おっかねー(笑)な話
今となってはあたりまえにあるお金ですが、お金はいつからあるのでしょう。
貨幣経済が本格的に普及したのは、平安時代以降といわれています。
それ以前は物々交換が行われていて、708年に和同開珎が発行されても、物々交換が行われていたそうです。
その後、中央政府が優遇策を取って流通を促したと。
ちなみに、貨幣は中央政府による経済統制のための手段だったようです。
そして、貨幣はもともと中国から流通された物。
さて、お金がなかった時代はどんな感じだったのでしょうか?
あくまで私の妄想で書いてみます(笑)
大雑把で突っ込みどころがありますが、ご容赦ください😅
おじいさんは山で猪や鹿を狩り、おばあさんは畑で野菜や果物を育てていました。
おじいさんとおばあさんは、お互いに相手の収穫物も欲しがっていました。
ですから、物々交換を行なっていました。
ただ、おじいさんの狩りがうまくいかない日があれば、おばあさんの収穫量が少ない日もあったことでしょう。
その際は、いつもと異なるレートで交換していたかもしれません。
もう少し加えて説明すると、おじいさんが熊を狩った時は、おばあさんはレア度が高い肉と交換するために、いつもより多く収穫物を渡していたかもしれません。
このように、物々交換の頃は、お互い様や助け合いの精神のもと、ひょっとしたら割に合わないトレードをしていた可能性もあります。
ところがある時、お金を持った商人が二人の所へやってきました。
商人はおじいさんとおばあさんの不安定な取引うぃ解消するため、お金を使うことを提案しました。
それぞれの収穫物に値段をつけておけば、収穫量に変化があっても安定した取引ができますと。
割に合わない物々交換をしていた自覚があったかわかりませんが、二人はお金を使い始めます。
そこで、商人は二人にこう約束させました。
・渡したお金の1%を利息として一年後に支払うこと。
・約束を守れない場合、商人の指示の元で働くこと。
例えば、おじいさんが100個のお金を借りたら、一年後に1個のお金を商人に返す約束になります。
おばあさんもおじいさんと同じく、100個のお金を借りた場合、両者が借りたお金は200個です。
ここで問題が生じます。
一年後、約束として二人はお金をそれぞれ1個ずつ商人に渡します。
二人のお金は99✖️2で198個になります。
二年後、さらに1個ずつ商人に利息を渡します。
二人のお金は98✖︎2で196個になります。
こうして、一年が経つごとに二人が借りたお金は減っていきます。
いずれ、利息の分のお金すらなくなります。
利息を渡さなくて済むには、借りた100個のお金を全額返さないといけません。
氣づいた時には、すでに手遅れ。
二人は商人に返済するため、奴隷のように労働させられるハメになりました。
一年後、最短で返済する場合も考えてみましょう。
二人が借りたお金は、合計で200個でした。
おじいさんがおばあさんと取引した結果、お金を101個持っていた場合、おばあさんは99個を所持します。
おじいさんは利息分も含めて101個、全額返済すれば脱出できます。
ですが、おばあさんはいずれ奴隷になります。
なぜなら、お金は商人が持ってきた物なので、おじいさんとおばあさんにはお金を作る術はありません。
商人は、どこかから持ってきたお金を二人に貸しただけです。
二人は働くことはできますが、お金を作ることはできません。
お金がなくても生活できていたのに、おじいさんとおばあさんは商人のために、もう少し大きい視点で表現すれば、なくても困らなかったお金のために労働することになりました。
お金は交換するのに便利な道具です。
ですが、大概にして使用料や手数料も同時に発生します。
ちなみに、商人が二人に渡したお金は、円でもドルでも、なんならペソでもどんな名前でも構いません。
そして、おじいさんとおばあさんの人数を増やしてもいいですし、国に置き換えて考えてもいいかもしれません。
お金とは無関係に元から存在していた、プライスレスな自然・資源を、お金という尺度に無理やり落とし込んで奪う。
自然も資源もない人は、奴隷になる。
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