毎日note#260 物騒なコントがこわかった
キングオブコント2020の決勝のニューヨークのネタを最近の子は怖いと思って笑えなかったらしい、会場の観客もちょっと引いていた。
と先日のワイドナショーで松っちゃんが話していた。うしろにいるティーンも怖かったとうなずいていた。
私もなんだか直視ができなかった。
お笑いとはいえ、人が撃たれて死ぬというオチも笑えなかった。
テレビ越しだったので銃声が怖かったり驚いたことはなかったけれど、大きな音が鳴ることに純粋に驚いてしまう、ということもあったとか。たしかに、運動会のピストル音が苦手な子たちってクラスに一定数はいたなあ、会場で聞いたらびっくりはするかも。
もちろんコントだとわかっているし、テレビの中の冗談にまじレスするようなタイプではないんだけどなんかザワッとした。
なにより、
銃で撃つという描写も怖かったのだけれど、ヤ○ザの設定がこわかった、というか笑えなかった。
長ランを着てるヤンキーみたいな感じならこわくない。(むしろ今日から俺は!!、氣志團のアツさは好物)
舞台設定の物騒さがザワザワした。社会的に怖い存在で、でもそれは毎日の生活のなかでも脅威を感じるようなもので。反社会的なおどろおどろしい雰囲気をそのワードを聞くとやっぱり思い出してしまう。
だって、詐欺でだまし取ったお金で大宴会して芸能人を何百万で呼ぶような世界よ?とくにその一件があったからこそ、コントですら不穏に思ったのかもしれない。
あ〜そこを面白がって題材にしちゃうんだ〜、芸能界ってやっぱりそういうところに抵抗感がないというか、むしろ身近だったりするんだろうな〜ってのは否めなくなる。
いくらコントでも、前提としてその前に怖いものは怖い。お笑いに昇華できないものもある、と自分のなかの感性に気がついた時間だった。
そしてそれが自分だけではなかったと安心もした。