アストンヴィラ控え組大戦国時代


アストンヴィラくんスカッド評価

23/24シーズンが始まろうとしている。マジで?もう?早くない?
今季はプレミアリーグと並行してECLも戦うシーズンとなり、首脳陣が求めているのは明確に「結果」である。
そのために必要な補強は的確に素早く行われた。狐との契約満了でフリーのティーレマンスを早々に確保すると、ヨーロッパ中の人気銘柄だったパウトーレスも獲得。さらに昨季イマイチ流れに乗り切れなかったウイングのポジションにムサディアビをクラブレコードでサイン。

レギュラークラスのメンバーはほぼ決まっており、むしろ重要なのはローテ〜控え、若手組である。
どうせ色々な雑誌がレギュラー組は取り上げるだろうから、それ以外のメンバーをささっと評価していくぞい!労力も少なくて済むしな!ガハハ!


GK オルセン
控え、戦力度-B評価

 正しく2ndキーパーとしての立ち位置に収まってくれているベテランキーパー。昨季から引き続き、空中戦とビルドアップの怪しさはあるものの、基本的にエミマルがフルシーズン稼働するだろうチームにおいて、出番はそんなにないと思われる。仮にエミマルの長期離脱があるようなら、ローンで若手レギュラークラスに動きやすい、という意味でも今のチームにとってバランスがとれている控えメンバーと言える。戦力というよりは、チームに必要な選手。鳥時代のフリーデルおじちゃんみたいな感じになってほしい。


DF チェンバース
ローテ、戦力度B評価

 右バック、センターバック、アンカー、セントラルで起用できる便利屋。立場を確保出来ている感もないため移籍の噂もあり、出ていくと困るけど居ても出番はない選手の筆頭。さすがの経験値からプレーの引き出しも多いが、集中力か試合感の欠如かマークが緩いなどのミスもあり、実力的にも恐らく当落線上といった印象。とはいえ好調時は試合展開を読むスキルも発揮される仕事人っぽさも、国内育ちのホームグロウンもあるなどするのでECLあたりでチャンスを掴んで欲しい。移籍するなら仕方ないかなあ。

DF ディニュ
ローテ、戦力度A評価

 当時冷遇されていたトフィーズから脱出を果たしたものの、出番の度に軽傷を繰り返し立場を確立出来ないままモレノに一番手を奪われてしまった。とはいえキックの質は高く、セットプレーも任されるなど担える役割は決して少なくない。恐らくローテの一員になるだろうが、移籍の噂が出るなど将来は不透明。同僚のサンソンがフランスへ帰るという選択をするも、新たにディアビが加わりフランス閥のメンバーとしても立場をどうするか際どいところ。モレノの純粋な控えとしては申し分ないが、経験豊富な本人がレギュラーとしての出番を望むならこの夏が分かれ目か。


MF トラオレ
ローテ、戦力度-B評価

 昨季は半分をローン、冬にローンバック後は狐戦のゴール等印象に残る活躍をしたが、決定的な選手とは言い切れないか。常に65点は出せるけど、maxでも75点、みたいな感じ。特にウイングのポジションはディアビの加入もあり苛烈な序列争いが予想される。優位な点があるとすれば左右のサイドやセカンドストライカー気味なポジションもこなせるところになりそうだが、どの位置でも3番手感が否めない。移籍が本人の幸せのためという気がするが、層の薄いベンチには置いておきたいか。微妙なラインの評価。

MF コウチーニョ
控え、戦力度+B評価

 加入当初の輝きは既に鳴りを潜めてしまった感もあり、サウジアラビア移籍が噂されるなどプレミアのシーズンは厳しそう、というのが第一印象。前線のゲームメイクは基本的にブエンディアが担い、得意の左ではジェイコブがレギュラー、ワイドの位置=単独でカウンターを仕掛けるには走力不足も否めず、どのポジションでも2番手になりそう。とはいえ、やや波のあるブエンディアの代役としてコウチーニョはハマり役で、好調時のパフォーマンスは10番と評して差し支えない出来。ジェイコブにはない飛び道具も魅力で、本人がジョーカー的な仕事を受けいれることが出来るなら、今季のスカッドにうってつけの存在かもしれない。

MF デンドンケル
控え、戦力度-B評価

 守備に徹した動きには無駄がなく、3CB(出来るらしい)、アンカー、セントラルで役立つ仕事人。好調時にはパスを散らすことも出来るのが魅力だが、同じポジションの選手層がマントル並みに分厚い。CBはコンサミングスに加えてディエゴとパウが今季からポジション争い。中盤はカマラとドウグラスのレギュラー組を中心にマッギンジェイコブの変則ポジション組、新戦力のティーレマンスはベルギー代表でも同僚だが、出番を考えるとデンドンケルの優先順位は低いか。恐らくチェンバースとのベンチ入り争いが予想されるが、ホームグロウンの適用からチェンバースの優位が予想される。こちらも多数オファーがあるだの移籍を容認など言われており、あとは本人次第か。

若手組

JPB
A評価

 PSMで1番のサプライズか。昨季終了時にはローン先やチャンピオンシップへの完全移籍が噂されていたが、パフォーマンスで周りを黙らせウナイからチームに残すとまで言わしめた。元々決め手に欠けていたウイングのポジションだけにチャンスも与えられるだろう。変速的なタッチや思い切りの良さが目立つので、本番でどこまでその実力を発揮できるか。

アーチャー
B評価

 2シーズンのチャンピオンシップ生活で評価を確立したが、このPSMではJPBにシンデレラボーイの座を渡すことに。とはいえトップチームではレギュラー格のストライカーがワトキンスのみの現状で、残されたPSMの間にアピール出来ればECLを中心に出番があるか。DB9やヴァイマンを想起させるボックスストライカー系の香りがするのが個人的にポイント高い。がんばれ〜!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?