イギリス旅行①〜アンフィールドでマージーサイドダービーを観戦してきた〜
イングランドとちょこっとスコットランドを1週間旅した感想を一言。
「イギリスに住んでみたい・・・!」
こちらが旅に行く直前に書いた記事。
今では懐かしいワクワク感。
旅が終わってしまった喪失感を感じつつ、思い出を色濃く残すために振り返り記事を書いておきたいと思う。
これから旅に行こうと思ってる人に少しでも役立てばさらに嬉しい。
日程
day0 羽田→ロンドンヒースロー
day1 リバプール(マージーサイドダービー観戦)
day2 ロンドン(ハリーポッタースタジオ)
day3 エディンバラ(クリスマスマーケット)
day4 マンチェスター(マンチェスターダービー観戦)
day5 バーミンガム(アストンヴィラ-レスター観戦)
day6 ロンドンヒースロー→羽田
【日本出国〜イギリス入国】
日本の端っこに住んでるので、東京の暖かさにびっくり。
水抜きしてきたけど、不在の1週間はマイナス12℃くらいまで冷えるみたいから水道管が凍らないか不安でしかない・・・(←結果、大丈夫でした)
羽田空港国際線かっこよ!!
まずはイギリスポンドが130円以下まで下がってた時に買っておいた500£を現金で受け取り。両替所はめちゃくちゃレート悪いから、ネットバンクを使った方がいいそう。わたしは政治経済に疎いので夫が色々な手続きをやっていてくれました。出発時には141円まで上がっていたので5000円以上は得した事になる!ありがとう!
羽田空港、出国審査は自動!パスポートかざして、顔認証するだけ!並ばないし速くて楽で最高じゃん。スタンプもらえないのは寂しいけどね。こうやってAIが生活の一部になっていき人力が減っていくんだなぁ。生き残るためには手に職が必要な時代です。
ラウンジ使えるんかーい!!
深夜の2:45発の便だったため、JALサクララウンジスカイビューを無料で使わせていただけた。普段はビジネスクラスに乗るようなリッチマンしか入れない、食べ放題飲み放題付きのリラックススペース。
生春巻きとタンドリーチキンとカレーが美味しすぎた。ラウンジ使えること知らなかったから夕飯コンビニで買ってきちゃったよ・・・胃腸が弱いのでここではビールは1杯で我慢(大のビール党)。これもこれからの旅を楽しむための修行よ。
フライトは13時間くらい。深夜便のため食事は搭乗9時間後の、日本時間11:30(UK時間2:30)の1回のみ。JALさん、飛行機内からすでに時差ぼけをスタートさせる気です。もはや朝食か昼食かもわからない・・・
わたしは機内で「アリー」観たせいで頭からレディガガとブラッドリークーパーが歌う「シャロウ」が離れない。今からイギリス行くってのに超アメリカ。
そんなこんなでUK時間6:00ころ、ロンドンヒースロー空港に到着!!まだ日も昇ってない。真っ暗。なんか1日分得した気分(帰りに損するんですよ)。
ヒースローでの入国審査も日本人は自動の顔認証だけで一瞬でゲート通れた。信用されてるんだね。(ちなみにフランクフルトの入国審査はめっちゃ並ぶから、飛行機降りてからゲートまで走るべし。)
【ヒースローからリバプールへ】
ヒースローからリバプールへ列車で行くには、①ロンドンの中心駅ユーストンまで移動し、②ユーストンから長距離列車に乗り換える。
①ヒースロー空港からユーストンまで
特急(Heathrow Express)と地下鉄の2種類の行き方がある。Heathrow Expressは速くて快適。定価は高いけどブリットレイルイングランドパス使えるから今回はこちらで。(ちなみに地下鉄はブリットレイルパス使えない上に、3倍くらい時間かかる。)Paddingtonまで行ったら地下鉄に乗り換えてEuston Squareまで。日本のSuica的なオイスターカードは購入マストだね。地下鉄しか使えないけど、現金で切符買うより安くなるし、最終日に残金+デポジットがチケット販売機で簡単に返金できる。
②ユーストンからリバプールまで
Euston Square(地下鉄の駅)からEuston(列車の駅)は徒歩3分くらい。近くにKing'sCrossとかSt.Pancrasとかあって、とりあえずロンドンから中長距離移動したい時の拠点になるエリア。便利だね〜。
なぜか分からなかったけど、駅前でイチゴの飲むヨーグルトを配ってたからありがたく頂いて、VirginTrainに乗車。リバプールまでの列車はこのVirginTrain(速くて本数多いけど高い)と、WestMidlandstrains(遅くて本数少ないけど超安い)がある。例によって列車乗り放題のブリットレイルイングランドパスを持ってるのでもちろん速い方で。乗り換えもなしで2時間くらいでリバプールに到着(する予定だった)。
そう上手くいかないのが海外旅行。せっかく席もゲットできて快適でワクワクしながら揺られてたのに、めちゃくちゃ早口で声もこもってて聞き取れない車内アナウンス始まった・・・。なんか異常事態が起きてることだけは分かったけど・・・。
「この列車はもうこの先進みません」と。半分くらい進んだ駅で降ろされた。
たくさんの不満げな外国人たちと一緒に乗り換え電車を待って、予定の倍近い時間がかかってようやくリバプールへ。日本の電車がいかに優秀かってことね。海外旅行では、時間キチキチな予定は絶対に立ててはいけません。
【リバプールという街】
Liverpool Lime Street Station!!!!
ここ着いちゃったら、もう行程のごちゃごちゃはどうでもよくなるくらいテンション上がるね。実は半年ぶりだけどね。天気の移り変わりの激しいイギリスでは珍しい雲ひとつない快晴!最高!今夜は決戦のマージーサイドダービーですよ!!!
