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バンクシー展 天才か反逆者か

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ストリートアートにこんな有名人がいることを知らなかった。でも作品を見たことはあった。

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バンクシーがテーマとしているもの(政治的社会的テーマ)はとても興味深く、深い。そしてただ皮肉めいた風刺アートだけではなく、画として上手い。

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ダンボールがキャンパスなんてシャレてる。(ほとんどは壁がキャンパス)

それぞれの題名も凝ったものではなく、とてもわかりやすい。(あえて日本語に訳さずカタカナのままだといまいちわかりにくいが、英語だとなるほど、となる。)


版画や線画がメインと思いきや、モンキー・パーラメントという作品ではとてもキレイな絵画だった。(内容は盛大に痛烈な政治批判だけど笑)
いろんなタッチが見れるのも、バンクシーの魅力なんだと思う。

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私が1番おぉとなった作品はToxic Mary
これは特に痛烈に宗教を皮肉っている。

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『マリアとイエス、そして宗教的権力者と俗人との関係を風刺している。
毒の配合されたミルクを赤ん坊に与える聖母の姿は、はたして宗教が信者に真の安全をもたらしてくれるのか、という疑問を投げ掛けている。
宗教はこれまで多くの戦争を引き起こし、人を死にいたらしめ、文化的不寛容を生み出してきた。』

宗教は人を救うもの、であるはずなのに宗教戦争が起こり、人は血を流す。
皮肉なものだなって思う。


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2017年、バンクシーはイスラエル•ベツヘレムにホテルを手がけた。私がベツヘレムに行ったのは2016年なので、、、悔しい!でもこれでまたイスラエルへ行く理由が出来たので、今度行く時にはここも目的に入れようと思います。
通称「世界一眺めの悪いホテル」。
どんな景色が待っているんだろう。

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この展示会では音声ガイドが無料でダウンロード出来るし写真撮影OKなので、家に帰ってからも楽しめる。たくさん余韻に浸れるので、オススメです!


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