ほっこり4コマ0207

エントリー作品ご紹介(1) #ほっこり4コマ漫画大賞

ほっこら〜のみなさん、こんにちは。
今日は金曜日。土日が休みの方は、ほっこり週末が楽しみですね〜*

先月7日に突然開催を宣言した「#ほっこり4コマ漫画大賞」に、68本もの作品をご応募いただきました。誠にありがとうございます!

すべての応募作を集めた「ほっこり作品集」がこちらです。

多彩なほっこりマンガやイラストが入っていますよ。疲れたなーと感じたときは、ぜひこのマガジンを開いてみてくださいね。

きのう予告したとおり、このマガジンにある全ての作品をこれからご紹介します。初回の今日は6作品。
僭越ながら私の感想や図解も入れさせていただきますね。あわせて楽しんでいただければ幸いです。

1.「コチョコチョ」/あげまんじうさん

うまい。
あげまんじうさん、プロの漫画家さんでしょうか?もしそうだったらプロにうまいなんて失礼だけど、本当にうまいと思います。読者を意識した、いろんな技が光ってる。

4コマとも構図はほとんど同じなんですよね。とてもシンプル。2コマめと3コマめなんてセリフもない。その「静」が4コマめの「動」のオチをとても派手に盛り上げてるんですよね〜。間の使い方が絶妙です。

誰の目にも見やすく好感が持たれやすい絵と配色。読む人へのサービス精神がとても高い作品だと感じました。

あげまんじうさん

あげまんじうさんの自己紹介を拝見すると、マンガやイラストのほかに小説も書かれるとのこと。(成人向けの有料小説もあるって!)さらに歌手として音楽活動もなさるそうで、マルチな才能に感服しました。

直近投稿記事の中で私が好きなのはこれです。

あの日教会で浴びたライスシャワー、二度めは我が子の乱れ打ち。

2.「バトンミス」/此方(こなた)さん

「画像」で投稿していただいた作品は、ここにURLを貼ったときに4コマがそのまま表示されるんだけど、此方さんは「テキスト」で投稿されているようなので全体が見られません。せっかくなので4コマ画像のみコピペしますね。

画像2

版画かな?と最初思いました。太い線に魅力を感じます。アート性のある個性的な絵に私は弱いのです。

その芸術性とは裏腹に、「スポーン」「がびーん」などマンガ的擬音が多用されているところがおもしろいなあと感じました。地文やセリフにも気取りがない。この対比は意図されたものなのか、作者に訊いてみたい気がします。 
なんとなくだけど、此方さんは小説や脚本を書くのも好きなんじゃないかな?

「今でも失敗したときこの言葉思い出す 僕の中でほっこりエピソード」と4コマの下に書かれているので、実話が元になっているんですね。最後、全員坊主にさせられたのか気になります。

此方さん

いま此方さんのnote見に行ったら、「こなちゃんて呼んでください」と書いてありました。

こなちゃんの直近記事から、私が注目したのはこちら。

キキとジジがAIロボットになって、空から宅配してくれる未来。いいなあ。
CVは高山みなみさんでおねがいします。(キキ=コナン=忍たま乱太郎)

3.「みんなの星」/星乃あめ@となりの宇宙人さん

最初に見たとき、おおお!と声が出ました。
こういう1ページ漫画でのご応募があるとは思わなかった。
プロの作品です。あめさんのブログを見ると、K談社さんからデビューしたと書いてありました。いまは個人で活動されているようです。

宇宙ネタが好きなんですよ、私。Macの壁紙、NASAのHubbleSiteさんからダウンロードしてます。

あめさんの作品、始めはただみんなで星空を眺めているのかと思いきや、3コマめの主人公のセリフから、4コマめにいるほかの3人がどうやら宇宙人であることがわかる。

プロの技術が凝縮された、愛あるロマン作品です。

星乃あめさん

あめさんの漫画はnoteでいろいろ読めます。編集部のおすすめに選ばれていたこちらの作品が私も好きです。上の4コマのキャラが登場するので、物語がより深く楽しめますよ〜。

4.「抱きまくら買ってやらないと」/ちょこ(宗像ちよこ)さん

手描きですよね。写真に撮って投稿してくださったのでしょうか。
よく見るとご自身のアイコンにも同じピンクのぶたさんが!
文章をメインに、お絵描きもなさる方のようです。

色のチョイスが好きだなあ。布団カバーが紫。枕はカラフルなストライプ。色に統一感があると、それだけで安心して読めるんですよね。
色鉛筆を使って楽しく描かれたのがよくわかります。
手書きの文字がまたいいのですよ。ふきだしを省略してあるのも新鮮。

ご夫婦だと思いますが、二人が愛し合っていることがとてもよく伝わってきますね。末永くお幸せに!

