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猫戸すずがはじめて有償依頼をしたときの話

活動者になりたい!の裏側を公開するシリーズ連載「実録!コミッションよもやま話」。

今回のテーマは「猫戸すずがはじめて有償依頼をしたときの話」です。

※この記事は以前「活動者になりたい!」で公開した以下の記事の元になったお話です。


全てのはじまり

全てのはじまりは、依頼をすっぽかされたことでした。

猫戸すずにとって、初めての依頼でした。

きちんと相手の言い値と相手のスケジュールに沿って、初心者なりにやれることはやりました。

相手からこの日までに連絡すると言われていたのに連絡がなくて、一度催促の連絡をしました。
催促の連絡に対してはすぐに返信がありました。

それからまた音信不通が続きました。最初に送ったテンプレートは初心者が書いただけあって情報不足だらけの欠陥品(だと今の猫戸すずが見て思うようなもの)です。なので、初心者なりにテンプレートの補足を送りました。

依頼内容確定後はコロコロ変えるなって言う人もいますが、相手からは何も連絡がなかったという点については見落とさないでいただきたいです。
相手からの反応は何もなかったので、相手がどう思っているのかこちらは一切判断ができません。そのトークルームはほぼ真っ青でした(自分から送ったメッセージだけがズラズラ並んでいる状態)。

その先に広がっていたものは

さらにその2週間後。あまりにもラフが遅いので、もう一回催促の連絡をしました。
するとすぐラフイラストが出てきましたが、本人曰くだいぶ前に仕上がっていたらしい。
連絡がなかった間にテンプレートの補足として送った内容は当然反映されていないし、なんなら最初に送った分のテンプレートも半分くらいは無視されています。

どうして出してこなかったんだろう、こんなものを出してきたんだろうと思って、イラストレーターの名前で検索をしてみたら、SNSのアカウントが出てきました。
そこに広がっていた光景は……

  • 忙しかったはずの期間に絵をあげてるんだけど?(仕事絵ではなさそう)

  • なんかスマホゲームのスクショばっかりなんだけど?(よりによって猫戸すずがやっているゲームだった)

なんだろうな、嘘つかれてたって気分になったんですよ。

このイラストレーターさんはこの時点でキャンセルにしました。
初めて誰かにコミッションを通してお金を払う、みたいな状況でしたし、だからこそこんな人にお金払ってたまるかみたいな気持ちがあったんです。

最後に

猫戸すずにとって最初の依頼はキャンセルでした。

ちゃんと猫戸すずが追加で送った内容まで反映されていたものが提出されていれば何も言わなかったと思いますし、おそらく活動者になりたい!は存在していません。

真面目に最後まで依頼をやってくれて、今でも納品物をちゃんと使っている人は三回目の依頼・クリエイターの人数に換算すると十人目くらいだったと思います。
その人とはいまだに仲良くしていますし、この初めての依頼とは別のキャンセルになり続けた依頼を引き受けてもらったこともあります(ちゃんと仕上がった)。

すでにこの依頼をしてからかなりの時間がたちましたが、自分の思っていた通りのイラストが仕上がったな!と思った経験は、片手で数えるくらいしかありません。猫戸すずのキャラクターイラストはそんな数少ないちゃんと完成して使っているイラストのうちの一枚です。
(もともとこの内容のブログをやるつもりで依頼をさせていただきましたが、ホントこんな内容のブログで使ってゴメン……と内心では思っています。)

一度引き受けたならちゃんと仕事と向き合ってほしい。それが猫戸すずの願いです。

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