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真・雀魂日記第33回「雀魂2周年」

雀魂×賭けグルイコラボ記念麻雀クイズ?

夢子、芽亜里、摩妄、綺羅莉の四人が麻雀卓に座っている。

四人の前には一枚ずつ麻雀牌が置かれている。

四人は互いに意思疎通が取れない。

麻雀牌は「萬子」「筒子」「索子」「字牌」の四種類。

どの種類の牌も等確率で選ばれ、四人とも萬子、四人とも別の種類の牌ということも有り得る。

自分以外の三人の麻雀牌が何なのかは見えているが、自分の麻雀牌は見ることも触れることもできない。

四人は同時に「自分の麻雀牌の種類」を宣言する。

四人のうち少なくとも一人が正解すれば賞金が得られるが、全員不正解なら命はない。

四人は麻雀卓に座る前に相談ができる。四人は生存するためにどのような戦略を取ればよいでしょうか?

赤血の戦の元ネタである四川血戦について

 こちらをご覧下さい。元々のルールは無番和(役無し)0翻、対々和1翻、七対子2翻、清一色2翻。基本点は2^(翻数)となっています。しかし1翻縛りが基本の日本麻雀においては0翻の和了というのは馴染みが薄いので、無番和1翻、対々和2翻、七対子3翻、清一色3翻。清一色対々和は清対として5翻ではなく4翻扱いのようにみなすことで元々のルールに点数を合わせています。単に四川麻雀と呼ばず、「血戦」という生臭い名前がついている理由が気になりますが、麻雀牌を使ったゲーム「四川省」とかぶるからかもしれませんね。

 四川血戦では点数の上限が8点か16点とのことですが、赤血の戦では32点。赤血の戦で採用されている天和地和を除けば、四川ルール換算で最高翻数は清一色対々和金勾嶺上開花海底にカン4つで10翻(王牌が無いので、最後の一つ手前の牌で槓して最後の牌をツモれば嶺上と海底が複合するものと思われる)。赤血の戦は素点が2倍になっても獲得ptが2倍になるわけではないので、個人的には青天井にした方が面白かった気がしますね。

スクリーンショット(2021-04-25 1.10.29)

 複合役に別の名前を当てている為か、四槓子も「十八羅漢」という名前になっています。十八羅漢とは、お釈迦様の弟子にあたる十八人の徳の高い僧侶のこと。何回でも槓可能で三人まで和了できる今回のルールで無ければ一生和了することは無さそうな四槓子。この機会に是非とも和了っておきたいですね。

一昔前、「シャンポンよりカンチャン」とされていた真相?

 四川血戦自体は1990年代に成立した比較的新しいルールだそうですが、役無しでも和了可、槓しただけで点数が貰える、槓絡み以外の手役が対々和や清一色といった全体役に限られるというのは「中国古典麻雀」に通じるところがあります。

 現在のリーチ麻雀においては、「シャンポンよりカンチャン」という従来のセオリーは誤りであることが「科学する麻雀」で示されたのですが、「シャンポンよりカンチャン」というセオリー自体は中国古典麻雀の時代からあります。

 このルールだとポン材が非常に強いので聴牌に取るときくらいしかトイツをほぐすことがなく、聴牌時に「シャンポンかカンチャンか」の待ち選択になることが多いのですが、皆がポン材を残すように打つからシャンポンは持ち持ちになりやすく、結果的にカンチャン待ちの方が和了しやすいのではないでしょうか。

 「シャンポンよりカンチャン」に限らず、「生牌を切るリスクを過剰に恐れる」「対子場を意識し過ぎる」といった、現在の視点では誤りとされがちな一昔前の戦術論も、一昔前のルールより更に古いルールにおいては強ち誤りとも言えず、言葉だけが独り歩きした結果出来上がったものかもしれませんね。

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