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NAGAREYAMA F.C.がRSLを勝利で締め括る。大坪コーチへ感謝を込めて。

NAGAREYAMA F.C.にとって2つの"最後"となる試合

2024年1月28日、我孫子・鎌ヶ谷リバーサイドリーグの第7節が開催されました。NAGAREYAMA F.C.は現在グループリーグ1位で、この試合に勝利でグループリーグ1位が確定、あとは各グループリーグ上位4チームによる決勝トーナメントで優勝を決める…のが本来の流れなのですが、NAGAREYAMA F.C.は決勝トーナメントの辞退が決定済み。よって、この試合がNAGAREYAMA F.C.にとってのリバーサイドリーグ、最後の試合、ということになります。

※決勝トーナメント辞退の理由についてはクラブの発表をご確認下さい

また、この試合の直前に、大坪フィジカルコーチの退団が発表されました。
初年度からずっと一緒に戦ってくれた大坪コーチ。新しい挑戦のため、今日の試合をもってNAGAREYAMA F.C.を離れることに。
つまり、今日の試合が大坪コーチのNAGAREYAMA F.C.での最後の試合、ということになります。

位置づけで言えば、この試合の結果如何で何かが変わる、ということはなく、いわゆる消化試合。
しかし、NAGAREYAMA F.C.にとっては2つの"最後"となる試合。
有終の美を。そして、大坪コーチにはなむけを。
この試合での勝利にこだわることに、意味は無くとも、意義はある。
そんな試合となりました。

この試合の会場は鎌ヶ谷市の福太郎スタジアム。メインスタンドのみではありますが、立派なスタンドがあり、声出し・鳴り物での応援も可能な素晴らしいスタジアム。我々ファン・サポーターも万端の準備で挑みました。

ちびっ子たちの目線の高さも考え、ちょっと低い位置に全選手のダンマクを設置。

いつものマッチデープログラム的なフリーペーパーはこちらです。


スターターは初めて板倉選手、高木選手を欠いた布陣に

この試合のNAGAREYAMA F.C.のスカッドはこちら。

1/28 リバーサイドリーグ第7節

直近の1月21日の江戸川大学フットボールクラブさんとの試合から、だいぶメンバーが変わりました。
ゴールキーパーは#1板橋 柊哉選手、センターバックは#9橋本 真吾選手、#2岡田 俊祐選手。サイドバックは左が#17今山 育巳選手、右が#18加藤 康徳選手。中盤は#7砂田 琢己選手、#6山室 伊ノ介選手、#11山口 賢人選手。山室選手は状況によっては砂田選手と並ぶ位置に降りることも。フォワードは左が#19飯沼 駿太選手、右が#10寺内 大登選手、中央が#15金山 俊介選手。

一番の驚きは、これまで絶対に外れることのなかった#13板倉 航希選手、#14高木 一希選手がスターターから外れたこと。怪我などで外さざるを得なかった可能性はありますが、試合開始時にこの二人のいないNAGAREYAMA F.C.は初めて。この二人を欠いたチームがどんな試合内容を見せてくれるのか、ますます楽しみな一戦になりました。
ベンチメンバーには、#8小野田 大樹選手、#13板倉 航希選手、#22澤口 瑛都選手、#23長野 峻己選手、#24栢野 史也選手が入りました。

大坪コーチが主導してくれる最後のウォーミングアップ

エース不在から生まれた、7人の得点者

試合は序盤から、NAGAREYAMA F.C.がボールを保持する展開。ピッチ上には新加入選手が4人入っていましたが、呼吸が合わないシーンは見受けられず、全員しっかりチームにフィットしている印象でした。
特に1/21の試合ではスターターではなかった選手、出場のなかった選手は傍から見ていてもかなり気合が感じられて。各選手が積極的なプレーを見せてくれていました。
心配していた攻撃面での連携も滞りなく。このわずかな期間でしっかり形を作ってくれる高監督、そして適応していく選手たちの凄さを感じました。

良い流れが続いている中で、前半21分。#17今山 育巳選手が逆サイドから展開されたボールを受けると、相手ゴールキーパーがディフェンスと重なってブラインドになった一瞬の隙をつき、コースを狙ってミドルシュート。相手ゴールキーパーが反応できないテクニカルなシュートで見事にゴールネットを揺らし、NAGAREYAMA F.C.が先制します。
更に、前半27分には#15金山 俊介選手が相手ディフェンスの裏に飛び出し、胸トラップからの豪快なゴールで追加点。
その直後、前半29分にも、今度は#9橋本 真吾選手のロングフィードから#10寺内 大登選手→#15金山 俊介選手とつなぎ、最後は金山選手とクロスする形で中央に走り込んだ#19飯沼 駿太選手が滑り込みながらゴールに流し込み、前半3点目。
NAGAREYAMA F.C.が3-0とリードで前半を折り返します。

