見出し画像

交友関係の断捨離

彼女とは高校生の頃からの付き合い。
私は人付き合いが苦手、だと思う。
『気にしい』な性質で会った後も何かと「あの時、ちょっと調子に乗りすぎてたかも」とか「余計な一言言ったかも」とか思い悩む。
そんな面倒な私に付き合ってくれていた彼女。
そんな彼女には感謝しかない。

大学卒業後、彼女は親御さんの住む土地へ引っ越してその後、結婚。
距離があっても細々と連絡を取り合い、時々会ったりもしていた。

お互いに家族を持ち、高齢に近づいてきた頃。
ふと気付いた。
彼女との会話の中でリップサービス的なことが大半になったこと。
最近の連絡は年賀状と誕生日近くにくる「誕プレのリスエストある?」だけになったと。
彼女から「今度パン作りのレシピ送るね」「〇〇教えるね」などの言葉を間に受けて楽しみに待っていたけれど、その場の言葉だけで何一つ叶えられなかったこと。
縁の切れ目と感じた最後の決定打は私が母の介護に悩み苦しさを吐露した時に「でも自分の場合は〜」と自分語りにチェンジしたことだった。
彼女からの愚痴を聞くことはあっても私からの言葉はシャットアウトされてしまったように感じてしまい、悲しかった。

昨年の私の誕生日前に「誕プレの贈り合いはもうやめにしたい」と伝えた。
了解の連絡をLINEで受け取った後、彼女からの連絡はなくなった。
これが人間関係の断捨離なんだな、と思った。

これからの人生、新しい出会いがあるかどうかは難しいかもしれないけれど、私は1人で過ごすことがそれほど苦痛に感じないタイプなのでなんとかなっていくのではないかと思う。

そして今までの数少ない人付き合いの中で学んだことが一つ。
冠婚葬祭時などで礼儀(内祝いやお返しなど)を欠く人はダメだ。
いくらいい人だと思っていた人でも。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?