ちょこさん

ちょこさんの直近noteでひときわ目を引いたのがこちらの記事です。

31日分の手描き絵日記!圧巻です。1月の下でクマさんが横になってる。抱きまくらのお話はほんとにあった日常エピソードなのかな〜?

5.「わたしの愛情貯金」/タダノヒトミさん

ヒトミさんは普段文章を書かれているようですが、今回は4コマ漫画にご応募くださいました。上の記事から漫画部分だけ抜粋しますね。

タダノヒトミさん

この4コマに添えられたヒトミさんの文章を読んで驚きました。

「書いたこともない漫画に挑戦するんです」
しかも
「さっき15分で書き上げました!」

マジっすか!

ご本人は絵が苦手だとおっしゃっていますが、なんのなんの。上手だと思います。メッセージカードの隅っこなんかに、こんなイラストが添えられていたら受け取った人は嬉しいはず。どうぞもっと描いてください。

愛情の受け渡しをめぐる家族のおはなし。あるnoteに心を揺さぶられたヒトミさんが、その想いをできればイラストで表現したいと考えていたそうで、今回のコンテストを「渡りに船」とご応募くださったとのことです。嬉しいな。

タダノヒトミさん

ヒトミさん、noteでサービスが始まったばかりの「サークル」機能をいち早く活用なさっています。詳しいグルメの知識を活かし、食品お取り寄せの代行なんかもしてくださるそうですよ。くいしんぼの方は要チェックです。

6.「わん」て言う柴くん/紫 りえ♪さん

こちらは「#文豪の挑戦」へのご応募です。文章がメインで活動されている方に、一生懸命描いたイラストを披露していただく部門。

りえさんが心を込めて描いてくださったイラストがこちらです。

画像8

おや?上手いじゃないですか。
ワンちゃんの散歩風景でしょ?情景がちゃんと伝わってきますよ。みんなにっこり笑顔で素敵。

まあ細かいところに目をやると、ちょっと「ん?」と思う箇所もありますが、一枚絵としてはとても上手に描けていると思うんですよね。

「ん?」って思うところも確かにあるけど・・・

なんとなくモヤモヤしないでもない気持ちでこのイラストを見たあと、その下に続く文章を読んでひっくり返りました。
作者のセルフツッコミが容赦ない。

ツッコミ内容を確認しながらイラストを見るとよりほっこりするので、もう一度同じ絵を貼ります。

紫りえさん

注①:小さい物体は魚顔ですがダックスです。体は鱗ではなく、洋服の模様です。

注②:ダックスは決して飼い主の足に乗っているわけではありません。

注③:男性の背中は決して腫れているわけでも風船で膨らんでいるわけでもありません。年配者の円みのある背中を表現したものです。

注④:男性の手足がまっすぐですが硬直しているわけではありません。

注⑤:左横で見ているのは通りすがりの私ですが、ふたりいるわけではありません。亡霊でもありません。犬たちに近づこうとしているのではなく、左方向へ向かって歩いています。え?なにか?

私のモヤモヤが、ことごとく説明されている!
作者の正直さに応えるべく、私も本音を書かせていただきました。

紫りえさん

同じ記事の中に、番外編としてもう1枚のイラストも紹介してくださっています。
が、その絵も似たようなものなのでそれよりも。りえさんが実際にこの状況に遭遇したときのエッセイを読んでみてください。

100倍伝わる。心に響きます。タイトルからして美しい。なぜこうも違うのか。文豪のちから。

以上、ご応募いただいた中から6作品を紹介させていただきました。
勝手なことをいろいろ言ってごめんなさいね。

楽しいわ。

続きます。

最後まで読んでくださってありがとうございます。あなたにいいことありますように。