・川べりに座って、私が向き合う盲目な安らぎに、私は死の柔らかさを感じている

・冬の日の晦、君を連れ去らないで 君は冬を生きていたの

・橙色の煙の中で私が静かに確実に腐敗していくその様を、貴方は笑っていつまでも見ていてよ

・私は醜いままでいたいのだ 醜さに甘えながら君の思想に傾倒する時間の為に生きていた

・君の血肉がそこにこびりついた光景を貼り付けた網膜を持ち合わせていながらも私は、君の事が思い出せなくて、上っ面な日常の隅に取り残されている

この記事が参加している募集

自由律俳句

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?