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記事一覧
麻雀用語を用いない麻雀講座を考える第10回「振聴の概念を身につける」
これまでの内容を覚えただけでも麻雀を遊ぶことは可能ですが、ルールとして覚えておく必要があり、勝つためにも非常に重要な概念がまだ残っています。その一つが「フリテン」です。
昨今は入門者向けの読みやすい麻雀講座が多々ありますが、あえてウィキを持ってきたのは、フリテンに関しては読みやすさを優先するあまり、正確さに欠ける表現が多々見受けられるためです。上達を目的とする戦術講座であれば、厳密さは重要で
麻雀用語を用いない麻雀講座を考える第9回「点数計算を最速でマスターする」
麻雀のルールで最も複雑なのが点数計算ですが、順序よく学べば素早くマスターすることができるようになります。実戦の合間の時間で役を全部覚えたら、今度はリンク先にあるような点数表に目を通す習慣をつけます。点数表は次の順番で覚えると効率よく覚えられます。
①点数は「翻」と「符」で決まりますが、翻だけで決まる満貫以上の手は符計算が要りません。まずは満貫以上の点数を覚えます。
②満貫未満でも、符が固
麻雀用語を用いない麻雀講座を考える第8回「役の成立過程とともに効率よく役を覚える」
現在の日本麻雀では基本的に38種の役が採用されています。入門者が1から覚えるには量が多いですが、1つ1つ丁寧に教えるのは何とも効率の悪いやり方。麻雀のルールの大半は役と点数計算の説明になってしまうので、ルールを一通り覚えてから実戦に入ると手役を狙い過ぎる打ち手になりがちです。
まずは「リーチ」「タンヤオ」「役牌」の3つを覚えて、実戦では勘…ではなく、第5回のトレーニングを活かして、雀頭と門子
麻雀用語を用いない麻雀講座を考える第7回「副露関連の定義を明確にする」
前回の発声の話の続きになりますが、「ポン、チー、カン」は鳴き。「ロン、ツモ」は和了宣言であり鳴きではありません。
これだけなら麻雀のルールを知っている人には当然の話ですが、「明刻の定義」を聞かれたら、「鳴いている刻子」と答えてしまいがちな人も多いのではないでしょうか。暗刻が3つのシャンポン待ちテンパイの場合、ツモれば暗刻が4つで四暗刻ですが、ロンなら暗刻3つ、明刻1つなのでトイトイ、三暗刻止
麻雀用語を用いない麻雀講座を考える第6回「発声について」
麻雀用語を用いない麻雀講座と言っても、「ポン」「チー」「ロン」のような、実際に発声する必要があるものについてはそのまま用いざるを得ません。しかし、麻雀を覚えたての人に「何故そのように発声するようになったのか」と聞かれて説明できる麻雀打ちはどの程度居るのでしょうか。私もこの記事を書く前は全くもって知りませんでした。
和了には、「自摸(ツモ)」と「栄(ロン)」があります。摸は、手で軽く触る、なで
麻雀用語を使わない麻雀講座を考える第5回「ルールより先に数字の組み合わせに慣れさせる」
これまでのまとめ
・和了=勝ち 放銃=一人負け 被自摸=三人負け 横移動=誰かの一人負け 流局=引き分け
・麻雀牌の呼称 言語に合わせる(萬筒索字)
・手牌の形(1雀頭4門子) 門子=3、搭子、対子=2、他=1左側からH、M1、M2、M3、M4…として、 「23333」のように数字で表す。
・牌の組み合わせの形 三(刻子)、一一一(順子)、一一(両門)一◯一(嵌張)のように並び方で表現す
麻雀用語を用いない麻雀講座を考える第4回「和了までの距離や待ちを表すことを考える」
和了は英語でwinでしたが、聴牌はready hand。名前の通り和了の準備が出来ている手牌の意味です。では聴牌の手前の一向聴(1シャンテン)は何と呼ぶのかを調べてみましたが、これも専用の単語があるわけではなさそうです。
この辺りも定義が分かれないうえに十分浸透している用語なのであえて変える必要性は薄いですが、「一向聴」を省略して「シャンテン」と呼ぶ言い回しが浸透している影響で、「向聴戻
麻雀用語を用いない麻雀講座を考える第3回「1雀頭4門子の説明」
和了(勝つ)ためには3つのことを知っておく必要があると説明されています。3つとは、雀頭(pair)、刻子(triplet)、順子(sequence)。のこと。ペアは二枚組、トリプレットは字面からトリプルのことで三枚組。シーケンスは連番。シーケンスはやや馴染みが薄い英語ですが、トランプではよく使われるので、日本人でも麻雀を初めて覚える人には英語の方が通じやすいかもしれません。
英語表記は
麻雀用語を用いない麻雀講座を考える第2回「麻雀牌の呼称を考える」
入門の段階で、麻雀牌がそれぞれ何を表しているのかで躓く人も多いと聞きます。索子であれば1索と8索が何を示しているのか分からない、6索と9索を間違う等でしょうか。英語版「雀魂」では牌の右上に算用数字が振られているので、入門者や非漢字圏のプレイヤーにも分かりやすい作りになっています。
オンライン麻雀で遊ぶ分には呼称を知る必要が無いためか説明が出て来なかったので、牌の読み方については別のサイト
麻雀用語を用いない麻雀講座を考える第1回「和了は勝ち、放銃は一人負け」
「麻雀用語を用いない麻雀講座」を考えると申しましたが、どこまでを麻雀用語とみなすべきかという問題があります。例えば「和了(アガリ)」も言ってしまえば麻雀用語です。
もちろん、「和了」については、麻雀用語の中でも定義が分かれず、麻雀を知らない人に説明するのも簡単ですから、利便性のためにそのまま用いても差し支えありません。要は、麻雀を一から覚える人にも説明がつく言葉であるかが問題です。
すごろ