YU.

ただ言葉。

YU.

ただ言葉。

最近の記事

らしい

楽しいようで 苦しいようで 泣きたいようで 耐えたいようで 崩れ落ちそうで 踏ん張りが効かなそうで コロコロ転がって ちょっと時間が経って 明日を思い出して なんとか改まって 次を見て また落胆して それが苦しいようで 楽しそうなようで 生きてるってことらしい それがほんの一瞬だとしても

    • 失って、また失って

      言葉が持つ意味を失った時 何を聴いているのだろう 言葉が全てではないことをわかりつつ その余白を自分の言葉で埋めてしまう 聴こえなくなる いつか聴こえていたあの言葉は いつしか聴こえない言葉になっていた 言葉の裏にある言葉にならない言葉たちは 言葉にならない思いを抱えながら 言葉に変換してく それが意図したモノでなかったとしても 言葉は言葉を操れない 繋がってるようで、繋がってない つくづく嫌になるようで 繋がりそのものが信じれなくなって 信じた

      • 分裂化

        堪えきれない気持ちが湧き出ないように 吐き出す日々に暮れる中で 走る事に躍起になって 歩くことを忘れてしまって 雨が降っていることも忘れるくらいに、突っ走ったあなたは きっと何かを失ったようで、何かを掴んだんだ 帰り道に遠回りしたくなって 掴んだものを探してみても、そこには何もない そこには道しかない それが軌跡だというのなら、そうなんだろう 正直にいたいんじゃない 素直にいたいんじゃない 真実を述べてほしいんじゃない ただその瞬間、少し前に踏み出せ

        • 道半ば

          あなたをぎゅっと抱き寄せた あの日に戻れるなら、また生きたいと思う 帰り道の向こうで、歩いてくる姿が見えた 出会うはずのない道で出会う運命に、思わず胸が高鳴り、何も言えなくなった日 出会えることが奇跡なのだとしたら、その先に待っているものはなんだろう その瞬間を奇跡と呼ぶのならば、きっとその道は奇跡じゃなくなってしまうんだろうって、そんな考えが巡ってしまう 帰り道が遠ざかっていく その道が怖くなる 奇跡や運命が転がる刹那に思う、そんな道が恐ろしい 遠目に見つ

          憧れる景色

          カラスの鳴き声が、響くような、朝日がのぼり 大きな声が、聞こえてきます 夕暮れ感じるとき、あなたを思い出したい あなたなんていないけれど そう思える自分が大好き ああ、消えるような思い出を 抱き抱える記憶が欲しい 何もない世の中に暮れて、ああ、美しい人生 夏が過ぎて、終わりゆく季節を懐かしみ ああ、消えそうな凍える体を抱き寄せる、日々が来て欲しいと願う スズメが集まってきて、上空を遮るように あなたが抱きしめる姿、いないはずなのに思い返す悲しい日々 あ

          憧れる景色

          蘇り

          嵐がさっていくように 我慢できることが偉いのだとしたら 私は壊れてしまうということは 誰にも知られていない 私の自己責任が 誰かの自己責任でもあって 私の関係ないところで 誰かは息をしている そんな当たり前のことを感じれなくなった私は 枯れ葉のようになってしまった 蘇ることのない枯れ葉のように 無くしたものを忘れていくように 都合よく忘れていけるのだとしたら 私の思い出は 私の中から消えていく 私の管理しているものが 誰かの管理しているものでも

          走る

          崇めてたものが、落ちてゆくと 初めから見えたものが、ここにあるその素晴らしい、思い出を弾くときには 愛が、そこにありますか きっとまた、会えるから きっとまた、会えるから そう言ってまた時が経ち、思い返す暇もなく時が過ぎる 思い出を繰り返すと、なぜか突然涙が溢れるの 思えばもう、全て過ぎ去って、ここにいるのは僕だけ 明日はまた、違う時がやってくるからね、僕は、僕は 走り去ってゆくあなたを追いかけるように、僕は全力で走る たとえそこに愛がなくとも、僕は、僕は

          ていぼうのなかにある、うつせないものが 開かない扉の中にはいったまま、今日も息をする 不足に目をやり充足を甘んじ 今日も息をする 比率ばかりに耳を澄まし 今日も息をする 息苦しくなる日まで ずっと、思い込み続けてきた日々が いつか解放されるんじゃないかと勘違いしてきた 思い込んできたものは、解放じゃなく見つめることなのに 矛盾が取り巻く それでも今日は、息をする 吸って吐いて、また息を繰り返す そのうち息には目もやらず 目が覚めてからは、息が終わる

