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【田舎の同調圧力と銭湯の男の子】

にほんブログ村「シンプルライフ」カテゴリーでブログを書いています『なぜ猫』です。母の認知症をきっかけに、2019年1月からブログを書き始め、飼っているペットの事、家族の事、断捨離の事、などなど今までに書いた記事は、1000を超えました。

そんな過去の記事から、一つご紹介させて頂きます。


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海のそばの小さな田舎町で育った私。

まさに、『波を枕』にして大きくなりました。

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結婚して、『田んぼの田舎』のお嫁さんになりましたが、転勤族だったのであちこち回ってやっと、5年前に、夫の実家の敷地内に家を建てました。同居はしていません。スープは「火傷」する距離。


海だろうと、山だろうと「田舎」は「田舎」。

変わりはないだろうと、最初は、思っていました。


転勤族で、

たまに帰省していた頃は、何にも感じなかった「圧力」

田舎の同調圧力。

田んぼの田舎は海の田舎よりも、「同調圧力」が、強い気がします。

本家分家、長男、次男、お嫁さん、婿養子、外孫、内孫、よその(他県)人。


この町の住人(特に女性)が、会話の中で、よく使う単語。

「同調圧力」キーワード。

それぞれの役割が、決められた「役」を、キチンとこなすべきで、それを怠ると陰口を叩かれる。

それを、時代遅れとか煩わしいと言うのは、簡単ですが、これからも、この土地に住み続けるなら、なんらかの自分が楽に生きれる様な理屈というか、意味というか、考えないと、いけないな~っと、最近思います。


一昔まえ(夫の母の世代)なら、よその県から「嫁」にきた長男の妻に、「人権」なんてものはなく、彼女の『QOL』(クオリティオブライフ)なんて、脱穀機にかけられて、牛の餌にでもされていた。(←ちょっと、意味わかんない。)

嫁として、残りの人生ごと嫁ぎ先に差し出す。そんな時代。

自分が育った町も、相当閉鎖的で因習めいた『村社会』だったけど、あまりにも過疎地で若者の人口流出が止まらず、今はゴーストタウンのようです。もはや『村社会』の体を成していない。そして、盆正月になると、都会の『ドライ』な人間関係を身につけた若者たちが帰省してきて、じいちゃんやばぁちゃん達に、お土産のハトサブレのように「軽くて」「甘くて」「ドライ」な価値観を、持ち込む。

田舎に残されて、都会に出た子供達を恋しがっている老いた親にとって、子供があか抜けた服を着て、あか抜けた妻や子供を連れて、あか抜けたお店のロゴ入りのお土産袋を手荷物に帰ってくる事は、役場のスピーカーの、ひび割れた音声で、全世帯に自慢したいほど、嬉しい事。

「他人に自慢しない」とか「みんなと一緒」と言う同調圧力も、当の「他人」や「みんな」が絶滅危惧種の限界集落では、風前の灯・・

要するに、『同調圧力』って、隣の人の顔も知らないような都会や、限界集落のように消えつつある『ど田舎』では、機能しない物。

ちょうど真ん中に位置するゆっくりと過疎化に向かいつつある中規模の『田舎』では、まだまだ『同調圧力世代』〜DCA48〜のような一派が、町(村)を見張っている。

人と違うことをする者を、陰口を叩いて村八分にする。

他県出身の私が、夫の実家と同居しないで敷地内に自分だけの家を建てても地元出身の「お嫁さん」のようには叩かれない。

「あ~、他所の人だからね・・・。(お気の毒様)」

「あー、宇宙人だからね」と意味は一緒。

要するに、『他県』の人は、いつまで経っても『他県』の人。村の正規メンバーじゃないから、「ノーカウント」メンバー。隠れキャラ的な?

同じ町出身の「お嫁さん」だと、「なんで一緒に住まないの⁈」と、叩かれる叩かれる。正規メンバーは大変。

私がパートでお世話になっているレストランも、私以外全員地元の人なので、「○○さんはよそ者だから、しょうがない・・」的な話をよく耳にします。

そして、そう言った後で、

「あ!『なぜ猫』さんも、他所の人やったね!ごめーん。」ヽ(*´∀`)

いや、いいっす。

大丈夫っす。むしろ、よかった『よそ者で』っす。

地元愛って大事。

まだ、『地元年齢5才』なんで・・・。

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銭湯で男の子が、番台に座ってるおじさんに、

「何才まで、女湯に入れる?」と聞くと、

おじさんが、「その質問をするようになったら、もう、入っちゃメ。」

というネタを、何かで聞いたけど『同調圧力』とにてる気がする。

気づいた時はもう『圧力側』 (⌒-⌒; )


最後まで読んでいただきありがとうございます。

『なぜ猫年はないのか問題』のブログもよろしくお願いします(o^^o)

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