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新戦力の躍動がもたらす競争。NAGAREYAMA F.C.が流山ダービーを制する。

初の流山ダービーはあいにくの雨模様

1月21日(日)、天皇杯予選でもある千葉県サッカー選手権大会 予選トーナメントの2回戦が開催されました。会場は市原市の八幡サッカー場。

Hブロックに組み込まれたNAGAREYAMA F.C.の2回戦のお相手は、江戸川大学フットボールクラブさん。NAGAREYAMA F.C.にとって初めてとなる流山ダービー。そして、今年新加入の選手たちにとってはNAGAREYAMA F.C.での初めての公式戦。ものすごく楽しみにしていたのですが…当日の天候、まさかの…雨。
試合時の雨足自体はそれほど強くなかったものの、前日の午後から降り続いた雨の影響で、人工芝のピッチ上のそこかしこには水たまりが。
雨、雪、そして強風の可能性、という前日からの予報で交通機関への影響も心配される中での開催でしたので、応援に来てくれる人は少ないかな…と思ったのですが、それでも、この試合を楽しみに現地に駆けつけてくれた方は結構いらっしゃって。本当にありがたいことですね!

出来ることなら、大きな声援で盛り上げたいところでしたが、八幡サッカー場は声出し・鳴り物の応援はNG。せめてもの気持ちで、選手たちの個人ダンマク、ゲーフラを掲げ、子供たち中心で旗を振り、選手を応援しました。

ピッチはこの状況…ゴール前は特に水たまりが多く、GK泣かせでした
新加入選手のダンマクも既に完成しているという我らがゲーフラ部 部長の仕事の早さ…!
子供たちは雨にも負けず、旗を振って選手を鼓舞!

昨年の終盤から始めたマッチデープログラム的なフリーペーパー"NFC is My LIFE"、この試合でも集まって下さった皆様にお配りしました。人数が少ないと思ってあまり印刷しなかったのですぐに配り切ってしまい、お渡しできなかった方もいらっしゃったでしょうか…申し訳なかったです。データはこちらにアップしていますので、よろしければご覧ください。
「紙でほしい」という方がいらっしゃったら、次回現地でお声がけ下さい!
(雨なので逆にご迷惑だったかもしれませんが…こうして実際に自分で配ってみると、柏レイソルの某ペーパーがきちんと防水も考えられた紙で作られていることに今更気づき、心遣いだよなぁ、と勝手に感銘を受けました。)


注目のNAGAREYAMA F.C.のスターターは?

この試合のNAGAREYAMA F.C.のスカッドはこちら。

千葉県サッカー選手権大会 予選トーナメント2回戦

並びは4-2-3-1、GKは#1板橋 柊哉選手、ディフェンダーは中央が#16延山 光聖選手、#5長坂 拓紀選手、左サイドが#17今山 育己選手、右サイドが岡田 俊祐選手。中盤は#14高木 一希選手、#22澤口 瑛都選手、#24栢野 史也選手。フォワードは左に#10寺内 大登選手、右に#23長野 峻己、そして中央に#13板倉 航希選手という布陣。
新加入選手5名がスターターというのは驚きでした。特にディフェンスラインは今山選手を除く3名が新加入選手で。NAGAREYAMA F.C.不動のセンターバック…昨年のキャプテンであり精神的な支柱でもある#4平久 将土選手がいない中でのディフェンスがどうなるか。注目です!
ベンチメンバーは、#6山室 伊ノ介選手、#7砂田 琢己選手、#15金山 俊介選手、#18加藤 康徳選手、#19飯沼 駿太選手が入りました。

ボールが転がらない…難しいピッチコンディションでの試合

試合は序盤からお互いに密集の早いタイトな展開に。
ピッチが水たまりができるくらい水を含んでいるため、グラウンダーのボールは転がらず、コントロール不可能。ショートパスで崩すにはお互いに厳しい状況でした。結果、必然的にロングボールや浮き球でのパス中心になるため、パス回しのテンポが上がらず…ボールをつないで相手を崩してゴール前に迫る、というのがなかなかに難しい状況だったように思います。

そんな試合の均衡を破ったのは、やはりこの人でした!
前半13分、ファールからの流れで一瞬相手の気持ちが緩んだ隙をついて#14高木 一希選手がドリブルで素早く持ち上がると、左サイドで裏を取った#10寺内 大登選手へスルーパス。寺内選手はワントラップで素早く中央のスペースにボールを流すと、そこに走りこんだ#13板倉航希選手がシュートフェイントで相手のブロックをかわしながらシュートを打てるタイミングをはかり、最後は丁寧にコースを狙ったシュート。いつぞやのストイコビッチみたいで…すごかった…!
短い試合時間、そして難しいピッチコンディションの中での試合、頼りになるエースのゴールでNAGAREYAMA F.C.が大きな大きな先制点を得ます。

NAGAREYAMA F.C.は決して高さがあるわけではないですが、前の選手にボールを当てた後にしっかり後ろから選手が駆け上がってフォローする関係性が徹底出来ており、この厳しい状況の中でも何度かチャンスを作れていました。#24栢野 史也選手、#14高木 一希選手、そして新加入の#22澤口 瑛都選手もみんな機動力のある選手だったので、気の利いたプレーができる感覚、それを支える走力がチャンスを生んでいたのかもしれないですね。

