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挨拶は理屈じゃない。自分がどんな性格であっても人として最低限するべきことだと思う

毎週日曜日の朝6時半から、フジテレビ系列で『はやく起きた朝は』というトークバラエティ番組が放送されています。

磯野貴理子さん、松居直美さん、森尾由美さんの三人が視聴者からの不平、不満、グチをもとにおしゃべりを繰り広げる番組で、私も毎週楽しみに見ています。

以前この番組内で、職場で挨拶をするのに毎回無視される人がいるが、もうこちらから挨拶するのはやめたほうがいいだろうか?というお便りが紹介されていました。

メンバーの3人は皆、挨拶を返されなくても続けるべき!と話されていて、後日再度その視聴者から便りが届き、「お三方が「挨拶は続けたほうがいい」と言われたので、そのようにしていたらついに返してくれました」という結果報告がされていました。

最終的には返してくれたのでよかったという話ですが、同じ職場の人が挨拶してるのに、返さないというのはどういうことだったんですかね?

その挨拶を返さないという人がどんな性格の方なのかということがお便りではよくわかりませんでしたが、もしかしたら人見知りの激しい性格だったのでしょうか。

正直、⾃分も内向型を自負している⼈⾒知りなので人との関わりは苦手ですが、こんな私でも「挨拶」に関しては必ずきちんとすることは⼼がけています。

ただ私も明るい性格ではないので、性格的に苦手な人だったりすると⾃分から挨拶することに一瞬躊躇してしまってる内にすれ違ってしまったり、勇気を出して挨拶したら無視されて、ちょっと落ち込むこともあるけど、だからこそ⼈から挨拶をされた時には、元気よく返すようにしているつもりです。

⼈⾒知りが激しくて挨拶も苦⼿だという⽅もいるかもしれないけど、なおさら挨拶だけでもしていれば、何考えてるかよくわかんない人、という⾵には⾒られないと思います。

それは何も⼈⾒知りであることがダメと言ってる訳ではなくて、逆に⼈として最低限するべき挨拶をしてるなら、堂々と「⾃分は⼈⾒知りです」って⾔えるはず。

精神科医の「⾹⼭リカ」さんが、最近の若い⼈は人見知りでもないのに他⼈とのコミュニケーションがうまく取れないことの⾔い訳として、「私、⼈⾒知りなんです」と前置きする人が増えている。と何かの本で語っているのを目にしました。

確かに⾃分の親しい仲間内ではいくらでも喋って盛り上がったりするのに社会⼈としての対⼈となると、人としてのマナーや礼儀に疑問符がつく⼈はよく⽬にします。まあそれは若い人に限りませんが。

本当は特に⼈⾒知りではないのだけれど、ただ単に⾃分にとって興味がなかったり社会⽣活上⼤きな⽀障のない部分での他者とのつながりがうまく出来ないことへの⾔い訳にしているのかもしれません。

そもそも本当の⼈⾒知りは、そこが⾃分の最も苦⼿な部分だと思っているので、軽々しく「私、⼈⾒知りです」なんて⾔わないような気がするんだけど。

考えてみれば芸能⼈の中にも最近は「⼈⾒知り」を公⾔する⼈が増えたから、そうした影響もあるのかもしれません。

ただ、それは「⼈⾒知り」であることを前向きに受け⽌めようという肯定的なカミングアウトであって、⼈としての未熟さの免罪符として使ってる訳ではないと思います。

⾃分も⼈⾒知りが強く、確かに⼈とすぐに打ち解けるといったことはなかなか出来ませんが、それを⾔い訳にして⼈としての礼儀まで⽋こうとは考えていません。

どんな性格であろうと、挨拶っていうのは理屈じゃなく、この社会に生きている以上は最低限人としてするべきことだと思います。

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