キックオフ時の円陣
橋本選手も怪我から復帰!おかえりなさい!
何度もゴール前でのチャンスに絡んだ山室選手。
山室選手のキックフォームは惚れ惚れする美しさ。

後半早々には、右サイドの裏を取られて崩されるシーンはあったものの、全体の流れは変わらず。
後半13分、相手ゴール前からの素早いプレスでボールを奪うと、最後は#10寺内 大登選手が上手く相手ディフェンダーをターンでかわして抜け出し、落ち着いてゴールを決めて4点目。後半の流れをつかむゴールで、試合を決定付けます。
直後の後半15分には、交代選手が躍動。#8小野田 大樹選手と#22澤口 瑛都選手の連携で右サイドを崩してクロスを上げると、最後は中央に入ってきた#23長野 峻己選手がシュート。一度はゴールキーパーに防がれるも、こぼれたところを#24栢野 史也選手が詰めて、5点目。
後半18分には、#8小野田 大樹選手が中央に絞って開けたサイドのスペースに#18加藤 康徳選手が駆け上がり、相手ディフェンスの裏に飛び出した#22澤口 瑛都選手に完璧なスルーパス。澤口選手は落ち着いて相手ゴールキーパーをかわしてゴールに流し込み、6点目。
終了間際には、#22澤口 瑛都選手のフィードに#23長野 峻己選手が抜け出し、スイッチした#13板倉 航希選手がゴールを決めて、7点目。
結局、NAGAREYAMA F.C.が7-0で勝利。7つのゴール全てが異なる選手による得点というゴールラッシュで、リバーサイドリーグ最後の試合を勝利で飾りました。

今日はセンターバックでの出場となった岡田選手
澤口選手の初ゴール。しっかりGKをかわせる余裕…さすがです。
板倉選手を追い越すくらい、前から厳しくプレッシャーをかけ続けていた栢野選手。
途中出場でしっかりゴールに絡んだ小野田選手と、攻守で良いプレーを見せてくれた加藤選手
前半はフォワードで、後半はサイドバックとしても躍動した飯沼選手

個々がしっかりとアピールした試合…競争はますます激しく

この試合、何といっても#13板倉 航希選手が不在の中でも得点できることが証明できた、という事実が大きいと思っています。それも、誰かに頼った得点ではなく、7得点全てが違う選手によるゴール。チームとして点を奪う形、イメージが共有できているのだと思います。圧倒的な得点力を持つ板倉選手がいてくれることで、その頼もしさと同時に「万一、板倉選手が出られない試合があったらどうするんだろう」という不安は常にあったので、その不安を払しょくしてくれるような結果を出してくれたこと、我々ファン・サポーターに見せつけてくれたことが頼もしく、嬉しかったです。
そして逆説的に、一人で得点を量産してくれている板倉選手の凄まじさを改めて感じるという(笑)
あらためて、今山選手、金山選手、飯沼選手、澤口選手、初ゴールおめでとうございます!!!

そして際立っていたのが、#7砂田 琢己選手の存在感。的確なポジショニング、危険を摘み取るボール奪取、更には攻撃時の展開と、抜群の存在感を放っていました。センターバックで起用された直近の試合でも安定感を見せてくれましたが、本職であるアンカーの位置での存在感たるや。チームに一本太い幹が通ったように見えました。
アンカーの位置は、直近の試合では#14高木 一希選手と#22澤口 瑛都選手が務めていましたが、砂田選手は機動力のあるこの二人の組み合わせてとはまた違う強みを持っていて。さらに、このポジションにはゴール前への飛び出していくこともできる#6山室 伊ノ介選手もいて。誰をどう組み合わせるかで全く違う強みを持つチームになると思うので、今後、高監督がどのように起用していくか、非常に楽しみになりました!

本職のアンカーで圧倒的な存在感を見せてくれた砂田選手

NAGAREYAMA F.C.を離れる大坪コーチへ感謝を込めて

試合後は、選手がスタンドへ挨拶に来てくれました。最後には、今日がNAGAREYAMA F.C.での最後の試合となる大坪コーチからのご挨拶も。
我々からは、想いを込めた大坪コールと、集まってくれた皆様の想いをしたためた部長お手製のダンマクをプレゼント。ダンマクにはその後、選手たちもメッセージを書き添えてくれて。
笑顔で、大坪コーチを送り出すことが出来ました。

初年度から2年に渡り、NAGAREYAMA F.C.のために尽力してくれた大坪コーチ。真夏の暑い試合でも、真冬の極寒の中の試合でも、少しでも選手の負担を軽減するために何ができるかを考え、万全のコンディションで選手を試合に送り出すことに努めてくれました。
常に選手ファーストで準備を怠らず、試合中もベンチメンバーのアップを常にサポートしてくれていて。我々サポーターから見ても、本当に頼りになるコーチでした。
涙もろく、素直な人柄で選手からもサポーターからも愛された大坪コーチ。
新天地でのチャレンジ、そしてご活躍を、流山から祈っています!!
チームは離れても、ずっと、応援しています!
…そしていつでも、NAGAREYAMA F.C.に戻ってきてください(笑)
ありがとうございました!Danke, Trainer Otsubo!

今回は以上になります。最後までお読み頂き、ありがとうございました!

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