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255/365 伝説のファンドマネージャー




アウトプットマラソン、255キロ目です。


ファイナンシャル・ジャパンに入って、詳しすぎの先輩たちがいたお陰で、株式や投資信託の勉強をするようになりました。


勉強し始めた時に、投資信託の種類で『インデックス』と『アクティブ』というものがあって~と聞きました。



色々調べてみるとインデックスの情報はネットや本で出てきたのですが、アクティブについてはあんまり見つけられず・・・(調べ力が足りないのかもですが)


そこで買ったのがこの本。積ん読になってほこりをかぶっていました・・・



作者は、マゼランファンドというアクティブファンドを運用していた凄腕のファンドマネージャーで、1977年~1990年の間に平均利回りが年29%という、サギかな?と思うような実績を出した人。


仮に月3万を13年間このファンドに預けたら、460万円が5000万になります。


年率


もしかしたら当時、あがった人もいたのかも。



1994年に出された本なので少し古いですが、堅苦しい講義を勉強するというよりは自伝という感じで、意外と読みやすかったです。


例えば、


・ファンドを営業しようと思ってパンフレットを作ったものの、記載した電話番号を近くの病院と間違えちゃって、せっかく人気が出てきていたのに問い合わせが来ず売り上げが伸びなかった


・当時は責任の所在を明らかにするために、投資すべき企業の調査分析&推奨をする人(アナリスト)とそれを選ぶ人(ファンドマネージャー)がわかれていたファンドが多かったけれど、マゼランファンドでは調査分析もファンドマネージャーが行っていた


・チームMTGで、メンバーからどの銘柄が良いと思うかの調査結果のプレゼンタイムを設けていた。ただ、過度な議論になってプレゼンターの自信を傷つけないために質問禁止にしていた。


などなど、チーム運営のことにも触れられていました。



投資信託に興味があって、ファンドマネージャーがどういうことを考えて仕事をしているか、企業をどんな観点で見ているか知りたい、という人にオススメです。


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