本当に「弱い人」なんて、そんなにいない。

「自分はストレスを抱えている」と自覚することは、とても大切だと思います。

ストレスを認識できないと、「ストレスを抱えている自分」を「本来の自分」であると勘違いしてしまうからです。

ストレスを抱えている自分を基準にして物事を考え始めると、人生の選択を誤ってしまうのではないかとさえ思います。大げさかもしれませんが。

私は思うんです。本当に「弱い人」なんて、そんなにいないんじゃないかって。自分で「弱い」と思いこんでいたり、まわりから「弱い」と思われている人が沢山いるだけなんじゃないかって。

断続的にストレスにさらされることで、気づかないうちに自罰的で悲観的な思考になり、気づかないうちに食欲も抑制され眠りも浅くなり、結果として心身共に脆くなってしまっているだけなのではないかと思うのです。そして、その表面的な不調だけが切り取られ「弱い」と判断されてしまっているだけなのではないかと思います。

失敗して嘆くことが弱さなのでしょうか?ストレスと向き合い、苦悩することが弱さなのでしょうか?
自分に対しても他人に対しても「弱い」と決めつけることは、とても危険な気がします。

「自分は弱いんだ」とか「あの人は弱い人だ」ではなく、「自分を弱くしているものは何か?」「あの人を弱そうに見せているものは何なのか?」という視点を忘れないようにしたいです。


今日は以上です。
お読みくださり、ありがとうございました。