なんですよ。
なので、まず自分が決めるっていうことがあって、その上で彼が決めるっていうことがあって、その上で2人はどうする?っていう感じなんですよ。
たとえば自分は今日焼肉が食べたいと思うと。
で、相手は今日は魚が食いたいと。
肉と魚って全然ちゃうやんけと。
で、その時に相手が「魚がいい」って言ってきたら、自分も「魚にしようか」って合わせる。
これが相手が魚だから自分も魚にするっていうのは、やっぱりちょっとニーズ・依存心が隠れてるのかなと思うんですね。
肉がいいんだけども・・・と思った気持ちが抑圧されちゃうわけですからね。
で、その時に「あ、でもやっぱり魚もいいな!」と思って魚に合わせるんだったらこれはポジティブですし、彼や相手が魚がいいって言ってて、自分は焼肉の口なんだけどな・・・と思いながらも、「まぁ今日は彼に合わせてあげようか」っていうふうに主体的に選択してるんだったらいいんですよね。
これは自由っていう状態なんですよ。
だからまず自分が決める。
たとえば彼が帰国して向こうで就職するかもしれないと。
そういう条件が与えられた中で、じゃあ自分はどうするの?ついていくの?と。
ついていくっていう表現もちょっと若干依存の匂いがしますけども、ついていく。
あるいは、彼が帰国して就職するっていうことであれば、「じゃあ私はもうもともと海外に住みたかったから、私もこれをチャンス!と思ってじゃあ積極的に行こう!」と。
これだったら主体的な選択で、自分軸っていうふうに言えるんですけども。
そこでやっぱりさっきも申しましたけど、彼がこうするから自分はこうしようとか、彼がこういうふうに言ってるから私は振り回されてますっていう状態は、やっぱり苦しいんですよね。
だからこういう条件っていうか、こういう場面っていうのは、もうパートナーシップじゃなくてもお仕事でも子育てでも、あらゆる人間関係の中で出てくると思うんですけども。
まず自分が決める。
そういう環境の中で、じゃあ自分はどうする?っていうところで、主体的に答えを出しておくっていうことがすごく大事で。
もちろん自分の中で、「こういう場合はこう、こういう場合はこう」ってシミュレーションをしてもいいんですけども、できれば「じゃあ私が本当にしたいことはなにか?」っていうところから、自分の行動を決められるともっといい関係とか、いい状態になるんじゃないかなと思うっていうのが今日のお話でございました。
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