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記事一覧
ネマタの知らない麻雀界第24回「ローカル役てんこもり麻雀」
「雀愉」メンバーのお一方がよく画像を挙げている、ローカル役てんこもりな麻雀アプリ気になったので実際に遊んでみることにしました。
採用されているローカル役は実に166種(それぞれ設定から採用するかどうかを選択可)。「TCG麻雀」で数々のローカル役を紹介してきましたが中には私の知らない役もあって驚かされました。中を暗槓して索子をツモるから「暗中模索」。ツモは「自摸(摸は探るの意味)」だから漢字が
ネマタの知らない麻雀界第23回「ゴチバトル麻雀」
刑法第185条:「賭博をした者は、五十万円以下の罰金又は科料に処する。ただし、一時の娯楽に供する物を賭けたにとどまるときは、この限りでない。」
私ネマタが望むものと言えば、「麻雀の実力が可視化され、麻雀の実力で食っていける世界」。しかし法律による縛りが存在する以上実現は難しいもの。麻雀はギャンブルではなくあくまで頭脳スポーツであるという立ち位置を取る方もいらっしゃいますが、私個人としては、競技
ネマタの知らない麻雀界第22回「WSOM(中庸麻雀)ルール」
かつて、世界麻雀大会(WSOM)なる、日本麻雀でも中国麻将でもないルールの世界大会が開かれたことがあることを御存知な方はどれほどいらっしゃるでしょうか。この大会で採用されたルールは「中庸麻雀」と言い、2007年に香港の麻雀研究家関兆豪氏によって考案されたものです。
奇しくも2007年頃にサイト版現麻にて、日本麻雀と中国麻将の良いとこ取りが出来ないかと考えていた私。「中庸麻雀」はまさに、当時の
ネマタの知らない麻雀界第21回「二人麻雀」
私は5歳の頃にゲームコーナーで麻雀デビューを果たし、オンライン麻雀デビューしてからも年に何回かはゲーセンや携帯アプリで「二人麻雀」ゲームを遊ぶ程度には二人麻雀の愛好家。
最近でも二人麻雀の記事を書きましたが、気付けばすっかり二人麻雀をプレイしなくなっていました。二人麻雀が遊べるサイト自体はまだ残っていそうですが、折角なので昔のゲームコーナーに置いてあった筐体を探し求めて、「レトロゲームを置い
ネマタの知らない麻雀界第20回「三色三麻、そしてn色n麻へ」
私が所属する麻雀コミュニティ「雀愉」では三人麻雀の愛好家が多いのですが、最近では三麻の中でも字牌を用いない「三色三麻」が人気を呼んでいます。
雀愉で遊ばれている「三色三麻」は「アタマ」考案者でもあるハッケヨイ氏が考案したルールがベースとなっているようですが、三色三麻自体は、「京都三麻」という名前で古くから遊ばれているようです。オンライン麻雀でも「麻雀格闘倶楽部」で採用例があります。
字牌
ネマタの知らない麻雀界第17回「カンターン麻雀」
以前、打牌選択を全て自分の手番で行うルールにすれば、麻雀のゲーム性からくるあらゆるトラブルを解決できるという記事を書きましたが、このルールを採用している雀荘があると聞いて少し驚かされました。実際にこのルールにしてからトラブルがほぼ無くなったそうです。ネット麻雀でもこれを採用すればラグの問題を解決できます。
このルールが更に良いのは、目の前の山がそのままツモ山になるので、打牌進行がよりスムーズ
ネマタの知らない麻雀界第16回「マイティ少牌三麻」
麻雀界隈の一部で空前絶後のブームとなった、「アタマ」が「麻雀カッコイイシリーズ」で取り上げられましたが、またしても大ブレイクしそうな新しい三麻ルールが発表されました。その名も「マイティ少牌」。配牌は13枚という常識をぶっ壊す、世界の広さを知らされる特殊麻雀です。
ルールは極めてシンプル。三人が配牌を12枚取り、常時オールマイティとなる13枚目の牌を持っていることを前提に麻雀を打つだけ。三人麻
ネマタの知らない麻雀界第15回「字牌の扱いにみる麻雀の歴史」
手牌にみる字牌の扱い方
字牌の「絞り」について、あらゆる人があらゆるアプローチで様々なことを書かれていますが、「字牌を残して打つのは必ずしも絞りが目的ではない」「字牌の扱い方を考えるうえで最も重要なのは自分の手牌」であることをまず押さえておく必要がありましょう。
「字牌の扱い方」については、上記サイトがうまくまとめてあります。『勝つための現代麻雀技術論』でまとめた基準に近いですが、強いて言え
ネマタの知らない麻雀界第14回「真・数雀」
私が5歳の時に麻雀に興味を持つきっかけとなった麻雀風ゲームがこちら。タイトルも「数雀」と雀の文字が使われています。1〜9の数字と、0代わりに白の牌を用いるのですが、順子は無いのでいわばドンジャラ。子供心に、どうして123のような並び数字ではアガれないんだろうと疑問に思っていたのですが、それがまさに麻雀だったのであります。
同じ頃にトランプの本を読んで「セブンブリッジ」なる遊びがあることも知り
ネマタの知らない麻雀界第13回「不夜麻雀RTA(ストーリー編)」
当記事でも一度取り上げた「不夜麻雀」。こんなぶっ飛んだゲームを遊んだことのあるヤツはよっぽどのマニアだと思っていたのですが、麻雀も東方もユーザー数が非常に多いうえに、無料で気軽に遊べるからなのか雀愉メンバー内でも経験者多数。折角なのでネタ作りも兼ねて再度プレイしてみることにしました。RTAと言っても動画環境があるわけでもないので適当に測って自己申告です(笑)
レギュレーションはこちらの方を参考に
ネマタの知らない麻雀界第12回「リーチではなくホーチ」
麻雀にリーチが導入される前、リーチ以外にも採用されていない役がいくつかあるという話をしましたが、最も採用歴が長い役とされるのが(同率一位の可能性はありますが)清一色。何故なら、アルシーアル麻雀の一翻役は、中国古典麻雀の時代には役ではなく、符が加算されるだけのものであったものがあるためです。新しい役が採用されるにつれ、点数が徐々にインフレしていった話については以前こちらでまとめました。
では逆
ネマタの知らない麻雀界第11回「超耐久クリア麻雀」
「クリア麻雀」とは、私の好きな麻雀漫画『天 天和通りの快男児』に登場した変則ルールの麻雀。 麻雀の代表的な2翻役5つ、「一気通貫・三色同順・全帯幺九・三暗刻・七対子」を先にアガったチームが勝ちというものです。
この「クリア麻雀」。麻雀を覚えたての初心者にも分かりやすく、配信映えしやすい為か、Vtuberの麻雀配信でもよく使われています。『天』の東西最終決戦でクリア麻雀が登場してから実に20年