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私の地元のお祭り「だんぢり祭り」のお話

本来は今日、明日と私の地元(大阪南部)では、
だんぢり(地車)と呼ばれる山車を曳くお祭りが開かれる予定でした。

が、コロナの影響で、おそらく一番有名な岸和田のだんぢりが中止になり、その後に行われる泉州地域のお祭りもほぼ中止になっています。

流石に残念な気持ちもあるので、
これね~ちょっとおもしろい祭りなんスよ。良かったら来年見に来てくださいなと魅力を書いてみます。

●だんじり/だんぢりとは

書き方はどっちでもいいみたいです。
そもそも「地車(じぐるま)」が正式名称。

▲走る伝統工芸品であり重要文化財

関西地方での祭りの「山車(だし)」です。
神輿や神楽など、いろいろありますが、車輪がついてて引っ張るのがだんじり。
清原の生まれ故郷、岸和田のだんじりが一番有名ですが、
実は神戸~滋賀まで関西一円で見ることが出来ます。

はやり病の流行を止めたり、五穀豊穣、漁業の収穫を感謝し、
豊作・豊漁を願う秋祭の一環で、地域ごとで開催。
基本的には「町」単位でだんじりを持って管理します。

詳細はWiki参照

●魅力

とにかく走り回って罵声が飛びかう迫力です(笑)

大きいもの小さいもの地域によって違いが有りますが、
基本的には笛と太鼓の音色とともに綱を引っ張って街中を練り歩くので、
固定の場所でわっしょいしている訳ではなく、笛の音を目指していったら居る。というタイプのお祭り。

関西で山車が出るお祭りでは、
京都の「祇園祭」が最も有名で観光客が多いお祭りですが、

▲祇園祭の山鉾

これはとてもゆっくり動き、期間も約1カ月間お祭りをしているので、
全然雰囲気が違います。

動画で見るのが早いかとなので、
YouTube添付しておきます。

●高速コーナリング「やりまわし」

カーブを全力で曲がるやつ。

岸和田のだんじりがすごいと言われる理由がこれ。
だんじりを引く参加人数が多い=早いので迫力があります。

屋根の上の人(大工方・だいくがた)の飛び跳ねっぷりは勇気の証。

ごくたまに倒れるので見る際は必ず場所を守って見てください。

●とびはねる「大工方」

屋根の上でウチワ持って飛び跳ねてる人。

「町」ごとに何となく構えや踊り方が違うのですが、
正直参加しててもよく分からない(笑)

なぜかモテる。
(足が速い小学生がモテるのとたぶん同じ理由)

●ぶつける「かちあい」

貴重な伝統工芸品を思いっきりぶつけ合うやつ。

今は泉大津という岸和田の隣の街でしか見れなくなりました。

ぶつけてえぇか?→えぇで の何となくの打ち合わせの後、
待ってる相手に後ろからぶつけます。

この行為におそらく意味はありません。

●さいごに

どう考えても密なお祭りなので、
中止は仕方ないのですが、地域問わずお祭りに命を懸けている人は居るので、そんな人たちのメンタルが心配です。

これね、2,3カ月前からみんな走り込みとかやって体作るんですよ。。。

私も高校生までは参加していたので、
この季節になるとよく地元に帰って祭りを見に行っていました。

「こけても綱は離すな」
※離すとだんじりに轢かれるからね(ニッコリ

という命に係わる教えだけ守れば、とても一体感が有り、
一日中走り回って健康にも良い(?)出し物です。

近年は観覧席とかも作ってくれていて、
観光客や外国の方も良く見に来ていますので、
ご興味あれば来年の秋の関西旅行がてらお越しくださいませ。

ジュース奢ってくれるんですか!? え!?コーヒーでもいいんですか!? 今から超がんばります。