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【読書会報告】『饗宴』朗読読書会 (プラトン/中澤務(訳)/光文社古典新訳文庫)#3

こんにちは、『猫の泉 読書会』主宰の「みわみわ」です。

読書会のご報告です。
4月3日の朝、総勢五名で、第四章の途中まで、交代で音読して、感想や気になることを話し合いました。

以下、話題になったことについて…。

〇上から目線の恋愛観

・頭の良い人の恋愛観でこうなのか?
・本気で言っているのか!?
・モテなさそうな人のいわゆる遠吠えにも読める。
・ニーチェのルサンチマンの哲学に似ているかも。
・この意見は、古代ギリシアのアテネの人全体の考え方を代表しているのか? それとも、ここで発言しているパウサニアス個人の考え方なのか?
・現代の恋愛マニュアルとしても読めるところもある
・少年愛というが、同世代の恋愛は無いのか?
 →出会ってから何十年も関係が続けば、ほぼ同世代になってゆくのでは?

〇お金が目的の媚びはダメで、徳が目的の媚びなら良いのか!?

・微罪の場合に少年法の適用!?
・騙された結果、深刻な事態になったら?(オウム真理教に騙された人々など)

〇「徳」と言う言葉の中国風味

・古代ギリシアの「徳」と日本人が日ごろ考えている「徳」は同じものだろうか?

〇医師エリュクシマコスに診察を頼んだら?

・外科的なことは出来なさそう?
・カウンセリングが中心?
・原因を突き止めた~! と言うばかりで、ちゃんとした治療行為はできなさそう… 
・そもそも、患者によっては、症状をきちんと確認しないで決めつけで診断してしまいそう…(※4月24日に訂正:まともにみないとは、「診察拒否」、ではなく、「症状をきちんと確認しないで診断する」という意味に訂正)


本日はとくに、バトンリレーのように、参加者それぞれの人生経験や価値観から、連想を回してゆくうちに、思いもよらぬ方向へ広がっていく様子を楽しみました。

プラトン読書会は、まだまだ続きます…♪

■本日の一冊:『饗宴』 (プラトン/中澤務(訳)/光文社古典新訳文庫)

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