仕事が長続きしないのはなぜか?
このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字お越ししているものです。
「なぜ仕事が3年以上続けられないのだろう?~自分の能力を低く見積もってない?自分のキャパを甘く見てない?他人軸になってない?~」
***
どうもこんにちは。
カウンセラーの根本でございます。
いつもお聞きくださいましてありがとうございます。
今日も朝からいい天気の大阪でございます。
日曜日ですね、今日はね。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
ということで日曜日の朝でございますけど、お仕事の話を今日はブログでネタをいただきまして、そちらの方をお話していきたいなと思います。
よかったら最後までお付き合いください。
今日は「仕事が3年以上続けられないんだよね」っていうネタをいただきました。
2年ぐらい経つ頃からもういっぱいいっぱいになって、そこからもう1年ぐらい頑張って、もう本当にダメってなって仕事を辞めるっていうことを繰り返してしまう。
つまりパターンになっちゃってるということですね。
これはなんでなのか?どうしてそういうことが起こるのか?っていうことについて、今日は考えていきたいと思うんですけども。
これね、仕事が続かないっていうテーマって実はすごく広いんですね。
なので今日のネタ元さんの話とか、僕のカウンセリングをよく使っていただいている方にあるあるなお話でございます。
さまざまな事情があってそのうちの一部ですので、それが全てだと思わないでいただきたいなと思うんですが。
そういうふうに、仕事量を抱え込みすぎてぶっ倒れるくらいまで走ってしまうっていう傾向ってよくあって。
それで体調を崩したりとか、大体は心か体を壊して休まなきゃいけない・辞めなきゃいけないような状況になって、なんでそうなっちゃったんだろうみたいなことを思った時に、カウンセリングを使われるっていう方がやっぱり多いんですね。
で、1回そういうことになると、その時はカウンセリングを使わなくてもまた同じことを繰り返しそうになった時に、早めにご相談いただくっていうこともありますよね。
そういう方々のお話を伺っていくと、まず真っ先に感じることというのは、自分の能力とか実力とか、価値というか、その辺までいくともう曖昧になっちゃうかもしれませんけど、ここをだいぶ低く見積もってんなぁっていうことがわかってくるんですね。
要するに「仕事ができる人」なんですよ。
でも、自分ではほぼほぼその自覚がないんですね。
むしろ自分はできない方だみたいなふうに思い込んでる人も多くて、ゆえに自分の能力は低いと思ってる、だからもっと頑張んなきゃいけないと思ってたりとか。
仕事が終わらないのは、仕事量をこなせないのは自分が能力ないからだと、価値がないからだみたいなふうに解釈してしまう。
まずここが間違いよっていうことをお伝えしたくて。
でもこれって自分では本当にわかんないんですよね。客観的見るとわかるんですよね。
で、周りの人達って、とくに日本企業、一部でよくあるのは、能力がある人ってさっさと仕事をこなしていくじゃないですか。
そうすると「あいつできるやつだな」とか「あいつ余裕があるな」っていうふうに見て、どんどん仕事を積み上げていくんですね。
で、気がつくと膨大な仕事量をこなしているっていうことになるんです。
でも仕事ができる人間だから、ある程度こなしちゃうんですね。
そうすると「もっともっと」っていうふうになって、周りが甘えてきたり頼ってきたりとか、よく言えば信頼されてるということなんですけども。
だからその信頼されてるとか甘えてるにも関わらず、感謝が日本人は苦手とかね。
その能力をちゃんと認めてあげるっていうことが苦手だとか、なんなら上司も含めて周りが競争心を出してきたりとかして。
そういういじめじゃないですけども、「なんかあいつにまかしとけば大丈夫だろう」的な空気ができあがってしまうというのもまた怖いところなんですね。
つまり自分の能力とか、それから価値というものを低く見積もってるからこそオーバーワークになりやすいんじゃないかっていうのが一つ目です。
これは「無価値感」と言って、非常に根っこにあるもので。
無価値感があると「もっと頑張らなきゃいけない」とか、「自分なんて価値がないんだから他の人の3倍をやらなきゃいけない」っていう誤った思いこみというのをつくりやすいので、これは要注意なんですね。
二つ目のポイントっていうところで、似た話なんですけど、「キャパ」の問題でございます。
このキャパがもともと狭かったら別にいいんですよ。
狭かったらいいんですけど、もっとでかいんですね、そういう方って。
キャパがでかいから、けっこう乗っかるぞと。
けっこう入るぞと自分でも思うんですけども。
これが先ほどの無価値感とか、あるいは能力を低く見積もってるっていうところから、もうとにかく詰め込む、詰め込む。
で、もともと広いものですからけっこう詰め込めるんですね。
けっこう詰め込めるんだけども、もっともっと詰め込もうとしてオーバーワークしてしまうと。
ここでよく私が例え話として出すのが「インドの電車」とか、「インドのトラック」っていう話でね。
皆さんちょっと想像できるでしょう?
