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リアルの五感、違和感を大切にしよう

やっとコロナの新規感染者数が減り、外に出かける人も増えてきました。
一方で電車内での事件が続いている。
かく言う私も電車に乗ると友人とLINEなどでやりとりしていて、スマフォに気を取られて乗り越してしまったりする。
自宅にいる時もパソコン、スマフォ、タブレットに集中して、音はヘッドフォンにしていると、リアルな環境なのに卵のような殻に入って意識、感覚を遮断している人も多いのではないだろうか?
普段から、変な匂いがする。ガス臭いとか、なんか変な音がする。いつもと違うとか、異変を知る感覚を養う機会はいくらでもある。
日本は地震列島です。丈夫なマンションも何度もある程度の揺れがあれば、家の中の異変やマンションの異変も分かるといいなと思う。

さらに、対生き物に大しての感覚はどうだろう。犬や猫を飼っている人は、言葉の通じない生き物に対して相手がどう感じているのか、何を望んでいるのかを知ろうと日々努力していると思う。なんかいつもと違うとか、インスピレーションを感じることができると思う。
私は、SNSでやりとりする人はリアルで知っている人中心なので、SNSだけはほとんどない。喫茶店で一人お茶していても、人を観察しながら見ていることが多い。

こんなことがありました。まだ会社員時代のことです。業務時間が終わり帰宅しようと社員出口から出たら、社屋を見上げるように立っている若い男性がいました。他の人は気にせず歩いているのですが、非常に違和感というか異様な感覚を感じました。1区画回ってみると、同じ姿勢で立っていました。家に向かうも気になってしょうがない。なので、残業している同僚に話をして警備員の方に声をかけてもらうことにしました。
その人は、就活している学生で、面接で落ちたその理由は採用担当を待ち伏せして聞こうとしていたとのことでした。
大変なことにはなりませんでしたが、歳を重ねれば衰えてしまう五感、違和感を感じる感触を大切にすることが、突然発生するリスクに対する自分ができる最大の防御のように感じます。

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