対して、江戸川大学フットボールクラブさんもサイドの広いスペースへのロングボールからチャンスメイク。前半の終盤にはセットプレーからきれいに合わされてひやりとするシーンもあり、まだまだどう転ぶかわからない試合展開でした。

そんな中での、前半のアディショナルタイム。
#1板橋 柊哉選手のゴールキックを味方が競ってこぼれたボールを#13板倉 航希選手が拾い、#10寺内 大登選手に預けると、寺内選手は板倉選手が走りこむスペースへラストパス。板倉選手がダイレクトで打てる場所へピタッと送ったこのパスが本当に凄くて。トラップする必要のない絶妙なパスを受けた板倉選手が落ち着いてゴールに流し込み、今日2点目。NAGAREYAMA F.C.が大きな追加点を得て、2-0とリードで前半を折り返しました。

画像粗々ですが…板倉選手の2点目

後半は高さと強さを出してセーフティーに

NAGAREYAMA F.C.は、後半頭から選手交代。#10寺内 大登選手と#17今山 育己選手に代わり、#7砂田 琢己選手、#15金山 俊介選手が入りました。
砂田選手は左のセンターバックに入り、#16延山 光聖選手が左のサイドバックへ。金山選手は右のフォワードに入り、#23長野 峻己選手が左へと位置を変えました。

江戸川大学フットボールクラブさんの前線には高さのある選手、早い選手がいて、前半は何度か危ないシーンを作られていました。この交代で最終ラインに高さのある選手を揃えたことで、セットプレーも含めて、より守備が安定したように思います。

後半19分には、途中交代の#15金山 俊介選手がサイドをドリブルで粘り強く突破、最後は中に走りこんでいた#2岡田 俊祐選手が角度のないところから見事にゴールにねじ込み、NAGAREYAMA F.C.が3-0と試合を決定付けます。
岡田選手、ディフェンスでありながら初出場で初ゴール…さすがです!

終盤には、サイドからのクロスを頭できれいに合わせられたり、裏に抜け出されて完全にGKと1対1を作られたりと、危険なシーンを作られてしまいましたが、#1板橋 柊哉選手のスーパーセーブもあり、そのまま試合終了。
NAGAREYAMA F.C.が3-0で流山ダービーを制し、3回戦進出を決めました!

今日一番のピンチも、我らが守護神、板橋選手がスーパーセーブ!

この試合、目を引いたのは何といっても新戦力の躍動でした。新加入選手8名全員が出場、違和感なくチームへとフィットしてしまう能力の高さ。正式に加入して、まだ1か月も経っていないのに…正直言って、驚きでした。
今日の時点では、体調不良や怪我でコンディションが上がり切っていない選手も多かったので、今日のメンバーがNAGAREYAMA F.C.のベストメンバーというわけではないと思っているので、今後、各選手がどのようなパフォーマンスを見せてくれるのか。高監督がどのようなチームを作り上げてくれるのか。非常に楽しみになりました!

このレベルの選手たちが加わってくれたことで、間違いなく、チーム内での各ポジションで、競争が生まれます。昨年、主力として出場してきた選手たちですら、安泰ではないという環境。
この競争が成長を生み、成長がチームを更なる高みへと持ち上げてくれる。そんな好循環を期待しています!

交代後、我々の前を通った岡田選手がファンサービス…ありがたい心遣い!

そして次は、いよいよ最後のリバーサイドリーグ!

これで、NAGAREYAMA F.C.は千葉県サッカー選手権大会の3回戦進出を決めたわけですが…すぐに、次の公式戦があります!
1月28日(日)には我孫子・鎌ヶ谷リバーサイドリーグの第7節があるんです!
この第7節がリバーサイドリーグのグループリーグ最終節。現在のグループリーグの状況はこちらです。NAGAREYAMA F.C.は最終節、勝利でグループリーグの1位が確定します!

1/20時点 リバーサイドリーグ EASTグループ順位表

最終節のお相手は、アヴァンティ千葉さん。
2020年に創設されたチームで、リバーサイドリーグ、柏市社会人リーグを中心に活動されています。

先日クラブから発表があった通り、NAGAREYAMA F.C.は決勝トーナメントからは辞退することが決まっており、NAGAREYAMA F.C.にとってはこのグループリーグ最終節が最後のリバーサイドリーグでの試合となります。
NAGAREYAMA F.C.にとって初めての有観客での試合だったリバーサイドリーグ。楽しい思い出もたくさんもらえたので、これで閉幕となるのは少し寂しくもあります。大切な公式戦の場を与えてもらったことへの感謝も込めて、最後の最後までNAGAREYAMA F.C.らしい試合をしたいですね!試合内容も、雰囲気も!

リバーサイドリーグ第7節は、1月28日(日)、11時05分キックオフです!
会場は鎌ヶ谷市の福太郎スタジアム。
最後のリバーサイドリーグ、大いに楽しみましょう!!

今週は以上になります。最後までお読み頂き、ありがとうございました!

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