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腱板断裂手術日記16


 私が入院しているこの病院は、この市で1番大きいと思う。
ドクターヘリのヘリポートもあるし、救急車も良く来る。

昨日は、夕方と夜に、救急車が来た。
そして、朝も2台の救急車が来た。
結構来るんだな。

私が入院して、
早いもので、もう16日も経った。
その間、毎日来ている。
ここの先生や看護師さん達は、本当に大変だと思う。

毎朝様子を見に来てくれる主治医の先生が、今朝は来なかった。
多分、今朝の救急車の対応だったのだろう。

この位長く入院していると、そういうところが、段々わかってくる。


この病棟は、患者の数も少ない代わりに、
看護師さんの数がもっと少ない。
科が、別れている訳ではないので、内科、整形外科、
脳外科etc
老人介護まである。
病気、怪我、何らかの理由で入院したものの、家に帰れず、転院先が見つからない高齢者もいるのだ。

なので、今まで、いろいろな科を経験してきたベテランさんもいれば、看護師なりたての男性、看護士もいて、即戦力でバリバリと言うよりは、ここで経験積んどこうか?みたいな、人もいる。

寝たきりの、高齢者で、手がかかる人以外は、手術も済んでリハビリの為に入院している人や、糖尿病の食事管理の為の人などは、看護師さん達の手を煩わせることもそんなに無いし、自由に生活させてもらえる。

お互い、上手くやって行こうね。

ってなもんだ。

入院から16日も経ってから、この病棟で初めて補助看さんとの会話
"肩の手術をされた方なので、シャワーの補助をしますね。片手が使え無いので、遠慮しないで言ってくださいね。"
もう1度いうけれど、
そうだった、手が使えないから、お風呂介助が普通だった。
今まで、スパルタで、1人でシャワー浴びていたから、優しい言葉に一瞬、涙がでそうになった。

そうだよね。
回りの患者さん達皆んな、補助してもらってたよね。

今回は、手助けもあり、気持ちも体にも余裕ができたので、ふと、鏡に映った手術跡を見た。

1.2.3.4.
あれ?
5.6.
あれ?
穴を開けるのは、3〜4ヶ所と聞いていたが
7ヶ所もキズがある!

へ?
7ヶ所、、、

そういえば、手術が、大変だったと言ってた。
腱板が肩から外れた時に一緒に欠けた骨を探した
とかも、言ってたし。
けんまくが沢山出てて、それを洗うのが大変だったとか、先生達、いろいろ言ってたな。

それじゃあ、普通の人より痛くても仕方ないよね。

補助看さんも、普通はこんなに無いですけどね。

と、気の毒そうな顔して、私を見てた。

もう、手術のキズは痛く無いので、
"こんなにあるよ〜!ビックリ‼️"

で、済ませよう。

先生達が、頑張ってくれた勲章だと思えば、ありがたみまで湧いてくる。

穴の跡だから、目立たなくなるよね。

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