猫田の不登校物語（６）〜私が今不登校の方に伝えたいこと〜

今回はただただ私が今不登校で悩んでいる方や学校に無理をしていっている方に伝えたいことを書いていきます。
悩んでいない方も読んでくれたら嬉しいです。

＊考えることをやめてみる＊

私は自分が不登校になるまで、不登校の友達がなぜ学校にこれないのか全くわかりませんでした。
嫌な人がいれば無視すればいいのにとかいじめられているなら先生に助けてもらえばいいのにとか。
でも自分がなって思ったことは、そういった無視するとか助けを求めるとかが本当に必要になった時って案外それができないということです。
そして私はいじめは絶対にあってはいけないものですが、いじめのきっかけというのが100%いじめている側がいけないとは限らないといじめられている方も思っているから助けを求めることも自分を守ることも難しいのではないかと考えています。
もしかしたら今いじめに悩んでいて、周りから自分を責めないように言われたりするかもしれませんが、自分で自分も悪いと思ったり自分にも責任があると思うことがあればそれは無理に変える必要はないです。
無理に自分の考えを変える必要もないし、時には自分を責めてもいいと思います。でもそこで言いたいのは、自分のことを責めていても自分には何もメリットがないということです。何かを頑張りたい時に自分を追い込むことと自分がいけないんだと責めることは全く違います。
悩み始めたらなかなかそれから解放されないのはよくわかります。
解放されないし、解決策も出てこないし、誰も助けてくれないしどうしようかなぁ、、、ってなりますよね。
そういう風に心の元気がないときはあんまり考えないようにするのがいいですよ。
大人の人に色々アドバイスをもらったり、心配されたり、これからどうするのって聞かれたり色々あると思います。でも、意図的に思考を停止させるのがおすすめです。
自分が悪いこともあったり、向こうが完全に悪いこともあったり、もしくは完全に自分だけの問題だったり、家庭の問題だから誰を責めることもできなかったりで悩みの形って人それぞれだと思いますが一回考えるのやめてみるのがいいと思います。
そこで学校にいくことで考えてしまうのであれば学校に行かなければいいし、逆に一人でいることで考えてしまうのであれば学校にいってみたり、お散歩してみたり、好きなものを食べてみるのがいいと思います。
それでも考えてしまうものなのですが、意識するとちょっとだけよくなります。

一人で悩むことや考えることはすごく大事ですが、やりすぎはよくないなぁと私は思っています。
自分自身考えが事大好きで、いいことも悪いことも色々考えてしまうのですが、それがいい時もあれば悪いこともあります。私にとって不登校中のネガティブな考え事はなんの利益にもなりませんでした。
そうやってよく考えるように言われたり、自分のことは責めないように言われたりして何かしら考えさせられると思いますが、周りの人間も自分自身の思考も一回放っておいて、何も考えないことをしてみてください。

＊特別な環境＊

今不登校になって自分のこれからについて不安な人ってたくさんいると思います。私もその中の一人でした。
でも今は自分の好きなことをできる自由な学校に通って、自分らしく自分おやりたいことをやっていて、こうやって自分の考え方や経験をnoteを使って少ない数ではありますが読んでもらっています。
意外と自分次第でどうにでもなります。
普通に学校へ通って普通に進学した人たちよりも確かに今の社会では学校に通わないというのはリスクが高いことは事実です。
でも私は不登校になったことでわかったこととか感じたことってたくさんありました。自分自身と向き合う良い経験にもなりました。
今あなたが不登校なのであれば、自分の良い経験になると思って多数派のみんなとはちょっとだけ違う勉強をしていると思うべきです。
そしてその勉強はもしかしたら机上の勉強よりもはるかにあなたの役に立つものかもしれないことをわかってほしいです。
数学も英語も歴史も絶対に役に立つし、自分を豊かにしてくれるものです。でも今自分がいるちょっとだけ特別な環境を少しでも自分だけの世界にしてしまえば数学よりもあなたを豊かにしてくれるものだと思います。
今辛くて死んでしまいたいぐらいなのであれば、死んでしまってもいいのかもしれませんね。でもそれって本当に自分がやりたかったことなのか自分にきちんと聞いてみてください。
今の気持ちだけで、もしかしたら将来ものすごくこの経験が役に立つかもしれないのに、死ぬことでそれを強制的にやめてしまうのは勿体無いです。
それにみんながみんな不登校を経験することができるわけではないです。
特別な経験でちょっとだけ辛いけれど絶対に普通に学校に通うよりも濃い経験になると思っています。

＊まとめ＊

今まで色々書いてきましたが、私自身もどういう風にすればいいかよくわかりません。体験したからって分かるわけではないのです。
それに不登校だった有名な人や芸能人って結構いて、色々なことを言っています。そして無名な、どこのどいつかもわからない猫田と名乗る奴もこういう風に自分の意見を発信しています。そんな世界で、何が正しいかなんてどこにもないし、思考を止めてみちゃえ〜って言ってる猫田がいるから止めてみたら悪化することだってあります。
自分と全く同じ悩み、状況、性格、家族、学校、友達を持っている人なんていないです。
だからどこかの誰かが言っていたあたかも正しいことはあなたに当てはまらないこともあります。それは全然不思議ではありません。だって違う人間で違うところで育ってきたんですから。
でもこういう風に経験したことのある人は、少なからず共感してくれるし、必ず助けてくれます。
誰か芸能人をお手本に頑張ってみるのもいいし、私とか、私がこの前紹介したのぞみちゃんみたいな子に相談するのもいい。とりあえず今の自分の状況を少しでも人に伝えようとしてみると、話しているうちに自分で解決できちゃったり、自分自身や自分のいる環境について自信を持って話ができるようになるかもしれません。
全ては自分次第です。捉え方とか環境を自分で変えてみてはどうでしょうか。
今の自分の状況を少しでも前向きに捉えてみてください。

全ては自分次第です。