人が溢れても屋根の上まで乗っかってるとか、窓やドアから身を乗り出して鈴なりになってるような、そういった状況っていうのをつくってしまうと。
これは自分のキャパの問題で。
狭いんじゃないんですよ、広いんだけども、詰め込みすぎっていう問題。
で、これも先ほどの理由と同じで、ちょっと客観的に見ないとやっぱりわかんないよねっていうところが二つ目のポイントです。
三つ目のポイントとしては、これは今の話からつながっていくんですけども、「自立しすぎちゃう」っていうか、忙しくなると周りが見えなくなってしまいますよね。
周りが見えなくなってくるので、どうしても自分のこと・自分の状況とかって客観的に見れないんですね。
だからたとえばある方に、「今の自分の仕事量や仕事を全部書き出してみ」と。
で、書き出してみた上で、どうしても自分がやらなきゃいけないものと、自分がやらなくてもいいやつっていうのに振り分けてみっていうような課題を出したことがあります。
そうすると「やらんでもいいことをけっこう一生懸命やってんなぁ」と。
逆に言うと、「やらなきゃいけないことをやらずに、やらんでいいことにエネルギーを注いでるなぁ」みたいなことっていうのがわかってきたりとか。
「別にこれは今週やらなくてもいいのに、なんか焦って今週中になんとかしようとしてるなぁ」みたいのが見えてきたり。
客観的に見るってすごく大事だなと思わされたんですけども。
要するに、そこで自分で頑張りすぎて自立して周りが見えなくなってるから、キャパオーバーしてることも自分の価値を低く見積もってることもなかなかわかんないですよっていうところで。
その辺りの原因になるかもしれませんけど「他人軸」というやつが出てくるわけですね。
つまり期待に応えなきゃいけないとか、与えられたものはなんでもやらなきゃいけないとか、「NO」って言ってはいけない、失望させるからとか。
これは無価値感からくるケースも多いんですけども、言われた仕事をこなさないとクビになっちゃうとか、あるいはすごく低く扱われるみたいな、とっくに自分で自分のことを低く扱ってるんですけどね。
でもそういったようなかたちで「他人軸」になってしまうっていうところが、もう一つの問題点として大きいのかなと。
だから自分の限界を迎えてることがわからないんです。
自分がしんどいとか、自分がいっぱいいっぱいだとか、自分に余裕がないということがわかんなくなっちゃってる状態っていうのが、ここで出てくるわけです。
だからしんどいんですよ。
だからちょっと気がつけばバーンとなってしまうところまでいくんですね。
なので正直言うと、この状況が一発目だったらまだあれなんですけど、二度三度ともし繰り返されているんだったら、ある種気づいた方がいいです。
もう一人では解決できへんなと。
もちろんカウンセリングを使うっていうこともおすすめなんですけども、先輩に相談するとか、友達に相談する、親に相談するとか、誰かの力を借りる、誰かに相談する。
なんでかっていうと、「客観的に見てもらうため」ですよね。
実際どうなの?どれくらい仕事してんの?あんたの会社での評価はどうなの?周りはどんな人たちがいるの?具体的にどういう仕事をやってるの?なにが大変なの?
みたいなところを具体的に聞いてもらったりして、喋っていくわけじゃないですか。
そうすると自分でも気づくことがいっぱい出てくるし、客観的に見てくれる人がいると「それって明らかに無理があるわよね」とか、「なんであんたそんな無理してんの」とか、「もっとあんたすごいんだからさ、もっとちゃんと自分のことを認めなさいよ」みたいなことを信頼できる人から言われると、「おぉ、そうなんだ、全然気づかなかった」っていうふうに思えたりもするわけですね。
ただこれは「今現在いっぱいいっぱいで余裕がありません」みたいな状況だと、なかなかわざわざ人に相談するっていうのもタスクの一つじゃないですかと。
だからその状況だとなかなか難しいので、ちょっと僕がおすすめしてるのは、朝一に「今日やるべき仕事」をバーンと書き出すんですね。
紙に書いてもいいし、本当に白いホワイトボードに書いてデスクのところに置いとくとかね。
そういうのもおすすめですし、在宅勤務の方はやりやすいと思いますけども、そうやってノートでもいいし今日の仕事を書き出していくんですね。
で、その中でどうしても今日やらなきゃいけないことってやっぱりあると思うんですよ。
臨時で、飛び込みで入ってくる仕事もあると思いますから。
それを消し込んでいくっていう作業ですね。
これを客観的に自分の仕事量を見えるようにしておくことによって、負荷が比較的自覚しやすいのと、あと人にパッと見せればいいわけですから、飛び込みの仕事を断ることもしやすかったりしますし、今日やらなくてもいいことを外せるっていうこともでかいんですね。
なので、たとえばそういうふうに仕事量を見える化っていうふうにしてみたりとか。
それから上司に訴えてもなかなか理解してもらえませんっていうのはよく聞く話なんですけども、やっぱりこれは何度も何度も言えるんだったら言った方がいいかなと。
「そうは見えないかもしれませんけどしんどいです、いっぱいなんです」っていうところですね。
あと「できないことは諦める」、これもすごく大事かなというふうに思ってますので、今日のお話をよかったら参考にしていただければと思います。
ということで、最後まで聞いていただきましてありがとうございました。
根本でした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?