深芳唯子(みよしゆいこ)

文鳥と暮らしてます。初エッセイ『デパ地下の君』幻冬舎より配信中。 恋愛コラムやエッセイ、小説などつれづれなるままに書き散らしてます。スキやフォローありがとうございます! 記事執筆やエッセイなどお仕事のご依頼・ご相談歓迎します。Twitter:@natsuko0702tome
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わたしが実践した「絶対にためにならない」片思いのアプローチ術

学生時代、ある先輩にひそかに恋い焦がれていた。 あれが恋だったのか、ただの憧れだったのかはいまだにわからない。 すっと背が高く細い体躯で、こんがり日焼けした顔は…

恋するいきもの

恋する女はみんなヒロイン、なんて嘘 恋する女には安寧なんてやってこない 舞台での立ち位置が変わったら、スポットライトがほかを向いたら、さっきまでのヒロインがあっ…

consume-消費-

冷蔵庫のバターが消費されてゆく音が聞こえる 鈍く光るナイフでたっぷりとすくった乳白色のかたまりが トーストの焦げついた表面を音もなくすべる 幸福の詰まったのべ棒…

乗り換えられた女、あるいは

「行きつけの皮膚科の先生がね、優しくて診察もめっちゃ丁寧なの」 「へえ」 「だから当然っちゃ当然なんだけど、いつ行っても一時間待ちとかで、休み明けとかは絶対もっ…

クラスで一番地味で大人しい陰キャだったわたしが、人より損をしないために自分に禁じたたった一つのこと

損の多い生涯を送ってきました。…と、太宰ではないけれど言いたくもなる。 恥もそれなりに多かったけれど、わたしの人生において特筆すべきはやっぱり、地味で大人しい性…

おばあちゃんっ子が起こした奇跡〜なすの油味噌の哲学〜

幼い頃によく食べた味、舌に慣れ親しんだ家庭の味。 そう言われて思い出すのは、共働きの両親にかわって面倒をみてくれた祖母の手料理だ。 今思えば、彼女はなんというか…