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福島県動物愛護センター「ハピまるふくしま」

福島県動物愛護センターは、平成29年4月1日に開所いたしました。
 福島県動物愛護センターは、もともと東日本大震災及び東京電力福島第一原子力発電所事故により、旧警戒区域内に取り残された犬や猫等の被災ペットの救護施設「三春シェルター」として、福島県動物救護本部により設置・運営されていたものです。
 この施設が平成28年1月28日に福島県に寄贈され、施設改修の後、動物愛護センターに生まれ変わりました。

☆はぴまるふくしまの業務紹介です。https://www.pref.fukushima.lg.jp/uploaded/attachment/445616.mp4

個室もありドッグランで運動
猫の場合個室ですが縦型
適切な運動と可能な範囲で検便や治療を行っています
センター獣医さんによる不妊去勢手術
清潔にして新たな飼い主を探します。

ハピまるふくしまの取り組み

児童期からの動物愛護教育の充実を図るため、センター職員(獣医師)を小学校へ派遣し、動物の飼い方の講話や犬、猫、ウサギ等の心音を聞かせるなど、ふれあい体験学習を実施しています
また、動物愛護の集いや犬猫の新たな飼い主を探して譲渡します

猫の適正飼養ガイドライン校正 (fukushima.lg.jp) 猫の3ない運動

思うこと

福島県では福島県動物愛護センター(令和4年度)と会津支所と相双支所とで担っています。譲渡対象のみの犬猫の不妊去勢手術はしているが、野良猫・地域猫の不妊去勢手術はしていないようです。
県に寄せられる野良猫等の苦情件数からして必要ないほど良好な状況なのでしょうか?
譲渡対象は行政が譲渡する以上2次繁殖を防ぐため当然必要ですが持ち込まれる7割8割は子猫であることから無主である野良猫の不妊去勢手術の有効性は明白であり、不妊去勢手術の主体は行政であることは明らかでその補助、お手伝いはボランティアであり主客転倒に思われます。
まず解決の主体・行政ができることを最大限提示して、個々の地域のボランティアに動いていただくのが本来の地域猫活動でもあるはずです。
センターでの譲渡対象の犬猫のみの不妊去勢手術でなく譲渡会をせざるえない理由・野良猫が生んだ結果の子猫の持ち込みを再度認識していただきたい。
野良犬猫の不妊去勢手術の実施を拡大解釈していただきさらに助成金という予算を使いながらボランティアさんの協力を仰ぐのが本筋と思います。
単に持ち込まれれば殺処分か譲渡会では、短絡的で目先に追われ何ら解決策ができてない状況は看過できません。
愛護法は動物の適正な飼い方はもちろん人との共生をうたっておりますが、基本動物は繁殖しますのでその繁殖制限なくしては空論で終始し枝を見て木を見ないかかのようで成り立ちません。
飼い主の有無で不妊去勢手術の主体については無主の犬猫である以上どこにあるかは明白です。
また99パーセントの動物愛護センターには処置室、手術室がありセンター設立時の先輩の方々の熱い思いと理想としたあるべき機能と考えられるが、今はほとんど簡単な治療程度で本来の役目は忘れ去られている。
日本動物愛護協会では昭和26年に施療院が完成32年には事務所を改築し病院、犬猫収容所、中古ながら診療自動車に買い換えられるなど昔の時代のほうが理想を目指した理念をふつふつと感じさせられます。
動物行政の根幹の理念は どこに行ってしまったのでしょうか、当時の初代前川病院長は90歳代でご健在です。これだけの年月が経っても殺す処分数に目が奪われ最も基本の繁殖制限はいまだ道は困難を極めております。
動愛法は動物を対象にして命の尊厳,人間との共生、管理等唱っていますが動物は繁殖するものという基本が抜け落ちてるがためセンターの機能がいまだ未熟なのではないかと思います。
福島県動物の愛護及び管理に関する法律施行条例の改正により、犬猫の譲渡に関する手数料が犬猫4000円、健康状態性格やワクチンや寄生虫駆虫剤に加え犬のフィラリア検査、猫のエイズ、猫白血病検査が加わりました。
どこも建物の器は新しくなっても本来あるべき動物行政の姿から動物愛護の真の姿が見えてこないのです。

 

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