マンガ_002

サラブレッドと「猫の皿」/ペンネームの由来

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いかがでしたか?

この落語は本来、のどかな江戸時代が舞台です。「はたし」と呼ばれる、骨董品を田舎で安くはたいて買い入れ、江戸で高く売っている男が、ある地方の茶屋のオヤジに一杯食わされるというお話。

上のマンガの「猫が高値で売れる」というおかみ(本来はオヤジ)の言葉が落語のサゲで、猫はそのまま「はたし」の男に売られ、オヤジが儲かるということになっています。欲しくもないのに買わされた猫を男が大事に育てるとは思えず、猫があまりに不憫なので、マンガではおかみに救済してもらいました。(そのおかみも食えない人ですが)

落語をマンガにアレンジしたのは初めてだったけど、なかなかおもしろかった。
みなさんにも楽しんでいただけたなら幸いです。

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本家の落語もぜひ聴いていただきたいので、YouTubeに公開されている動画のうち3つを紹介させてください。

いちばんのオススメは古今亭志ん生です。音源が古いのと病み上がりで滑舌があまりよくない(もともと聞き取りづらい)ですが、いかにも江戸っ子らしい味わいがあります。

次のおすすめは古今亭志ん朝。こちらははっきり明快に聞き取ることができて、とてもわかりやすい。猫にやけにくわしい描写にも、個人的に好感が持てます。

最後に上方落語を1つ。私は関西生まれのくせに江戸落語のほうを贔屓にしているのですが、この米朝の落語はまくらから笑えます。演目が「猫の茶碗」に変わっているのも興味深い。この落語も時代が昭和になっていて、より身近に楽しめる工夫がほどこされています。

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落語をBGMに時々ぬいぐるみを作ったりするのですが、笑いすぎて針が止まることもしばしばです。
秋の夜長に落語、おすすめですよ。


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