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カード 036 メタ意識​

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このカードは 036「メタ意識 」です。
なんだか、カードが文字でごちゃごちゃしていて、ごめんなさい。

まず第一番に、脳はすさまじい神経器官です。大脳の、灰白色の新皮質組織を、コーヒーにいれる角砂糖ぐらいの大きさに切り出すと、その一個の中には銀河系の星の数ぐらいの「脳神経接続ポイント」があるそうです。
ありすぎです。もう、わけがわからない。
脳神経細胞は一個からたくさんの神経が毛のように伸びていて、近くの神経と複雑に接続します。ちょうど、手を握ってぐーにした形同士を、ぐーのままくっつけたような格好です。そのぐー同士が接続している箇所の数が、わずかなスペースの中にも銀河系の星の数ほど。
誰が数えたの。私なら3箇所で断念しますね。1箇所、2箇所、3箇所、…たくさん!!

そんなすさまじい複雑さの神経器官の脳が、全力で創り出した最先端の機能が私たち「メタ意識」の存在です。

犬は、なわばりに何かが入ってくると警戒を感じ、本能のその感じにしたがって吠えます。吠えているとき、犬は「おれはいま吠えてるワン」とは思いません。「おれはいま超いい感じで吠えてて、きっと敵も逃げ出すワン」とは思わないのです。ただ吠えています。
吠えて、そのあと「コラッ、吠えちゃだめでしょう!」と飼い主に叱られたら、叱られたことから本能でしょぼんとなります。
いわば、1行動1タスク。なめらかにつながる本能の感覚が、自動的に行動を誘発し続けます。そしてそのことを、自覚はしません。「メタ」の部分が無いのです。喜びがあっても、喜んでいる自分、を意識できません。ただその喜びのままに全力で走るでしょう。

私たち人間の「メタ意識」だけが、何かを感じながら、感じている自分を感じられるのです。パソコンが2台あって、1台がもう1台の動作をチェックしているような具合。最初の1台が意識で、その意識を外側から観測しているのが「メタ意識」です。
この「メタ意識」こそ、私たちが「私」と感じている意識なのです。
意識を「超えて(メタ)」いる意識。
だから、意識からはハミ出ています。
この「メタ意識」こそが意識だと私たちは感じているので、この小さな部分以外は「無意識」だと思っています。
そして、実は大多数の情報は「無意識」の中で処理されていて、ごくごくわずかの情報だけが「メタ意識」まで届きます。

もちろん、これは意識の可視化プロジェクトですので、この絵のように脳神経が頭蓋骨からハミ出ているわけではありません。
ここで理解していただきたいのは、私たち「メタ意識」はすっごくちっちゃいっていうことです。
そして、実は本当は(下の図のように)こうなっている……。

はい。思考の左脳のほうに、傾いています。いつものやつ。
この図では、二つの大脳が無意識(本当の私、大きな意識)であります。
そこからピコンとハミ出ていて、ちっちゃい「メタ意識」。ちっちゃい上に、おおもととのつながり部分が思考の神経回路に侵食されています

だから
自分について考えれば考えるほど
大きな智慧から閉ざされてしまうし、
孤独で、堅くて、無力になるのです。
この図で言うと左脳のほうへ左脳のほうへと
さらに傾いてしまうのです。

笑いましょう。
口の端を上げて、なんなら両腕も上げて、
歌いながら踊りましょう。(昨日、キッチンでやりました)
すぐに右脳のほうへ傾きが戻ります。

ちっちゃいメタ意識の私には、無理~~♪
解決なんてできな~い~♪
助けて、お願い、右脳さん~~♪
笑うよ、遊ぶよ、楽しむよ~
おバカな自分を許しちゃうよ~
病気だってただのアンバランス
勝手に解決してちょーだい~
愛にぜんぶまかせたよ~~♪(音程:各自)

私たちの内なる神さまは、右脳の神経組織の中にいて、笑いとバカバカしさが大好きです。
目をみはるようなビジネスのアイデア、人間関係問題の想像もしなかった解決法、世界がキラキラ光って見える幸せな状態は、ぜんぶここにあります。
銀河系の星の数ほどの接続点を持つ、史上空前の回路が働いているのですもの。
なんのため?
大きな意識が、神さまが、
私たち「メタ意識」を通じて、外側から自分を眺めるためです!

「メタ意識」はちっちゃいの。
ハミ出ていて、思考に足元をがんじがらめにされてるの。
どんなに真面目に考えても逆効果。
いったん、笑おう。踊ろう。身体をゆすろう。リズムをとろう。
そして大きな無意識が私たちの本体だと信じよう。
今までもずーーーっとその無意識が私を生きてきたし、「メタ意識」はその上に乗っかって眺めてただけだった!
神さまが、こうやって外側から自分を見てみたかっただけだった!

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