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地震注意報(巨大地震注意)で思ったこと


南海トラフ地震臨時情報がでた

先日(2024/8/8)「南海トラフ地震臨時情報」が出された。
宮崎県で震度6弱を観測した地震をきっかけに、「1週間程度、日頃からの地震への備えを再確認」ということだ。
そして、特段の変化なければ1週間経過する15日に『呼びかけ』を終了するとのこと。
帰省の移動マーケット盛んな時期に、注意を呼び掛けるのは、人によって受け止め方が違うだろう。

経済的な影響

ニュースでは、高知県内の多くの宿泊施設でキャンセルが1万人近くに及んだそうだ。単純に1人1万円なら売上損失は1億円を超えるし、地元で落とすお金を考えればそれ以上となる。また、和歌山県の海水浴場でも安全確保ができるまで閉鎖していたりした。ここでもキャンセルなども多かったとおもう。
きっとこの地震注意情報で数億円の損失があったのだろうか。
金額はよくわからないが、かき入れ時にそのようなことがあれば、地域経済においてはマイナス影響もあったかもしれません。

一方で小売店舗では何が起きたか。
地震に備えた「買いだめ」である。
もともと盛夏商材として飲料水は本当によく売れる時期だったけど
加えて、カンパンとか長期保存のビスケットとか、缶詰とかそういったものも売れていた。翌日9日の店頭も在庫確認に追われたようだ。
そして、その需要は店頭だけでなく、ネットでも発生した。
想定以上の需要が急に発生すれば、物流も混乱する。

台風の場合は、事前に予想がつくので、そのように在庫を備えておくのだが、地震の場合は事前に予想がつかないので、供給が不足する。

地震の場合はいつも

阪神淡路大震災、東日本大震災の時も、
それ以降の地震の時もいつもそうだ。
急に需要が起きて、それに対応できず商品供給側は混乱する。
物流もそうだが、急な手配ほどコストが高くつくものはない。

店頭も混雑し、クレームが起きて、その対応でさらに忙しくなる。
手配コストが上がり、人手不足で人件費も上がるけど、
緊急手配を価格に転嫁できないから
さらに小売店舗も苦しいけど頑張って対応している。

そろそろ「備え」を定着したい

大震災はいつか起きるといわれている。
小さなころから東海大地震が起きるといわれて、
学校でも防災訓練、防災頭巾やヘルメットの常設、
避難訓練いろいろやっていたし、
浜松に住んでいた時は、
小売店舗には防災コーナーの常設が義務化されていて
常に乾パンや懐中電灯や軍手とか
だいたいを揃えられる体制だった。
関東に来た今はあまり見かけない。

毎回こんなことが起きるなら、
ちゃんとそれができるように備えを定着したい。
今回はわざわざ注意報を出す必要があったのか。
各家庭で「備え」が必要なら、
政府はそれができる仕組みを
つくるのが良かったのかもしれません。

少なくとも、
防災コーナーの常設だったり、
旅先でも避難経路がわかるようにする標識とか
避難経路の確保とか。
もうあるんかな、それならそっちを周知してほしいかな。

明日は台風が来るらしい

地震の備えができても
今度は台風が来るようだ。
日本は自然災害が多い。
その時に慌てて、混乱しないように
今日はもう一度「備え」を確認しよう。
うちは猫がいるから、この子の分も。

おしまい

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