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慈悲の瞑想

猫目石一家は、マインドフルネス瞑想を始めた時から、慈悲の瞑想を取り入れております。最初のうちはどうもぎごちなくて、心にしこりのようなものが残りました。しかし、続けていくうちに心が空っぽになっていったこと、加えて現実面でも良き結果がもたらされました。仏教って現実重視なんだねぇ なーんて生意気な解釈を始めた、猫と年寄りでございます。

ところで・・・慈悲の瞑想ですが、セリフは以下の通りでございます。これらを心に語りかけておりますよ。

猫目石金平がしあわせでありますように。苦の種から解放されますように。猫目石ばぁさんがしあわせでありますように。苦の種から解放されますように。
生きとし生けるものがしあわせでありますように。苦の種から解放されますように。
義理母がしあわせでありますように。苦の種から解放されますように。
豊福一家(猫目石一家の友猫)がしあわせでありますように。苦の種から解放されますように。

上記は割と楽に唱えられます。しかし・・・ハードルが最も高いのが猫目石一家のかつての敵の幸せを願うことでした。

特にばぁさんは、根に持つ体質でございます。嫌な目にあったときは、仕返しをするのが常でございました。しかし・・・仕返しをしたとしても、根本的な解決には至らないのでございます。その件に関してじくじくと考え込むことが多く、心はぬかるみ状態でございました。

いずれにしましても、「敵の幸せを願う」ことはお釈迦さまの教えでありますゆえ、やってみることが大切なのではないか?と、われわれは判断いたしました。

心は置いといて、とりあえず言葉から入ってみる。そのうちになんとかなるんじゃないの?形から入るって言うしさ。

金平はこのように申しました。

結果的には、金平のアドバイスは真実になりました。最初のうちは「幸せになりますように」と念じているふりをしておりましたが、いつのまにか相手へのこだわりがなくなっているのを確認。これ、本当です。好き、嫌いという感情がなくなってくるのですよ!無関心といった感じです。

傷を受けたことは覚えてはいるのですけれど、そういうこともあったなぁくらいになっていき、昔の怒りはどこへやらと思えるほどの状態に変化していきます。

金平は「形から入るってもしかして大事?憎たらしい相手でも、とりあえず上っ面だけ許していたら、本当に許せるようになっちゃったよ。やっぱ形から入るって一理あるのかもね。よく姿形を変えるだけで、気持ちまで変わるっていうけど、本当みたい。部屋なんかでも掃除すると、気持ちがしゃんとするだけじゃなくて、全てがうまくいくかもね。だから風水ってあるのかもね。信じてないけど〜」と生意気なことを口走っておりました。

猫目石一家は慈悲の瞑想に心を射抜かれました。この瞑想すごい力がありますよ!

慈悲の瞑想やっていなければ、古いことにしがみつくだけではなく、今の自分を受け入れる余裕もなかったと思います。現在のわれわれには、過去のジャンルや脈(猫 人とのつながり)は全く用をなさないんだなぁと知らされております。違うことに向かう必要があるんでしょうな・・・

住む世界を変える(次元が変わる)ことが必要なのです。このようなこと、何者かに知らされ、ほくそ笑む猫目石一家でございます。


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