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介護日記2#30母のペースト食デザート

レビー小体型認知症の母は現在介護5。


意識不明で救急搬送され緊急手術、長期入院。

その結果飲み込みが難しくなった。

リハビリのお陰でなんとかペースト食での食事が始まった。

以前は少し柔らかい物であれば何でも好き嫌いなく食べていた母。

入院中点滴で命を繋ぎ、後に鼻腔栄養。

次第に鼻腔栄養の管を母が抜くといった様子が担当看護師から頻繁に報告される様になり、経口摂取のリハビリを進めてもらった結果、なんとかペースト食摂取可能となり早2年。


退院後、自宅と看護小規模多機能を行き来する生活にも随分慣れてきた。

自宅では好きだった食材を煮込みミキサーと、とろみ剤を利用しながらペースト食を食べてもらっている。

好きな食材。

鯖などの魚、さつまいも、かぼちゃ

柑橘類

食欲はあってどんなメニューでも施設、自宅でもほぼほぼ残さずペロリと完食。

まれに食べれない時は心配になる。

食事は元気の源。


デザートは最初は市販のヨーグルトを食べてもらっていた。元気だった頃も毎日のように食べていた大好物のひとつ。


そんな母に果物を食べてもらいたくて色々試してみる。

柑橘類が好きなのでみかんの季節には皮と薄皮をむいて実をミキサーにかけて、とろみ剤を混ぜ食べてもらっていたが試食してみるとまだ薄皮が若干残り口触りが悪かった。

そこで一旦ミキサーにかけたものを裏ごししてみた。

滑らかになりとてもまろやか。

これなら大丈夫。

母も今まで以上に口を開けるタイミングが早くなって欲しているのが分かる。

みかんは甘いのでそのままでも大丈夫だが、5月の今店先にあるのは甘夏。

甘夏は酸っぱくて少し苦味もあるので皮と薄皮をむいた甘夏をミキサーにかけた後裏ごし。その裏ごしした甘夏とバナナを更にミキサーで撹拌すると甘くて酸っぱいデザートに。

頑張った甲斐あってペロリと母は完食してくれた。

イチゴも安く販売されているのを買ってきて洗った後ヘタを取って冷凍している。

冷凍イチゴを少しだけ解凍させR1ヨーグルトとミキサーで撹拌。

綺麗な濃いピンク色の甘酸っぱいデザートの出来上がり。

酸っぱい物大好きな母の口に合ったようでこちらもペロリと完食。

この他りんご、柚子など楽しんでもらっている。

まだまだこの生活が続くように祈りながら今日もミキサーのスイッチを入れる。

読んで頂きありがとうございます

今日も明日も良いことがありますように(ヒメツルソバ)


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