12/15 文章を書くこと、光の反射

・文章を書くことは一番好きなのだけど(好きだから)嫌いだって思う。何かを形にして体系化すること、何かの輪郭線を書くこと、それらを繰り返すたびに私の生み出したものは私自身から離れていく、ずれていく、すれ違っていく、何かを言い表して固定したいという欲望と、流動的な、何にも規定されないような光の反射でありたいという願いは常にすれ違い続ける。書くことだけが私を私にするけれど、それは固定する、流動的であること、言葉とか論理とかそんなどうでもいいものから脱却して純粋にかわいいひらひらしたリボンとか光の反射とかみずうみとか散っていく花びらの一つとかそういったものになること、それを言葉で行おうとすることなんて馬鹿みたいだよね、桜ちゃん

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