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『2020年に本を1000冊以上読む』という目標を達成した話

フリーゲームの話が続いたが、今回はフリーゲームの話ではない。2020年の目標を達成した話だ。


これを目標に選んだ理由

読書は好きだが、自分以上に多くの本を読んでいる人がいる事に対して劣等感を抱いていたような気がするのだ。自分以上の人を見て自分が矮小な存在に見えていた。なので、たくさん読んでそれを改善しよう、と考えていたような考えていなかったような。

1000冊という冊数にしたのは、昔、プロフィールに「1年間で1000冊本を読みました」と書いている人を見てすごいなと思っていたから。そのプロフィールを見て20年近く経ってから私も挑戦する事にした。


ルール

挑戦する前に以下のルールを設けた。

・雑誌はNG マンガはOK

雑誌は読み終わっても1冊にはカウントしない事にした。雑誌からも有意義な情報は得られるが、簡単に読めてしまうと思っていたからだ。

マンガも簡単に読めるが、これは1冊としてカウントする事にした。マンガをカウントしていなかったら、1000冊達成は不可能だったと思う。

・最後まで読み終わらないとカウントしない

地味にきついルールである。半分読み終わっていても9割読み終わっていても、最後まで読まなかったものは1冊に含めない事にした。

・パラパラ読みはカウントしない

パラパラっとめくって要点だけ確認するというのも読書スタイルとしてはありだ。しかし、今回の挑戦ではパラパラ読みを禁止した。できる限り本から知識を得たいと思っていたのだ。

・読み終えた本は感想を書く。

一行でもいいし、面白かったつまらなかったでもいいからタイトルと感想を書くようにした。読むのに夢中になっている時は書くのが面倒になるが、記録にもなるし、これはルールとして設けてよかったと思う。


達成の為に利用したもの

1000冊の読書を達成する為に必要なものは多い。

『やる気』『本を買う金』『本を置く場所』『本を買う時間』だ。

特にネックになるのが『本を買う金』だ。ブックオフで100円の本を買ったとしても1000冊買ったら11万かかる。

1000冊の本を置く場所もないし、それだけの本を選んで買う時間があったら少しでも読む時間に充てたい。

しかし、やる気以外の問題を解決するのは簡単だった。Kindle Unlimitedを使った。

知らない人の為に説明すると、このサービスは月額980円(税込)でamazonの電子書籍の内、対象のものが何冊でも読めるというものだ。所定の金額を払う事で、食べ放題ならぬ読み放題が可能となる。本のバイキングという事だ。

これでコストの問題は解決できるし、電子書籍なので場所の問題も解決だ。24時間いつでも買えるし、本屋に行く必要もないので時間の問題も解決できる。

達成の為にこれらを使ったが、図書館が近くにあるならば図書館を使うのもいいかもしれない。

他に利用したのは『一カ月ごとの記録』である。感想とは別のもので、一カ月に何冊読んだかを記録しておいた。これのおかげで現在のペースや目標達成までどれだけペースを上げればいいのかが理解できた。


達成の為の工夫

目標達成の障害となるものは排除できて、後は実行するだけかと思ったが、初めてみるとすぐに壁に当たってしまった。思ったより読めないのだ。

1月と2月はペースが遅く、どちらも一カ月で70冊程度しか読めなかった。何故、こんなに読めないのかと反省した。上記の4つの内『やる気』だけは足りなかったのかと思った。

このままでは目標が達成できないと思い、3月は本腰を入れて工夫してみた。休みの内、読書だけに集中する日を作ったのだ。1月と2月は休みの日にあれもやりたいこれもやりたいとなって読書だけに集中する日がなかった。それがよくなかった。

それだけでなく、マンガ喫茶にこもる日を作った。私は1時間で3冊読めるので7時間いれば21冊は読める。それだけで年間の目標の2%を達成できるのだ。

上記のふたつの工夫のおかげで3月は200冊以上読めた。これでコツがつかめたのか、それ以降はほとんどの月で月間100冊程度のペースで読書ができた。ちなみに、マンガ喫茶にこもるのはコロナ禍という事もあり、4月以降はやっていない。もしやっていたら、4月以降も月200冊のペースを維持できていたかもしれない。


何冊読んだか

2020年で読んだ本の数は1272冊だ。コロナ禍という事もあり、読書に集中しやすい年だったのかもしれない。暗いニュースから逃れたくてがむしゃらになって読んだ日もあった。

今年も同じくらいの量が読めるか判らないが、去年と同じようにがんばってみよう。

以上。


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