親ガチャ大当たりです。

悪くはない容姿で生まれ、寛容で優しく仲の良い両親がいて、それほど貧しくもなく、やたらと大きな期待を背負わされることもなくのびのびと育てられました。

それでもそれなりに、悩み事はあります。ずっと両親の元から離れず、関わる人間が家族だけであればきっと私は一切の悩みも持たずに幸せな赤ちゃん状態だったでしょうけれど。
学校に行けば、人間関係で色々あったり、勉強がうまくいかないだとか、体型に悩んだりだとか。人並みにあります。

いつもいつも自分の話をして、親ガチャという言葉は使わずとも自分の身の上話を延々としては、自身のコンプレックスを語る。そんな女の子がいました。何度聞いても、私が頑張って何か意見を絞り出しても、結局彼女はいつも同じ。自分の環境からのコンプレックスから、幸せな誰かを嫉妬している。ついでには私自身にもその矢が向いて、彼女とは距離を置いた。私には私の悩みがあり、自分が落ち込んでいるときにあなたは幸せだからねと言われたら嫌な気持ちがするのは当然だと思いたい。(保身)

確かに彼女の幼少期は、切なく自分の幼少期には全くない経験をしていて壮絶なものだと思う。現在彼女はその環境にいないため、なおさらどう反応したらいいのかすらわからない。可哀想だ、と思うのも失礼な気がして。

私は親ガチャ、大当たりです。ハズレた人の気持ちや、成人してもなお引きずるその気持ちを素直に優しく包み込んであげられるほどの心の広さは持ち合わせていないようです。

ただ、社会問題として大きな問題だと認識している。収入や地域によって格差があることは確かですから。そこから目をそらすことはしません。一個人として、誰かの家庭環境に関する不幸話に心から共感することはできないというだけです。

時々、受け入れられないことや共感してあげたいのにできないことがあると、自分の心が狭すぎることを実感してしまって虚しくなりますね。
多分四畳半ぐらいだと思う。

私もいつか自分に子供ができたら、子供がこの親の元に生まれてよかったと心から思ってもらえるような親になりたい。

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