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「決める」ことの大切さと難しさ

これまでの5年間の会社員生活で学んだ最も大切なことは、「決める」ことの大切さと難しさ。何を決めても必ず批判する人はあらわれる。規模が大きくなればなるほど絶対に批判する人が出てくる。極端な話、AかBという判断基準でAを選んだら絶対に批判される。でも、Bを選んでも絶対に批判される。

人は本能的に嫌われたくないという性質を持つ生き物だから、批判されることが嫌いだ。批判されることが嫌いだから、批判されることにつながる「決める」という行為も本能的に避けている。

面白いのは誰かが一度「決める」と、「決めない」人たちが批判しながらも自分の意見を出し始めるということ。なぜなら嫌われないポジションを取れることが約束されているから。

「決められる人」と「賢い人」に相関性はあまりない。世の中には「決められないけど賢い人」がたくさんいるし、大きい会社だとその割合はグンと高くなる。

いずれにせよ、誰かが一度「決めて」しまえば、「決められないけど賢い人」たちが安全圏から良いアイデアを出してくれるようになって、仕事は前に進み始める。その結果、「決めた」人は批判されるけど仕事は前に進むことになる。

会議でも誰かが言い出しっぺになるからこそ議論が進むようになる。言い出しっぺがいない会議は何も進まないし決まらない。

日々の業務に落とし込むと、批判されながらも「決めている人」や、馬鹿にされながらも「言い出しっぺになる人」こそ価値があるし、自分もそうありたいと思う。

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