          青春だったと、

          すぐに入れるような、机の下に隠れて 見えている事に気づかず、ただ小さくなってました それが青春で、それに気づかないのがよくて ただ小さくなってました、感情とかどこかに行って 明日のこととか、これまでのこととか どうでもいいわけじゃないけれど 今僕はなぜか、机の下に隠れていて 誰かが来るのをずっと、待っています その心のドキドキが、青春なんだとしたら 僕は青春を満喫してるのかも それが青春なら、どんな歳になっても ずっと、叶え続けられる、 それが青春だっ

          青春だったと、

          許してくれるなら

          そっくりにできた、あなたが まっさらになってく、気がした てっきりそこにあると思ってたものが そっくりそのままなくなってた 名前なんだったけ あれ、思い出せないや 待ってて 待ってて そう思っている僕はずっと 忘れてくばかりだ やめてって、やめてって、自分に言い聞かせても 待って、くれない、そんな僕がいる 怒ってて、悲しくて、泣きたくて ずっとそこにいるはずなのに、遠くに 記念日に祝ってた、あなたが かすかに見えてる、気がした 彼らがそこにいる

          許してくれるなら

          BIG

          僕たちは見せびらかすことに疲弊している 虚栄心を膨らませ 虚像を作り上げる そして振り返る あの頃は良かったと その虚像が何も意味も持たなかったことを知る時はいつも あの頃が頭を巡る 寂しさが募る 憶えているだろうか、今の自分を 刻まれているだろうか、今のこの時間は 何もない今を過去の回想で埋め尽くし 狭くなっていく心の余白に、また壁が建つ 簡単だということを、完璧だと思うこと 一番合わさるところが、いいのだろうと 完璧に疲弊し、バカという言葉に胸

          あるよ、ここに

          見つけたものが 大切なものなら それを必ず大切にすると言えるだろうか 見つけたものが 失ってもいいものなら それを必ずいらないと言えるだろうか 雫が落ちるタイミングが把握できるのなら そこにバケツを置いてあげることはできるのだろうか 掬えないものばかりに目がいく その瞳は何を写したいんだろうか 切り刻まれていく 凍えはち切れそうな手に温かい息を吹きかけながら また冷たい水に手を入れる 何もかもが凍りそうだ そんな時 ふと思い出す あの、ついつい

          あるよ、ここに

          なんて

          重なっていく灰が 舞って去っていく どこにいくのだろうか その行先を私は知らない 同じ世界に住む存在だというのに知らない そんなものだ 世界なんて サクラが美しくとも、僕たちはサクラのことをよく知らない サクラを見ている自分のこともよくわかっていない 色々なものに興味を与えられ、朽ちていくことに抵抗する日々は 視界を狭くしていく そんなものだ 世界なんて それが全てに見えてしまうものなんだ  今日は曇り 何も見えない 世界が見えない 見えたこ

          なんて

          TROUVER

          僕らが見てきたものが全て正しいと信じるのなら 全てに光が差すのかと言われれば、もはや光が見えない扉の中に閉じ込められたよう 霞むことがわからない僕は、消えたことにも気づかない 程よくという 自分を見ているようで、他人ばかりを凝視して 自己肯定を持ち合わせることに変なプライドを誇示する日々 ゴールもないし、目的地もない 目指したい座標は確かにあっても、その座標を知っていても、もじもじと口数ばかりが増えていく日々 ただ触れ続け、ただ離れ続け 逃げた先にあるものは

          TROUVER

          吸って吐いて、また

          真っ黒な心 呼んでいるのは どこにいるかもわからない空気 あるはずのないものをあると 幻想の中を彷徨っていく 早く終わってほしいと、幻想の中にいる心は思う 幻想を中から見つめ、外の世界にいる自分は外からその幻想を見つめ その乖離に寂しさを感じ、また幻想に篭る それが行き来った時が、なのかもしれない 体に突き刺さる凍えた心 温めてくれるのは 近くにあるストーブ 見えるものが当たり前にあって 見えないものばかりに思いを馳せる 忙しないと思いたいのか、忙

          吸って吐いて、また

          ぽつんと、そこに

          澱んだ空気の中に ぽつりと光るものがある気がする そう思い込むことが 僕の光になっている ぽつんとひかるその光は どこかにあるわけじゃなかった ここにあった その光が尊いものであることを 静かに咲く花であることを 願っています 霧に包まれた森の中で 光が差し込む場所がある気がする それを探し見つけることは難しいけれど あることを思い続けることが 僕の光になっている 思い込みは僕を腐敗されるかもしれない それそのものは良くないことなのかもしれない

          ぽつんと、そこに