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【勉強記録】東北大学 人間脳科学入門の学び week2 認知プロセスと人間らしさ

こんにちは。長尾早苗です。

授業を受けている日は幸せな気持ちでいっぱいになるけど、いざ復習しようとすると孤独な気持ちになるのはどの勉強も同じなのかもしれません。

また、わたしの脳についてもよくわからないプロセスがあり、低血糖体質と診断されました。また、右側の足の筋肉がすぐにこわばります。

なにかしらでインスリンが過剰に脳の中で分泌されることにより、血糖値が低く出てしまいます。糖尿病などの生活習慣病ではないですし、食べ方に気をつけていれば健康そのものなのですが……
うつうつとしたり、いらいらしたり、すぐ疲れてしまうのはこのせいなのだそうです。

食生活の見直しのためあすけん(栄養学AIアプリ)を使っていますが、栄養素はまんべんなくとれているのにカロリー不足なんだとか。どうすりゃいいの……

うう……弱い体と仲良く付き合うためにも、自分の脳や人間の脳はどのようにして物事をとらえ、考えているのかを学んでいます。

今週は「人間らしさ」についてgaccoで学びました。
人間らしさとは、高度な認知処理と社会性を持っていることです。

詳しく今回学んだことをメモしていきます。

今回もイラレで途中途中で図解していきます。


2-1言語処理に関与する脳領域

言語処理については「ブローカ野」と呼ばれる赤い丸印が発話を、「ウェルニッケ野」と呼ばれるオレンジ色の丸印が意味を処理しています。
言語間(例としては日本語と語法が似ている韓国語、語法が似ていない英語)のように、母語と第二言語間の言語規則の類似・相違、語用論的処理は「ウェルニッケ野」がつかさどっています。
図の「間接的表現」とは何かというと、「暑いですね」ということばがあります。
砂漠の中で「暑いですね」と言ったらそりゃ「暑い」ですよ。
でも、ドアを閉め切った部屋で「暑いですね」というと、間接的に「ドアを開けてください」という意味が含まれてきます。
これを「間接的表現」といいます。

2-2ミラーニューロンと身体化された認知

ミラーニューロンというのは、文字通り鏡のような役割をする脳機能です。
最初は大学にアイスクリームを生徒さんが持ってきていたときの大学研究室のサルの反応から研究が発展しました。
アイスクリームを持ってくる→おいしそうな・冷たい・甘いにおいがする・食べ物を持ってくる→自分が食べた時を想像する
そこで視覚的・感覚的に運動前野と呼ばれる紫色の丸印、青色の丸印が活発になるという結果が出ました。
この反応はサルだけではなく、同じことがヒトにも言えるそうです。
行為や動作の情報を、自他の区別なく脳が表現しているんですね。

2-3「意味」の神経基盤

意味とはなんでしょう?
ことばの持つ意味だけではなく、先週ここにも書きましたが、すべての事象は情報刺激として伝わります。
その「意味」をつかさどっているのが赤い丸印のところです。
モダリティというのは、その情報刺激のことです。
ことばだけではなく、湿度・温度・運動など、さまざまな環境も「意味」に含まれます。

2-4社会性(1)共感と共調

次に、社会性について。
学生のころ集団生活を送っていた方ならわかると思いますが、協調性というものが重んじられてきました。
それは「共感」「動作共調」というものに表れてきます。
今は共感しないものに興味を抱けなくなっている人も多いですし、どの程度共感するのかはひとそれぞれです。
不快な共調・快い共調、どちらも前回ここにメモしましたネガティブ感情・ポジティブ感情をつかさどる部位が活発になることにより、その人それぞれで共感・共調できることが大きいそうです。

いわゆる「共感」「共調」は、見ている他者の行動や知覚を自分の中で脳のプロセスが同じものを作り出していること(思い出すことと似ています)になります。

2-5社会性(2)心の理論

思いやりがあるひと・気遣いのできるひと・空気を読むのがうまいひと
この3条件は社会的に重宝されます。
その他者への理解(気遣い)はどこから生まれるのかというと、図の3つの部位です。神経基盤と呼ばれる3つの部位ですが、想定内(理論上でも)と想定外のことが起こる状況の中で、高く負荷がかかるのが緑の丸印の部位です。
わたしも想定外のことが起こるとちょっとパニックになったりオロオロするので、この部位に負荷が多くかかっているのかもしれません。

2-6社会性(3)言語コミュニケーション

次に、他者とのコミュニケーションの話です。
言語能力と社会認知能力を総じてコミュニケーション活動と言います。
図の3つの丸印の部位と、聴覚連合野が電気信号を送り合って作用します。
最も代表的な言語が日本における「敬語」です。
目上の人に対して使う謙譲語・尊敬語は、社会的規範の中で言語形式が変化する最も特異な言語だと思います。
それは学生の時アルバイトをしている・仕事をしている、などの社会的な活動において活発になってくるものだということがわかりました。

2-7作業記憶

作業記憶はワーキングメモリー、略してWMと名付けられています。
視空間性の作業記憶はどこに何が位置しているのかを記憶したり意識を保持したり操作したりできます。それに対し言語性の作業記憶は、文字情報などを記憶できます。
どちらも紫の丸印と緑の丸印の部位を使うことは一緒ですが、言語的な作業記憶はオレンジの丸印の部位も使います。
なお、視空間性の作業記憶は、中央実行系と呼ばれています。
なにかを選択したり注意したりするときに使う部位と同じ部分が活発になります。

2-8様々な思考

創造的な思考(クリエイティブな思考)はどこから生まれてくるのでしょうか?
実在するものを想像するとき、紫の丸印と緑の丸印の脳の部位が活発になります。しかしそれらを複合して「新しいものを作り出す」というとき、活発になるのはオレンジの丸印と緑の丸印の部位の相互作用によります。
つまり、より具体的で検証不能な質問の概念処理にすぎないかもしれないということが今わかっていることだそうです。

脳というものはクリエイティブな思考まで生み出すことができるんですね。面白い。

2-9機能領野内機能分化:vLPFC

問題や課題が複雑かつ抽象性が増してくると、オレンジ色の丸印の部位が活発になります。機能としては複雑さや抽象性が増すとどんどん前の方が活発になってくる。
感覚情報を処理し活用するのが赤い丸印の部位です。

*まとめ

脳にはいろいろな可能性があります。
論理的に思考プロセスを置き換え、論理的に判断する仕組みは、ココロというものや考え方を脳の中で行う部位がきちんと存在することがわかりました。

人間の脳は不思議で、このような記憶・理論に基づいて、脳の「クセ」を生かしてあげると、そのひとそのひとが生きやすくなるのかもしれません。

わたしにとって「理解する」ことは、このように視覚化し、言語情報に「分類してまとめる」ことでした。
それを誰かに教えるように「伝える」ことこそが、自分の認知プロセスをより自分のものとして理解する手助けになっているようです。

今回、noteにまとめながら授業を受けていましたが、確認テストの結果がweek1よりよい結果になりました。
わたしの脳の「クセ」だと思います。

読み直して見直して復習してより自分を理解することに役立てていけたらと思います。

week1

week3につづく


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