試合開始まで8時間くらいあるのでチェックインしてからちょこっと市内観光することに。
街の中心地にあるサラーの壁画みたり・・・
海辺のビートルズゆかりの地に行ったり・・・
開発途中だったり・・・
このバスに乗ってみたかったり・・・
この街にはフットボールとビートルズしかないんだなと、歩いてて感じた。いい意味でも悪い意味でも。
【いざアンフィールドへ】
バス切符売り場であるQueen SquareでSaveaway Ticket(1日乗り放題カード)購入。バスでアンフィールド往復するならこれが一番お得。
どーん!アンフィールド着。かっこいい・・・!
メガストアでララーナのユニを購入。海外ものはサイズ感が大きいので、わたしは160cmちょいだけどジュニアの大きめのものがベストサイズ。ジュニアは安いから日本人女性はラッキー。
メガストアでFIFA楽しんでる人。笑
いよいよスタジアム入っちゃうよー!!
ホスピタリティで購入したReds Loungeのチケット。3日前くらいにメールで送られてきたので、プリントアウトして持参。前にドルトムントのチケットを買った時は郵送で送られてきたんだけど、なぜか途中で紛失されて届かなかったことあるから、この形式はめちゃくちゃ安心。海外の電車と郵便は信用してない。
ラウンジの入り口。写真ぶれてるねー。
きれいなお姉さんたちが出迎えてくれて、とってもVIPな気持ち。
わたしは欧米人の見分けがつかないけど、司会の人がオーディエンスに聞いたら、リバプールの人が一番多くて、その他イギリス国内以外もデンマークとかオランダからたくさん来ていたみたい。てかリバプール在住でもホスピタリティ買わなきゃ試合見れないって辛すぎる。
試合開始1時間くらい前のアンフィールド。
全然人がいない・・・みんなまだぬくぬくしたとこでビール飲んでんだろうな。さすがイングランド人。
アップ開始。
①10分くらいテキトーに球遊び。ララーナだけ1人でボール使わず入念なストレッチしてたのが印象的。
②スタメンだけ中央で円になってコーチ主導のウォームアップ。わたしの経験的にはブラジル体操的なやつ。詳しくないからよくわからん。
③5:5で鳥かご。すごく楽しそう。それでもいちいち上手い。すでに感動する。
④シュート練。フリーキック→スルーパスからのシュート→クロスからシュートの3本ワンセットでそれぞれ何度かグルグルして打つんだけど、3本連続で決めてたのはオリギだけだった。今日やってくれる感。ちなみにマネの決定率は低かった。笑
そして選手紹介からの選手入場。
YNWA!!鳥肌!!多分リバプール好きな人は全員これをアンフィールドで聞きたいと思ってるよね。泣けるよね。
オリギの2点目のあと!スタジアムのこの沸きかたが最高ぅぅぉぉおお!!
大舞台で輝く男だね。改めてすごいわ。
パスミスとか決定機外した時って、エスパルスの試合(日本平)だとけっこうため息とかヤジとかがひどいんだけど、アンフィールドでは全くないんだね。「次、行くぞ!」って気持ちのこもった拍手と、どこからともなく生まれて広がっていつの間にか大声援に変わっているチャント。
選手もアンフィールドは特別だと発言するから、さらにサポーターがサポーターであることに誇りを持つ。その良い循環なんだと思った。
サッカーが根付く清水の地、日本平にもこのポテンシャルはあると思うから、これからこんなスタジアムになっていったら良いな。
ハーフタイムはラウンジに戻ると紅茶・コーヒー・ホットチョコレートが飲み放題。冷えた冬には嬉しい。一気に体が温まった。
このシーンを撮ってた自分を褒めたい。笑
フィルミーノ上手すぎるし、きっちり決めるジニも素晴らしいし、ゴールパフォーマンス終わった後に近づいてきたファンダイクとのオランダコンビニにほっこりするし、最高すぎる!
試合内容はサッカーノートに書いてあるから、またいつか思い出したくなった時に読もっと。
マージーサイドダービーに快勝して気分の良いリバプールサポーターの歌うMerryXmas, Everton。イングランドの人たちって、ほんと皮肉好きだよね。笑
わたしが見ていた景色以上にこのダービーの重みはあるんだと思う。もっと歴史の浅い静岡ダービーでさえ、ピッチ上の話だけじゃなくて言葉では説明できないけど、東の人は西があまり好きじゃなかったり、育った環境とかいろいろある。マージーサイドダービーのこともっともっと知りたいけど、どんなたくさん読んだり聞いたりしても、この地に生まれてこの地で育たなければ理解しきれない文化的な要素はあるんだろうなとも思う。
アンフィールドの雰囲気、選手を後押しする大声援をより強力にするためには、地元民のリバプールFCが生活の全てなサポーターで埋める方がいいに決まってる。チケット価格の高騰が議論されているけど、豊かな街ではないリバプールに住む人々が毎試合応援できる価格で落ち着いていて欲しいと願う。外の人間にとって、ホスピタリティの仕組みがあるだけでもとてもありがたい。正直かなり大きな出費ではあるけど、たまにしか行けないんだからここはしょんないと思っておく。頑張って働こう。
最高の夜だった。一生の思い出になる長い長い1日。
このたらたら書いた旅行記を最後まで読んでくれるようなリバプール好きな人は、時間に余裕のある時に現地に行ってほしいな。TVごしにDAZN見るのとはまっっっったく違った。
旅の続きはまた気が向いたら書く。
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